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第十八話「証明不能のデザートナイフ」


🔪舞台:嘘の余熱に包まれた部屋


部屋の空気は静かだった。

インクの匂い、乾いた紙の裂け目、

そして――“殺意”の気配が完全に消えた部屋。


だがユリウスの背中を流れる汗は、止まらなかった。


目の前のミトラは、

白いワンピースの上に、黒いベストを羽織っていた。

首には青いインクが滲んだスカーフ。

その目は、最初と違って“艶を持っていた”。




🔪ミトラの仕上げ


「最後の嘘を、書きましょうか。」

ミトラは口元に微笑を浮かべる。


彼女のペン先が、ゆっくりとノートの端を走る。


『ユリウスは、ミトラを疑わなかった。』

『彼は、優しい観察者だった。』


ユリウスの表情が歪む。

脳が、違和感を“書き換えられて”いく。




🔪スケアリーの実況「言葉のデザートナイフ」


「キターーーーーー!!!!!!!!」

スケアリーは紙の束を抱きしめて転げ回る。


「これよこれ!!!“最後の一文字”ってのはね、

甘すぎて、食べた瞬間に“嘘と真実”の区別が吹っ飛ぶ”やつなの!!!」


「しかも、ナイフが刺さるのは“言葉”じゃない……脳の記憶領域”!!」


「このデザート、

**“証明不能”って名前のミルクムースに、殺意をちょっとだけ添えてるのッ!!!!」」




🔪ユリウス、反撃の兆し


ユリウスは拳を握る。

目が――揺らがない。


「……無理だ。俺には、騙されきれない。」

「君は、俺の夢に出てきた……“犯人の香り”が、まだ残ってる。」


ミトラの手が止まる。


「……じゃあ、最後に本当に“消す”ね。」




🔪スケアリーの震え


スケアリーが、息をのんだ。

まさか――このタイミングで“本当の殺意”が出るとは。


「う、うわ……ッ!?」

「これはただの“嘘の料理”じゃないッ……!!」


「**本物のデザートナイフが振り下ろされる!!!!」」




🔪ミトラの暴走


『ユリウスは死んだ』

『ユリウスは自分で落ちた』

『ユリウスは、犯人だった』


何重にも重ねられた“嘘の斬撃”。


ペンは紙を裂き、言葉は現実を突き刺す。

ユリウスの視界がグラつく――が、


「俺は、“まだ決まってないこと”しか信じない。」




🔪ユリウスの一言で崩れる世界


その言葉が放たれた瞬間、

部屋の文字が**“判定不能”**として崩れ始める。


ミトラの手が止まる。


「……え?」




🔪スケアリーの絶頂コメント


「はい優勝~~~~~!!!!!!」

「ユリウスの反論がッ!!“デザートナイフの柄を折った”!!!!!」


「このラスト、“甘さを拒否した無糖脳”の美味しさよ!!」


「ミトラは……ミトラはさぁ……

**“味が完成する寸前で、火を止められた”スイーツなんだよォオオ!!!!」」




🔪ラスト:ミトラの囁き


崩壊した空間の中、

ミトラはポツリと呟いた。


「でも……ほんとは……

あなたに、“騙されてほしかった”だけだったのに。」





次回 → 第十九話「静寂と腐敗のマリネ」

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