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一瞬何を言われたか理解できなかったが次第に理解して顔が熱くなる。
「じ、自分でって……」
「言ったろ、お仕置だって」
そう言うと尊さんはいつの間に用意したのか
近くのベッドサイドに置いてあるローションのボトルを手に取ると中身を手のひらに出していく。
その様子を見ているだけでドキドキしてきた。
「ほら」
「あ……うぅ……」
尊さんに言われた通りに自分の下着に手を掛けてゆっくりと下ろしていく。
全て脱ぐと隠すように膝を立てて座り込む。
「全部見えるように脚広げろ」
有無を言わせない圧力に従う他なくて俺はおずおずと脚を開いてみせる。
恥ずかしさでどうにかなりそうだ。
「もっと」
「っ……!」
尊さんの命令に逆らえず更に大きく開くと後孔までも晒すことになる。
それがとても恥ずかしくて視線を逸らす。
「……っ…ぅ……」
「綺麗だ」
尊さんがポツリと呟く。その言葉だけで顔がカァっと熱くなるのを感じた。
「触るぞ」
そう宣言されて尊さんの手が俺の中心に触れる。
先端から根元まで優しく撫でられてそれだけでも十分感じるのだが
決定的な刺激にはならないせいで余計にもどかしくなる。
「たけるさん……」
催促するように名前を呼べば応えるように上下に擦られて腰が揺れる。
先走りのおかげもあって滑りが良くなり徐々に速度が増してくる。
「あっ……はっ……んんっ……」
気持ち良すぎて何も考えられないくらい蕩けてしまいそうになる。
「雪白……」
熱を帯びた声で呼ばれてドキッとする間もなくキスされて舌を絡め取られる。
口腔内を犯すような激しい口付けに頭がクラクラしてくる。
「んんっ……ふっ……んむっ……♡」
角度を変えながら何度も繰り返されると次第に呼吸困難に陥り始める。
酸欠状態になり意識が朦朧としてくると
漸く解放されて荒い呼吸を繰り返す。
「はぁ……はぁ……」
虚ろな表情のまま返事をすると尊さんは満足気に微笑んでから指を這わせてきた。
「ここ慣らすぞ」
「……っ」
グチュリ……と卑猥な音を立てながら尊さんの長い指が侵入してくる感覚に背筋がぞわりとする。
異物感はあるものの痛みはないことに安堵していると、中の壁を探るように動かされて変な気分になってくる。
「んんっ……はぁ……」
暫く中を解していた指がある一点を掠めた瞬間ビクンッと身体が反応した。
「ひゃあっ!?」
突然訪れた強い刺激に身体を仰け反らせると尊さんはニヤリと笑った。
「ここか」
確信を得たように同じ場所を責め立ててきてその度に電流のような快楽が全身を駆け巡っていく。
あまりの快感に怖くなって逃げようとしても腰を掴まれてしまっていて動けない。
「やっ……そこダメェ……♡」
弱々しい声で訴えるが聞き入れてもらえるはずもなく容赦なく責められ続ける。
「雪白、お前ココ好きだもんな」
図星をつかれてカァっと顔が熱くなる。
恥ずかしくて堪らないのに身体は正直に反応してしまう。
「ぅ……んんっ……♡」
恥ずかしくて死にそうなくらいなのにそれすら快楽へ変わってしまうなんてどうかしている。
でも今はそんなことはどうでも良かった。
一刻も早く楽になりたい一心だった。
「たけるさ……もう……っ♡」
縋るように名前を呼ぶと尊さんは小さく笑って
「可愛いな」と呟いたかと思うと
指を引き抜かれて
尊さんは俺を見下ろしながら、指についた白濁食の液を目の前でペロッと舐めて
俺は羞恥心に襲われる。
「あっ……やだ……汚いですよ……っ」
「雪白のだ。汚くないだろ」
尊さんはそう言って笑うと
「そんなことよりお前……もう腰揺らして期待してるじゃないか」
俺のペニスは壊れそうなほど勃ち上がっていて先走りがトロリと流れ落ちていた。
羞恥と絶望がない交ぜになって涙目になる。
「雪白は淫乱だよな」
「ちがっ……!」
否定しようとすると口を塞ぐようにキスされて何も言えなくなる。
「違わないだろ」
尊さんは俺の耳元で低く囁くと舌を入れて執拗に絡めてくる。
「っ……」
脳髄まで溶けてしまいそうな程濃厚なキスに思考が麻痺して何も考えられなくなってくる。
「んんっ……」
必死に鼻呼吸をしていると唇が離れていき銀糸が伸びてプツンッと途切れる。
早く触って欲しい
挿れてほしい
ぶち抜いて欲しい
怒ってる尊さんに壊れそうなほど突かれたい
