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第68話『封印された真実』
黒龍城。
地下最深部。
なおきり。
じゃぱぱ。
シヴァ。
蒼龍。
四人が目にしたもの。
それは龍ではなかった。
巨大な地下施設。
壁一面に並ぶ古い地図。
数え切れないほどの書物。
そして。
歴代の黒龍王が残した記録だった。
じゃぱぱが辺りを見回す。
「これが……黒龍国の秘密?」
蒼龍は静かに頷く。
「ここは王族以外、誰も入ることを許されない。」
シヴァが一冊の古い書物を手に取る。
そこには中華各国の歴史が細かく記されていた。
なおきりは壁に掛けられた一枚の地図を見る。
現在の中華とは違う。
もっと昔の地図だった。
その時。
蒼龍が口を開く。
「十年前。」
「父はこの地下で、一冊の書物を見つけた。」
「それから父は変わった。」
じゃぱぱが尋ねる。
「その本には何が書いてあったんや。」
蒼龍は首を振る。
「分からない。」
「父は誰にも見せなかった。」
「だが、その日を境に。」
「中華統一ではなく、中華征服を口にするようになった。」
なおきりは静かに考える。
光金王が言っていた。
『黒龍王には秘密がある。』
その秘密は、この地下にある。
その時だった。
奥の書棚から足音が響く。
コツ……。
コツ……。
四人が一斉に構える。
暗闇から現れたのは、一人の老人だった。
白髪に長い髭。
黒龍国の衣を身にまとっている。
老人は四人を見ると、小さく笑った。
「第一王子様。」
「とうとう来られましたか。」
蒼龍が驚く。
「老師!」
老人は黒龍国で代々王家に仕えてきた記録官だった。
彼はなおきりたちへ視線を向ける。
「虹国の方々ですね。」
なおきりは一歩前へ出る。
「黒龍王はなぜ戦を始めた。」
老人は少し黙る。
そして答えた。
「王は恐れたのです。」
四人が息を呑む。
「十年前、この地下で知ってしまった。」
「黒龍国だけでは未来を生き残れないという記録を。」
じゃぱぱが眉をひそめる。
「未来……?」
老人は棚から一冊の古い書物を取り出した。
「これは予言ではありません。」
「歴代の王たちが何百年もかけて集めた情報です。」
「その結論が、黒龍王を変えてしまったのです。」
なおきりは静かに本へ手を伸ばす。
そこには。
黒龍王が戦を始めた理由。
そして。
蒼厳だけが知る真実が記されていた。
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コメント
1件
うわあ…ついに来たね、黒龍城の地下の秘密💭 歴代の王が残した記録とか、老師のひと言