月物語
それは 月の輝きが地面を照らすような物語
「ねぇ あの星はいつまで輝けるのかな?」
小さな指の先に光る星
「そうだねぇ… 君が大人になったら教えてあげるよ」
月を見上げる 僕はまだ 暗い星
「知ってるかい? 空も人も本質は同じなんだよ」
君の小さな顔が 僕を見る
「空と人が…? よく分からない」
そんな君に教えるように
「輝いてる星と そうじゃない星があるだろう? でも 皆の目に映るのは 輝いている星だけなんだよ」
「·····やっぱりよく わからないや…」
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