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꧁༺┈┈┈┈あらすじ┈┈┈┈༻꧂
世界各地にそびえる巨大な樹「天環樹」。
その太い幹の中では、ソラフネと呼ばれる民族が町を築き、木の子と呼ばれる用心棒たちと共に暮らしていた。
平穏な日々、木の子が向かうのは、天環樹の内部に広がる「樹ダンジョン」。
毎日のように姿を変える迷宮を探索し、モンスターをノックバックさせ、珍しいアイテムや素材を持ち帰る。
集めた素材をソラフネへ渡せば、新しい武器を作ってもらえる。
そうして戦闘スキルと押力を高めながら、木の子たちは天環樹を守っていた。
だが、木の子自身も知らないことがある。
自分たちは、どこから来たのか。
なぜモンスターを倒すことより、押し返すことに長けているのか。
なぜ天環樹から遠く離れることができないのか。
ソラフネに尋ねても、返ってくるのは古い言い伝えばかりだった。
やがて樹ダンジョンの深部から、古い食器や玩具、壊れた武器など、かつて誰かが暮らしていた痕跡が見つかり始める。
さらに、木の子の身体に刻まれた輪を調べると、ソラフネに残された歴史よりも長い年月を生きている可能性まで浮かび上がる。
そんなある日。
天環樹から、音が消え始める。
葉擦れがなくなり、樹液の流れる音も弱まり、樹ダンジョンからモンスターたちまで姿を消していく。
ソラフネに伝わる言い伝えでは、それを「静寂」と呼んでいた。
静寂が訪れたら、持てるものだけを持って天環樹から離れなければならない。
なぜなら、そのあとには樹芯を狙う巨大な天敵モンスターがやって来るからだ。
ソラフネたちが避難を始める一方、天環樹から離れられない木の子は最後まで残る。
そして樹ダンジョンの最深部「根層」で、自分たちの出生にたどり着く。
木の子とは、過去の静寂で逃げ遅れたソラフネだった。
天環樹に包まれ、記憶を失い、次のソラフネを守る存在へ変わった者たち。
木の子が何度も樹ダンジョンへ潜ってきたことも。
押力の高い武器を集めてきたことも。
敵を倒すのではなく、ノックバックさせる能力を持っていることも。
すべては、この日のためだった。
迫る巨大な天敵。
避難を続けるソラフネ。
木の子たちは天敵を倒そうとはしない。
ただ何度でも押し返す。
自分たちがかつて逃げられなかった場所から、今を生きるソラフネたちを逃がすために。
そして一つの天環樹が役目を終えたころ。
はるか遠くの土地では、小さな芽が地面から顔を出していた。
世界中に点在していると思われていた天環樹。
その根は地中深くで、すべてつながっているのかもしれない。
一つの樹の終わりは、次の樹の始まりでもある。
꧁༺┈┈┈┈┈NEXT┈┈┈┈┈༻꧂
#魔法少女
さきいか
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自転車和尚
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コメント
1件
おおお、これめちゃくちゃ熱い世界観じゃん!「押し返すことに特化した木の子」って発想がもう刺さりまくり。戦闘は倒すよりノックバックって、成長曲線も戦略も独特そうで、ゲーム脳にはたまらん。しかも自分たちが過去の逃げ遅れたソラフネの生き残りって…設定にグッときたわ。一つの終わりが次の始まりになる根の繋がりも含めて、SFミステリ仕立てで最高。続き絶対読むわ🔥