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私「夢ちゃん、言いたいことがあるの…」
夢「どうしたの?」
私「あ、あのね」
夢「うん?」
私「やっ、やっぱり何でもない」
夢「なんか言いたいの?」
私「ううん、大丈夫」
夢「ほんと?」
私「うん 」
桜が咲いたあの日
海「ねぇねぇ、あのさ…」
私「何?」
海「放課後空いてる?」
私「空いてるよ」
海「校舎裏来て」
私「うん、わかった」
放課後
海「○○さん付き合ってください」
私「ごめんね…」
海「わかった、バイバイ」
私「まって…」
海「どうしたの」
私「わ、私持病があるの…だから」
海「そうなの」
私「あのね、あの桜が散るまでが、私の命なの…」
海「えっ」
私「だから、だから、悲しませたくないから」
海「いいよ、大丈夫、付き合って 」
私「いいよ」
桜が少しで散る日
私「夢!」
夢「ん?」
私「あのね、私そろそろ死んじゃうの…」
夢「なんで?」
私「病気で、桜が散るまでが命なの」
夢「えっ、ほんと?」
私「うん」
私「あと、少しだから最後に挨拶でもって…」
夢「うん、ありがと(泣)」
私「明日からは、入院だから」
私&夢「さよなら…」
入院中
海「あと、桜が1つだね」
私「うん」
海「ごめんね、もう少し早くすれば…」
私「良いんだよ」
私「ごめんね」
ピィー
心肺停止の機械の音がなった
海「さよなら…またね」
かすかに聞こえた
またね、ごめんね、さよなら…