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ご本人様には関係ありません。
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「ふっか」
「!」
「ぁ、ごめん、ふっかじゃわかんな…」
「はいっ!」
「俺、ふっかです!岩本さんですよね?」
俺が名前を呼んだ瞬間ふっかは微笑みながらこっちを向いて、返事をしてくれた。
「え、記憶……」
「あー、記憶自体はまぁ、まだ戻ってないんですけど、亮平さんと話して、色々わかったので、」
「ぇ、あ、あのそれってどこまで…?」
「えーと、俺がみなさんと一緒に仕事してた、ってことくらいです。あと、皆さんの名前とか。」
俺達の関係は、話してない…?
まさか、阿部のやつ本気で奪いに来るんじゃ__
「あ、あの?」
「あ、ごめん。いや、その…」
「じゃあ、俺からいいですか?」
「え、あ、はい。」
「あの、岩本さんが良ければなんですけど、」
「?はい。」
「明日っ、」
「1日だけ俺にくれませんか?」
「え、?」
は?それってどういう…
「実は、昨日お医者さんに、一回外に出てみたらどうだ、って言われて、なんか思い出すことがあるかもしれないし、それに、外での支障がなければもう退院していいってことだったので」
「どうですか、?」
「大丈夫です。」
「良かった…」
「行きたいとこ、あるんですか?」
「いや、その、行くところは決めて欲しくて。その方が何か思い出す確率が上がったりするかなって」
「いや、ほんとに良かったです。さっき亮平さんに頼んだら、用事があるって言われちゃって」
っ、また、阿部との話だ
まあ、そうか、
阿部は毎日来てたんだもんな。
「あの、岩本さん?」
「あ、はいっ!」
「電話、なってますよ?」
「あっホントだ。」
今気づいた。誰だろ、?
……翔太?
「すいませんちょっとだけ、」
「あ、大丈夫ですよ」
「もしもし、どしたの?」
<照っ!ごめん、まじごめん、
「いやどしたの?」
<いや、さっき涼太に説明してたんだけど、俺、カレンダー勘違いしてて、今日、絶対外せなくて、今涼太に怒られてんだよ、だから頼む!照帰ってきてくれ、!
「はぁ、わかった。30分後に行く。」
<ほんとごめん!
はあ、まあ、俺も勘違いしてたからしょうがないけど……
「あの、何かあったんですか?」
「あー、ちょっと仕事で」
「なら、気にせず行ってください」
「ほんとごめん。とりあえず、明日11時頃お迎えでいいですか?」
「はい!わかりました。準備しておきますね」
「じゃ、また明日。」
「では、また明日。」
そうして俺は病室を出た
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「あ、照来た」
「舘さん、阿部ほんとごめん。」
「いやいや、照が謝ることじゃないよ。元はと言えば翔太が悪いんだし」
「本当にすみませんでした。」
「まあまあ、舘さん、翔太も反省してる事だし、」
「そーだ、俺反省してるぞ!それに照をふっかに会わせに行かせたぞ!」
「いや、それ自分で言わないと意味ないから。」
「まあ、それに関しては助かりました。」
「ほら、早く準備!待たせてるんだから、」
「俺ら先行ってるからー」
<ちょっとなんで翔太も来るの
<いいじゃん。別に
「おぉ、ジャスティス……」
「なあ、阿部、」
「ん?どした?」
「阿部明日なんかあんの?」
「…なんで?」
「だって、ふっかの誘い断ったんでしょ?阿部明日オフだし、行こうと思えば行けるじゃん、奪いに来るんじゃなかったの?」
「…そうだね。でも、明日はどうしても外せない用事があるから。」
ほんの少しだけ、視線を逸らした気がした。
でも、その横顔は穏やかに感じた。
「そっか」
「ほらっ、早く行くよ」
よく分からない表情をしてる。
でも、奪おうとしてる時の顔じゃなくなった。
俺は、この表情を信じたいと思いながら阿部の背中を追った。
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