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もうほんと好き…愛してる!
月羽らすん様のリクエストー!
ほんまに、遅れてごめんまじでごめん!
ごめんねーーー!!!!
過去改造あり。過去鬱すぎてワロエナイ。私の性癖あり。今回かぶちゃと御三家&速水飯豊メインかなん。
後半キャラ崩壊えぐい。力尽きた。許せ。
それでは『虐待かぶちゃ』どーぞ!
雨の日の昼下がりのことだった。
飯豊「雨か…ジメジメしてて嫌なんだよなぁ、濡れるし。 」
速水「分かる。偏頭痛とかも起きるしね。」
そんな舎弟たちの会話を聞き、小峠はひたすらに事務作業を進めていた。
小峠「(俺も大嫌いだよ……あー…だる。)」
小峠は雨の日になると機嫌が少々悪くなる。
舎弟や兄貴分たちは低気圧の問題か、と特に気にせずにいた。
実際に口に出さなくても、心の中で雨に対してひたすらに悪態をついている。
小峠「(でも別に雨が悪いわけじゃねえんだよな。たまたま“あの日”が雨の日だっただけであって。)」
あれは、6月の中旬だった。
ちょうど梅雨の時期真っ只中で、毎日毎日雨が降っていたのを覚えている。
まだ小学生だった小峠は、ただ単純に空から水が降ってくるのが不思議で、嬉しくて、楽しくてたまらなかった。
地面にできた水溜まりをのぞきこむと自分の顔が映るのが面白くてしかたなかった。
だけど。
家に帰るといつも笑顔で出迎えてくれるはずの母親の姿がなかった。
父親はいつも居ないし、暴力を振ってくるからどうでもいいけど、この時間に母親が不在だったことは無い。
小峠は不安に思い、雨の中、傘もささずに家を飛び出した。
「お母さん……どこ…?」
母親が行きそうな所、逆に行かなさそうな所。
今まで行ったところ。少しだけ遠いところまで全部全部探した。
いない。
どこにもいない。
体力もつきそうな時、やっと見つけた。
自身の血の海に溺れて。
誰も立ち寄らないような裏路地。
まだ幼い小峠は何が起きているのか理解できなかった。
大切ななにかを失う経験がなかったからだ。
小峠の母親の死因は暴行による脳内出血。
もう助からないことは目に見えていた。
「お母さん……お母、さん…」
何度呼んでも返事は返って来ない。
そこで意識は途切れた。
目が覚めたらいつもの家。
いつ帰ってきたんだろうかと周りを見渡すと、そこには父親の姿。
「お前は本当に馬鹿だな。…チッ、こんなやつ拾うんじゃなかった……」
目が覚めたら唐突に侮辱されますし。
「まぁあのカスも死んだし、これからはもっと自由に生きれるぜ。」
母親のことも色々言われましたし。
この時点でまだ小峠は気がついていなかった。
母親を殺したのは父親だと言うことに。
それからの日々は一言で言えば地獄だった。
毎日毎日暴行暴言は当たり前。
機嫌が悪い時なんかは熱々の熱湯顔面にかけられたり、ライターで炙られたり。
タバコの火を押し付けられたり、ただ単純に首締められたり。
熱湯が運悪く右目に入ったせいで右目は失明するし。
挙句の果てには捨てられて…
そして時が経ち、今や天羽組の中間管理職というわけだ。
小峠「(思い出したくねーこと思い出しちまった……てか、よくよく考えたら俺生きてるの奇跡じゃないか?普通死んでるだろ。既に。)」
天羽組には、右目が失明してること、未だ小峠の体に火傷跡などが残っていることなどは一切言ってない。
軽蔑されて、嫌われて、捨てられたらどうしようという思いでいっぱいなのだ。
そう小峠が憂いていると、後ろから声がかかった。
阿久津「華太、ちょっといいか?お前に客人だ。」
小峠「俺にですか?」
組に、ではなく小峠に客人とは珍しいこともあるものだ。そんな表情をしながら組員たちは、阿久津と小峠の会話を見守る。
小峠「分かりました。」
そうして小峠は事務所から出ていった。
小林「華太に客とか珍しーい。」
和中「なんの話だろうか。」
野田「ま、どうせシノギ関係だろ。気にするこたぁない野田。」
そして小峠が客人を待たせている部屋に到着する。
そして部屋に入った時、事件は起こった。
小峠「失礼します、小峠で……す……」
父親「よぉ、久しぶりだなぁ華太。」
地獄の悪魔降臨。噂をすれば何とやら。
そんなことを言っている場合では無い。
