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#作者干渉型コメディ
澪彩の引き出し【サブ垢】
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yozakura🌸
349
ゆきまる
MaruM
117
第二十七話「追い越すために」
戦場。
ゼノとユーマ。
互いに一歩も引かない。
剣が何度もぶつかる。
ガキィィン!!
ユーマは距離を取る。
息は荒い。
(強い。)
(まだ届かない。)
ゼノは静かに笑う。
「どうした。」
「覚悟はその程度か。」
ユーマは剣を握り締める。
その瞬間――
頭の中に古流斬との修行が浮かぶ。
⸻
回想
古流斬
「お前の夢は何だ。」
ユーマは少し照れながら笑う。
「僕は。」
「古流斬さんを超えたい。」
少し間を空ける。
「神城怜も。」
「超えたい。」
「やっぱり。」
「もっと強くなりたい。」
古流斬は笑った。
「いい夢だ。」
「じゃあ。」
「もっと考えろ。」
ユーマは首を傾げる。
「考える?」
古流斬は頷く。
「神城の能力。」
「一瞬だけ意識をずらせる。」
「だが。」
「能力だけじゃない。」
「相手の裏を取れば。」
「能力が無くても。」
「意識はずらせる。」
ユーマは驚く。
「え?」
古流斬は笑う。
「戦いは。」
「能力だけじゃない。」
「技術。」
「読み。」
「フェイント。」
「全部合わせて勝つ。」
ユーマは笑った。
「……その技術。」
「もらいます。」
古流斬は軽く笑う。
「勝手に盗め。」
⸻
回想終了
ユーマは目を開く。
「……そうか。」
ゼノが突っ込んでくる。
「終わりだ!」
ユーマは真正面から迎え撃つ。
しかし。
途中で足を止めた。
フェイント。
ゼノの視線が一瞬ずれる。
その瞬間。
ユーマは真横へ回り込む。
ゼノの死角。
「なっ!?」
ゼノが初めて驚いた。
ユーマは笑う。
「神城だけじゃない。」
「能力がなくても。」
「裏は取れる。」
ドォン!!
強烈な一撃がゼノに入る。
ゼノは数メートル吹き飛ばされた。
神城怜は遠くから見て笑う。
「ユーマ……。」
「技術を覚えた。」
ゼノは立ち上がる。
口元の血を拭く。
そして静かに笑った。
「なるほど。」
「古流斬の技術か。」
ユーマは剣を構える。
「まだまだ。」
「教わったことは全部使う。」
ゼノも剣を構え直す。
「面白い。」
「その成長。」
「俺が止めてやる。」
再び二人が激突する。
今度は互角。
勝負の流れが少しずつユーマへ傾き始めていた。
⸻
第二十七話 完
コメント
1件
もう、めっちゃ良かった…!🔥 ユーマが「古流斬さんを超えたい」って素直に夢を語ったシーン、胸が熱くなったよ。能力だけに頼らない、技術・読み・フェイント——全部を盗んで自分のものにするスタイル、かっこよすぎる。 ゼノの死角を突く場面、神城の動きを思い出させるあのフェイント、痺れたね…!「技術を覚えた」って怜が微笑むのも、すごく好きだよ。 ユーマの成長が眩しい1話だった。次も絶対読むね🤍