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あの日から―――
瑠衣がホークアイズを訪れることはなかった。
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☀️Side.RUI
『瑠衣…戻ってこい』
唐突に聞こえてきた耳を疑うような言葉に、驚きが隠せない。
「は…なんで、ですか…?」
今の俺からしたらコイツ――父・連城 雅瑠は赤の他人以下だ。
だが、心身ともに、刻まれた傷はまだ癒えない。
無意識のうちに、敬語が紡ぎ出される。
『…瑠雨が、倒れた…
脳障害が残るそうだ』
「え―――」
瑠雨は、世間一般には公表されていないが、同じ血のつながった双子の兄だ。
―――そして、連城家の次期当主であるはずだった。
「だけど…ほら、従姉のミユキ姉さん!
俺たちより2歳年上でしょ?
分家だけど年齢からしたら…」
『本家筋はお前だ、瑠衣』
それとも―――
居場所ホークアイズを潰されたほうが良いのか?
「……っ」
こいつは、本当にやりかねない男だ。
仁とおっさんに何かあったら取り返しがつかない。
瑠衣の背筋が凍った。
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次の土曜日―――
瑠衣は、雅瑠に連れられ、とある人と会うこととなった。
「神流慈無全です、よろしくね、瑠衣くん」
ああ、なんということだろう。
恵美まどかが対峙し、情報をネストに提供したという人物。
その所属組織は、確か―――
「知らなかったのか?
―――連城家は代々ライヘンバッハと繋がっている」
「……っ」
仁の両親を殺し、子どもであることを奪った組織―――
その名前を、ここで聞くなんて…信じたくもなかった。
「会いたいよ…仁、おっさん」
瑠衣の哀しみを表すかのように、冷たい雨が地面を暗く染めていた――――。
コメント
1件
うわあ、ここでライヘンバッハが出てくるのか…。仁くんの両親を奪った組織が連城家と繋がってるって、瑠衣にとってはまさに地獄の選択だね。ホークアイズを守るために、好きでもない実家の跡目を継ぐしかないって、胸が締め付けられる。最後の冷たい雨の描写が、瑠衣の心の冷え切った感じをよく表してて切なかったよ。
1,902
#ホークアイズ、スワロウテイル、ナイトアウル
塩
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