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僕の将来の夢は、作家である…なんて、親に言ったら親に怒られてしまった。
将来安定した仕事につきなさい。なんて言われたところで自分の夢は変わらないだろう。
人は、夢を持ちなさいと小さい頃に言われる。夢がなかった自分は周りと合わせて公務員…だなんて答えていたんだったか…。自分は、その後ずっと小説を読んで過ごしていた。ある時から作家が自分の夢へと変わっていった。
中学三年生になった頃、担任に呼び出され将来の夢を聞かれた。作家です。なんて答えた時担任は実に嫌そうな顔をしてからこう言った。安定した職業につけ、そろそろ現実を見たらどうだ公務員にでもなったらどうだ。
グサクザと刺さるその言葉に僕は何も言えなかった。作家という夢は駄目なんですか…、安定した職業じゃなくても…、自分はやりたいんです。自分は真剣に考えて担任の目の前で言った。…担任から親にもその話は、伝わっていたらしく親にもふざけるなと怒られた。
成績も安定していなかった自分は、親に強制的に勉強をさせられた。
自分は元々勉強は出来る方だったが…中学になりだらけ初め、テスト勉強だなんてやって居なかったしそもそもとして平均点取れれば大丈夫だろう。とそんな甘い考えだったのが悪かったんだろう…。初めての模試で酷すぎる点数たちだった。偏差値は38値ぐらいだっただろうか…。真面目にやばいな…だなんて思い始め作家になりたい!という夢も捨てられなかった自分はもう勉強した。
猛勉強したのと、自分は元々記憶力が高かったのもあり、偏差値70程になった。自分には、行きたい高校があった。それは、我々学院という私立の学校だった。何処かその名前と雰囲気に釣られて自分はその学校へと受験した。
何りよりも、その学校のキャチフレーズに惹かれた。
『夢は必ず叶う…ねぇ、…』
今の自分にはピッタリだった。
その後は、合格通知書が届き本当に安心した。良かった。だなんて友人に言って貰えた。
入学後、自分はまず取り残された。
まぁ、元々として自分は人に自分から話しかけるようなそんな性格ではなかった為話せなかった。中学の頃の友人も彼らから話しかけてくれた為、自分から話しかけて友達になった相手は居ないのだ。
『……、』
まぁ、元々として青葉 鬱。…なんて名前の人間に話しかける人なんていないか。
親が親なら子も子…だなんて言われそうだしな。
鬱なんて、人に付ける名前じゃないなんて言われそうだしな。
部活もどうしたらいいのか分からず体験入部の時はただその場に居るだけ。みたいな感じになってしまい、もう部活はしないことに決めた。
頭のいい場所に来れば、いい友が出来ると思ったんやけどなぁ…。なんて思いながら廊下を歩いていると大きな声が聞こえてくる教室があった。
『…、…なんや、宗教とかなんか?』
あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ…だなんて声が校内を包む。
怖いななんて、思いながらも帰る為にその廊下を通らないといけないため、その宗教みたいな声の聞こえる教室の前を通ると金髪の水色の瞳がギラギラと光る青年と目が合った。
「そこの人、部活とか探しとらん!!?」
何だこのバリ陽キャは…、怖。そんな眩しい笑顔で近づいて来ないでくれ。陽キャ怖い
『…いや、…あの、…僕部活入る気無くて…、』
「そうなんや!なら、俺らの部活の見学に来るとええで!」
『…いや、…だから、僕は』
「ええから!!!」
こっちが良くないんやって!!なんて、言いたいが言えなかった為そのまま腕を引っ張られ連れてかれる。
『一体何処に…、』
ガラガラと音を立てて、目の前のドアを開けられる。…ん?さっきまで聞こえてた呪いの呪文みたいな場所…?終わった。あの宗教部活やんか!!!?は!!?…なんでやねん!!!
??「お、シッマ、…あれ、そいつ誰や?」
シッマと呼ばれたその人は、多分僕の腕を掴んでるこの人だろう…。
??「仮入部来てくれるらしいで!!」
シッマ…さん?…がそう言うとそこにいる人達はおぉ!初めての仮入部やんか!なんて笑顔になる断りずらい雰囲気やなぁ!!?おい!
『いや、…だから僕は、…えっと、…』
どう断ろうかとどもっていると、後ろから話しかけられる。
「仮入部来てくれたんだな?」
後ろからのバリトンボイス、そして赤い瞳…そして、厚…。僕ははい…ということしか出来なかった。だってゲームとかである選択肢がはいかYESしか無いみたいな状況やってん!!!
『ヒュ…、…ァ…ハイ。』
「この部活…演劇部の部長を務めているグルッペンだ!よろしく頼む!!」
これは、個性豊かな演劇部で脚本家を務める事になった僕のお話。