テラーノベル
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歌詞パロ
ATTENTION
・一次創作
・歌詞一部改変
※すぐ始まりすぐ終わります。
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雨上がりの駅前で、私は立ち止まったまま背中越しに言った。
「ねえ……欲しかったのはね、『ごめんね』じゃなくて」
彼は何か言いかけて、言葉を飲み込む。
「『愛してる』の一言でいいのよ」
沈黙。
その沈黙が、私たちが積み重ねてきた時間そのものみたいで、胸が痛くなる。
振り返って、はっきり言った。
「貴方のこと、許してないよ」
彼の目が揺れる。
後悔が、言葉になる前で立ち止まっているのがわかった。
「……でも」
少しだけ、声を柔らかくする。
「ちょっとの間は、愛してた」
彼は唇を噛んで、視線を落とす。
「……あぁ」
それは彼の吐息で、
同時に、私の中に落ちた音だった。
――取り返せないと知った後悔と、
本当に終わったと受け入れる気持ちが、
同じ一音に溶けていく_
使わせていただいた楽曲は
Laughingさんのカシスオレンジという曲でした。
ぜひ聞いてみてね
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