コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
セカイノハジマリ 第4話
「ここね。」
「全力で取り掛かりましょう。出来ればC班を呼びたくないのです。」
「そうだな」
「…C班が来るってことは私達が死にかけの時って事よね。」
「そうだよ。」
「何をしているんだ!!」
「「「「?!」」」」
「わ、私はここの工場長だ!立ち去れ!!」
「どういうことです?」
「い、いいから早く!奴が……奴が来る!!」
?「お”ぉいッ”!!!」
「ひゃあああッ、、、!!」
「どうしましたか!」
「な、なになに〜…」
突然。本当に突然。辺りが闇に包まれた。そんな気がした。オーラだ。
?「バラシやがったな。クソ野郎が。”2度目は無い”って言ったよなぁ”?!お望み通り殺してやんよ!おら”ァァッ”“!!しねえええ!」
「弱いものいじめは…よくないですね」
ヴァイスが勢いよく飛び出し、工場長と名乗る男の前に移動する。そして男が振ったナイフを握る。
「お前…殺し屋だな??クックックッ……」
『急げ!ヴァイスの近くに行くんだ!』
「お父さん?!いきなり喋ったぁ?!」
『いいから!』
「俺は殺し屋が嫌いなんだ。とっとと失せなぁ”!じゃないと!こうだぞ!」
「う”ッ、」
「「リック!!」」
「いきなり狙うなんて反則よ!!」
『やめろ。アメール、カカオ。落ち着くんだ。』
「友達を…傷付けられても冷静でいろなんて…」
「い、いいんだアメール」
「落ち着いてください!」
「ヴァイスだって!ナイフ抜かれて手怪我してるし、さすがに見過ごせない。あんたは…ここで殺す!!」
私はもう止まらない。感情が分からない。だから、
「絶対に許さない!!!」
私は即座に”能力”を使う。私の能力は…武器を作り出してすぐ攻撃出来る。ホント一瞬の間に武器を作り出し、ノータッチで投げれるし、刺せる。
「しねええええ!!」
「お前…!クックックッ…」
「アメール!やめるんだ、、って」
「カカオ!右からカカオに攻撃が来ます!避けてくださッ…」
「左だ馬鹿!!」
「っ!?!」
「…カ、カオ……?っ、え?」
思考が止まる。今の間にヴァイスは頭を蹴られ、カカオはみぞおちを刺され、リックも肩を刺されてる。
「…え、、」
『アメール!一時退戦だ!逃げるぞ!』
「ッ…!!」
「ふざ、、けんな!!」
「カカオもヴァイスもリックも!!みーんなみんな!傷付いた…!!許せない……ッ!!殺す!」
「やれるもんならやってみろ!!クックックッ…」
私は攻撃を続ける。奴の肩に銃弾を撃ち込み、体にナイフで切り傷を着けた。でも…それは私も同じ。左手に切り傷を付けられ、足元を銃弾がかすった。
「…っ、」
カカオたちは…。振り返るといなかった。お父さんからの声が耳元に響く。
『みんな避難させた。帰ってきなさい。』
そんな優しい声。だけど、もう止まれない。
「殺すしか…ない」
私は足で体制を立て直し、銃を構えた。その数26。絶対に殺すために。全てを奴に向けて撃った。しかし、1弾は足に当たり、もう1弾は脇腹をかすった。それ以外は全てハズレ。凄まじい戦いだ。全く。そう思った瞬間。私の体が宙に舞った。
「かッ”はぁ、っ”ぁ、」
苦しくて情けない声を出す。さすがに無理だ。こんなの。
「ぐ、あ”ぁ、」
「情けないなぁ…。でも、俺をここまで追い詰めるやつは初めてだ。」
「、調子に”ッ乗んなよ、私より強いやつは…ッ”ごまんといる”…からね、、、ッ」
苦しい。息ができない。肺を圧迫され、喋るのもしんどい。でも追い詰めたからには…勝たないと。私が立とうとすると、頭に打撃を加えられる。クラっとしえまた寝そべるような形になると…
「アメール。頑張りすぎだ。」
「…えっ”?」
私はもう一度宙に舞う。だけど優しくふわりと。気が付くと、カカオに抱えられていた。
「…カカ、、オ…ッ”なんで…来たの、、”?怪我…がッ」
「アメールの方が重症じゃないか。」
「降ろしてよ、、!まだ戦える!!」
「もう無理だ。」
フラフラとする頭をどうにかしようとすると、眠気が来た。
「…戦えるから、、っね”、、?」
「ダメだ。」
『カカオ!アメールを連れて早く帰ってきなさい!アメールが危ないわ!』
お母さんの声がして。苦しくて、眠りについた。