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第三話「湯気の向こうは立入禁止」
シェアハウス生活、三日目の夜。
夕食後。
🧡「よっしゃー!今日は俺一番風呂いってええ?」
💜「リーダー特権?」
🧡「せや!まとめ役は疲れるんや!」
🤍「今日一番寝てたけどね」
🧡「それは言わん約束やろ!?」
向井はタオルを肩にかけ、浴室へ向かう。
その背中を、なぜか全員が見送る。
🩷「ねぇ…なんで全員見てるの?」
💛「いや別に」
💙「なんとなく」
❤️(見たいから見る。それだけ)
⸻
数分後。
浴室から歌声。
🧡「♪ふふん〜〜〜〜〜〜」
💜「いや、音程どこいった?」
💚「楽しそうだねw」
🩷「なんか…覗きたくなる!」
💛「おい、やめろ」
⸻
そのとき。
目黒がふと立ち上がる。
🖤「……ねえ」
全員が振り向く。
🖤「一緒に入る?って言ったら、どんな反応するかな」
💚「めめ?何を言っているのかな?」
💙「こら、目黒!」
🖤「冗談冗談」
🤍「冗談の顔してないー!」
🖤「ちょっとからかうだけ」
🧡「♪お腹がBREAKOUT〜〜♪」
無防備な歌声。
🖤「……いける気がする」
目黒が立ち上がる。
💜「ちょ、待て」
❤「本気か?」
目黒はノックする。
コンコン。
🧡「はーい?」
🖤「康二」
🧡「んー?」
🖤「広いよな、その風呂」
数秒の沈黙。
🧡「……うん?」
🖤「一緒に入る?」
リビング、全員総立ち。
🩷「おい!!!」
💜「ほんとに言いやがった!!」
💛「目黒を止めろ!!そしてカメラも止めろ!!」
💙「ダメに決まってんだろ!」
💚「企画変わるわ!!」
🧡「え?」
🧡「え!?ちょ、待って!?なんで!?」
🧡「いやいやいや無理無理無理!!」
🖤「なんで?」
🧡「なんでってなんでやねん!!恥ずかしいわ!!」
💙(恥ずかしがるのかよ)
💜(そこは天然でOKしないんだな)
🤍(ふぅ…安心安心)
🖤「ふっ…w冗談です」
🧡「心臓止まるわ!!」
中からバシャッと音。
目黒が戻る。
🩷「ったく…お前な!!」
🖤「面白かった」
💛「笑えねぇよ」
⸻
数分後。
向井が出てくる。
髪濡れて、タオルで拭きながら。
🧡「ほんま心臓に悪いわ……」
湯気の匂いと、石鹸の香り。
そして照れた表情。
全員が一瞬黙る。
🧡「なに?…俺なんか変?」
💙「変」
🧡「え!?」
💙「……可愛い」
全員「は?」
💙「……いや、なんでもない」
🧡「やめてや!照れるやん!」
本気で赤くなる。
宮舘が静かに向井の髪を拭く。
❤️「ちゃんと乾かさないと風邪ひくよ」
🧡「ん、ありがと、だてさん」
距離が近い。
🖤「……また距離近い」
🤍「はいはーい!次俺入るーー!」
全員(え、ずるい……)
全員(だって向井の浸かったお湯でしょ?)
それぞれの胸には、さっきの光景が焼き付いている。
湯上がりの姿。
濡れた髪。
照れた表情。
ーー1週間、もつだろうかーー
一方、向井は——
🧡「次はみんなで、また温泉ロケとかええな!」
まだ何も気づいていない。
つづく。