テラーノベル
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優子の膝下を掬い上げながら、廉は軽々と抱きかかえると、ベッドルームへ足を向ける。
彼の首に腕を絡ませ、精悍な顔立ちに眼差しを送る優子。
けれど、この日の彼の様子は、どことなく違っていた。
意思の強い視線で前を見据え、畏怖のようなものを感じてしまう。
ダブルベッドの上に、彼女をそっと横たわせると、廉は覆い被さり、優子の頭の横に両手を突いた。
「君の過去を…………忘れさせてやる」
廉は、滑らかな首筋に唇を辿らせながら、胸の膨らみを揉みしだいた。
「っ…………んっ……」
艶やかな唇から吐息が滴り、長い指先が双丘から腰へと伝い、彷徨わせている。
廉の手がロングスカートをたくし上げると、白磁の太ももが露わになり、彼に触れられるたびに優子の身体は、ビクッと震えた。
「うぅっ…………んんっ……」
筋張った指先が、スカートのファスナーに掛かり、一気に引き下ろしながら剥ぎ取る。
(廉さん…………今日は……何だか別人みたいに感じるのは……気のせい……?)
衣擦れの音だけが部屋の中で低く響き、優子の鼓動が、大きく波を打つ。
プルオーバーブラウスを脱ぎ捨てられ、ネイビーブルーのキャミソールの裾から、廉の手が侵入してくると、ブラホックを呆気なく外された。
ブラとキャミソールの肩紐を摘み、腰まで引きずり下ろした彼は、色濃く熟れている二つの小さな果肉を見やりながら、顔を寄せていく。
ひとつの尖りを舌先で舐めしゃぶり、泡立つ乳房を揉み上げながら、もう一つの尖端を指先で撫で回した。
「あんっ…………っ……んうっ…………はあぁっ」
優子の唇から、色を含ませた声が漏れ出る。
腰をくねらせ、細い身体を小さく跳ねさせると、下腹部の奥がジクジクと疼き始めた。
「んあぁっ…………感じ……ちゃっ……ううっ……」
淫らな姿で声を上げる優子に、廉は自らの服も荒々しく脱ぎ放った。
ひとしきり優子の胸を愛撫した廉が、眉間に皺を寄せ、やるせない表情を浮かべながら彼女を見下ろしている。
彼の唇が躊躇うように震え、時が凪いだように絡み合う、二つの瞳。
廉は、色白の首筋に顔を埋め、耳朶に舌を這わせながら、微かに声を零す。
「…………優子……」
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