TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

サボってました…(スイマセン)

設定は第1話でよろしく。


✄——————-‐✄

夜、誰もいない神殿の跡地に、ひとつの寝息が落ちていた。

 遠形みわこは、海風がかすかに吹き抜ける石の上で、目を閉じていた。


 眠っている――というより、“夢に潜っている”。

 それは彼女の能力、「夢紡ぎ(ドリームステッチ)」による精神の漂流。

 海の神が残した記憶と、どこかで繋がっている“深層”を探るための、危険な行為だった。


 (海の神様……あなたは、まだそこにいるの?)


 心の奥で呼びかけたその瞬間、

 視界が音もなく反転した。



 そこは、水のない海だった。


 上下も左右もない。空間すべてが、澄んだ青に染まっている。

 海のようでいて、水はなく、息もできる。

 声さえも、響かない。

 それでも、みわこは確信していた。


 ――ここは、海の神が眠る場所。


 そして、彼はそこにいた。


 巨大な波のような気配を背に、

 凛とした瞳を持つ青年が、静かに立っていた。

 髪は濃い青にたなびき、衣はまるで潮流そのもののように揺れている。


 海の神。

 かつてみわこがすべてを捧げて仕えていた、誇り高き存在。


 彼は、言葉ではなく、“意志”で語りかけてきた。


 『我が信徒よ……時が満ちる』


 みわこは目を見開いた。


 『空が、己の絵筆を振るう時、世界は“塗り替え”られる』

 『その時、お前は問われるだろう』

 『誰の物語を、生かすか』


 その声は、静かだった。

 だが、確かにそこに、怒りと、悲しみと、そして――

 信頼があった。


 「……わたしは……わたしは、あなたの“意志”を守れる?」


 そう問いかけた瞬間、海の神の姿が揺らいだ。

 やがて、潮の流れのように溶けて消えていく。


 そして最後に、確かに聞こえた。


 『夢を編め、みわこ。真実は、眠りの底にある』



 ぱちん。


 目を開けると、夜空が広がっていた。

 頬を伝う涙の感触に、みわこは気づく。


 「海の神様……あなたの言葉、ちゃんと……聞こえたよ」

✄——————-‐✄

loading

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

1

ユーザー

ファンタジー書くの上手くないっすか、?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