何故ここにいるのか。なんでここが分かったのか。なんの用で来たのか。なんでいまさら。なんで捕まってないのか。また、『殴られる』『蹴られる』『首を絞められる』『熱湯をかけられる』また……
そんな思考が小峠の頭の中を埋め尽くす。
だが伊達に武闘派をやっている訳では無い。
小峠は内心めちゃくちゃ怯えながらも言い返して見せた。
小峠「…今更何の用だ?お前に名前を呼ばれる筋合いなんてない。」
父親「まぁそんなに警戒すんなって。ちょっと金貸してほしいだけだよ。持ってんだろ?」
そして父親は小峠に対し、金をせびり始めたのだ。
考えうる中で最低最悪の答え。
小峠「断る。今すぐ俺の目の前から消えろ、この人殺しが。」
無論小峠は拒否をする。
だが父親の行動は早かった。
父親「あぁ!?口答えすんのかこのクソガキ!」
なんと父親は懐からバールを取りだして小峠めがけ振りかざしたのだ。
まさか小峠も暗器を隠し持っているとは思わず、反応が遅れる。
小峠「なっ!(しまった油断した!これは避けられねえ!)」
ゴッ、
鈍い音が部屋の中に響く。
小峠の頭からはダバダバと鮮血が溢れ出し、視界を塞ぎ、白いスーツを瞬く間に赤色に染める。ついでにメガネも割れた。
だがそれでも小峠は立ち上がって見せた。
小峠「……ハッ、残念だったな。こんなんじゃ俺は殺せない。」
父親「あぁ…?」
だがバールをモロに食らっているのである。
次まともに食らえば命に関わるだろう。
小峠「(…まじでやばい。立ち上がったはいいけど次躱せねぇ……)」
そしてまたバールが襲いかかろうとし、小峠は固く目をつぶった、その時だった。
小峠「……?」
バールが当たらない。
そう思ってあまり見えない視界を戻す。そこに居たのは…
飯豊「おいジジィ……俺の兄貴に何してくれてんだ…?あ?」
速水「はい、写真撮ったから。もう逃げられないよ、お じ い さ ん ?」
父親「誰だおまえら!?」
飯豊と速水が駆けつけたのだ。
二人は未だかつて見た事ないような鬼怖い表情をして睨みつけている。
バールは飯豊の手によって空中でストップしている。
小峠「なん……で……」
速水「小峠の兄貴!酷い怪我です!氷室さんとこ行きましょう!」
速水はさっきのエグ怖い表情から、いつものわんこフェイスに速攻で切り替え、小峠を秒でおんぶした。
小峠「わり……ぃ……」
そして小峠の意識は落ちた。
するとドスのききすぎた声で速水が飯豊に言う。
速水「飯豊君、殺しちゃダメだよ?そいつは簡単に死んじゃダメだから。今伍代さんから情報上がったから、まとめて例のグルラ(小峠大好き過激派たちのグループLINE)送っとく。」
飯豊「了解。小峠の兄貴は任せた。…喋れるように顔面は狙わねえから安心しな。小林の兄貴たちも呼んどいてくれ。」
速水「おっけー。よろしくね。」
そして速水は気絶した小峠をかかえ、廊下に出ると、事務所全体まで聞こえるように大声でこう言った。
速水「スゥー………みなさーん!小峠の兄貴に手を出したジジィがいるので潰してくださーい!!!ちなみに詳細はグルラに送ってあるんでお願いしまーす!!俺は兄貴を闇医者まで届けてきまーす!!」
そう叫ぶが否や、競歩かというレベルの凄まじい足音が色々な方向から聞こえてくる。
あとは任せた、と速水は早々に闇医者へ向かった。
まあ父親はどうなったかは、皆さんなら容易に想像できるであろう。
そして数日後闇医者にて。(会話文のみ)
小峠「…まじでご迷惑をおかけしました……」
小林「迷惑なんかじゃねえってば。」
和中「たまには俺たちも頼れ。」
野田「だいたい、お前は隠し事が多すぎなんじゃい。そんなに俺らが信用出来んかったんか?」(全部バレた)
小峠「いえ…その、失望されちゃうんじゃないかと……」
三人『んなわけないだろ。』
小峠「え?」
小林「そんなんで右往左往しねぇし。」
和中「その通りだ。飯豊と速水がたまたま通りかからなければ、お前は死んでいたかもしれないんだぞ?」
野田「そっちの方がよっぽど嫌な野田。」
小峠「っ……」
小峠は雨の日がちょっとだけ、好きになったとか。
終わり。
終わり方どした。雑。は?駄作。は?み?
ほんとに反省してます…日に日に下手くそになっていきますが、お許しを。
お次はゆう 様のリクエストで天王寺組と付き合ってるかぶちゃですお。
お楽しみにん