高速ピストンされたい
尊さんに死ぬほどイかされて犯されたい
なんて思うのに、彼は俺を見上げて
首筋を噛んだり舐めたり耳朶を舐めてくるだけでなかなか肝心なところには触れてくれない。
「っぅ……」
焦らされて辛くて泣きそうになると尊さんは楽しそうに笑って
「どうした、言いたいことがあるならちゃんと言え」
と意地悪なことを言う、わかっているくせに。
悔しくて目に涙を溜めていると、尊さんは宥めるように俺の目尻に軽く口付けを落とした。
「っ……うぅ〜……尊さん…挿れて…っ」
「まだダメに決まってるだろ」
そう言われて再び秘部に触れられてビクリと体を震わせる。
「指で我慢しろ」
二本の指で前立腺を挟み込むようにしてグリグリと強く擦られたかと思えば
今度は優しく撫でるように弄られて
またもや達してしまいそうになるがイキそうになる寸前に止められるせいで
行き場を失った快楽が身体の中で燻って苦しい。
「んんっ……やだぁ……なんでぇ……っ」
悲痛な声で訴えると尊さんはフッと笑った後に
「雪白、そんなにイきたいなら今俺の目の前でアナニーしろ」
「へ?」
唐突に告げられた内容に頭が追いつかなくて間抜けな声が出る。
「聞こえなかったのか?ケツ使って一人でしろって言ってるんだ」
尊さんは真顔で俺を見つめている。
「っ……わ、わかりました……」
羞恥に耐えながら返事をすると尊さんが手を離したので
恐る恐る自分のアナルに触れるとそこは既に濡れていて
指を伸ばしてアナルに挿れてみらと、ヌチャっと粘ついた音が響く。
尊さんに見られていると思うと余計に恥ずかしくなってきて顔が熱くなるのを感じた。
「んっ……はぁ……」
ゆっくりと扱くように動かすとゾクゾクとした感覚が込み上げてくる。
「はぁっ……あっ……んっ……♡」
「ほら、もっと足開いてちゃんと見えるようにしろ」
尊さんに命令されて仕方なく従うとM字開脚になる。
尊さんは俺の痴態を見て楽しんでいるようで興奮している様子だった。
それを見ると余計に気持ち良くなってしまってすぐに限界を迎えそうになる。
「あっ……やっ……んっ……」
「俺の許可無くイったら、今日は何もしてやらない」
今にも射精してしまいそうな先っぽを大きな手のひらで塞がれて射精欲をぐっと我慢する。
「はぁ……っ…うぅ……」
苦しさで涙が滲んできて視界がぼやける。
それでもなんとか堪えて懸命に続けていると尊さんは満足げに笑って
「もう一度聞くがな、…他の男にチョコ教わるために家なんか行って……雪白は本当は田中みたいな奴が好みなんじゃないのか?」
「っ……ち、違います…おれが、しゅきなのは…っ、尊さん……だけです……っ!」
喘ぎながら必死に答えれば尊さんは満足したように微笑んでから
「……だったら恥ずかしかろうが続けろよ」
「……っ、」
(たけるさん…っ、今まで見たこともないみたいに キレてる……っ、こんな、こんな尊さん…っ)
レア過ぎて興奮する…勃起止まんない…!!
「雪白はこうやって攻められる方が興奮する変態だもんな?」
「うぅ…っ、変態って…言わないで……」
「……お前は気づいてないかもしれないが、お前が他の男に愛想振りまいて2人きりになってる時点で嫉妬で狂いそうなんだからな」
尊さんの瞳の奥底には静かな狂気が渦巻いていて思わず身震いするほど恐ろしかったが
それ以上にゾクッとした快感があったのは事実である。
そしてそれが酷く心地よくもあるのだった。
(尊さんが、嫉妬してくれてる……)
改めて実感させられた瞬間だった。
「たけるさ……んっ♡好き……っ好きなんです……許して、ください……っ!」
涙でグシャグシャになった顔で懇願すると尊さんは困ったように笑いながら
「後ろで、ひとりでイけたら許してやる」
と低い声で囁かれゾクッとする。
「は、はいっ……」
尊さんの言いつけ通りに自慰を再開すると
先程よりも激しく動かして絶頂を目指すがなかなか達せず苦しくなってきた頃に
「なぁ……雪白」
不意に尊さんの声が降ってきて反射的に顔を上げると尊さんと目が合いドキッとした。
「もっと脚開け」
命令されて大人しく従うと恥ずかしい部分が露わになる。
「……っ…や、やだ……」
尊さんの前で自慰行為をするなんて初めてだし
今まで誰にも見せたことがない自分の姿を見せることに抵抗を感じたが
尊さんが喜んでくれるなら……と思う一心で。