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僕の彼女は暑がりだ。
真冬の寒い時でも、クーラーはつけないにしても扇風機が近くにないとダメなくらい。
そんな彼女とは相対して僕はすごく寒がりだ。
全くの正反対の僕達だけど、それでも僕は彼女が大好きだ。
彼女が作ってくれる手料理は全て美味しいし、何より一緒にいてすごく落ち着けるからだ。
僕たちが出会ったのは彼女のバイト先でだった。
彼女「いらっしゃいませ〜あれ今日も来てくれたんですね!嬉しいです!」
僕「たまたま近くを通ったからね。いつものをくれる?」
彼女「はーい」
僕(いつも思うけど、彼女は仕事をテキパキとこなしてて、凄くかっこいいなぁ…僕も頑張ろうっと。)
クレーマー客「おい!おいこら!そこの姉ちゃん!」
彼女「は、はい!どうか致しましたでしょうか?!」
クレーマー客「どうか致しましたか?だと?!これ見てわかんねーのかよ!」
そういうとそのお客さんは食べかけていたパンを差し出して見せてきた。
彼女「あ…」
クレーマー客「パン食ってたらよ、虫、出てきたんだけど???これ、どーしてくれんの??」
彼女「申し訳ありません!只今別のものとお差し替えをー…」
クレーマー客「あー、そんなのいいから、返金。してくれよ。な?」
彼女「あ、はい!分かりました。でしたらご購入した時のレシートを…」
クレーマー客「あぁ?!レシートだと?!んなもんいちいち取ってるわけねーだろ!いいから早く!金だけ寄越せよ!!」
彼女「きゃっ…お、お客様…は、他のお客様もいらっしゃりますので…大声などはお控え願い頂きますと…」
クレーマー客「あぁ?!テメェが対応スットロイからいけねーんだろ??それとも俺が悪りぃつっーんのかよ?!」
彼女「で、ですから…返金は致しますのでレシートの方のご確認をー…」
クレーマー客「レシート、レシート、ってそれしか言えねーのかよ?!ったく、太ってる奴はやっぱり仕事おせ〜んだなw」
彼女「…申し訳…ありません…。」
そう言って私がこれ以上大声を出されては他のお客様に迷惑がかかるからと返金の対応をしようとした時だったー
僕「ちょっと待ってください!」
彼女「え…?」