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毎日ミンミンと鬱陶しい音が聞こえてくるこの季節…そう、夏!
犯罪者も犯罪をするのが少し嫌にもなってくるほどの暑さ、それは警察や救急隊など他の職業も一緒であった。
暑い夏を乗り切りろうと警察が考えたのは…
「ホラー映画鑑賞をしよう!」
会議室で署長によって放たれたこの言葉は、他の警官があんぐりと口を開くほどストレートなことだった。
「…それ、会議室で話す内容っスか?」
「つぼつぼにしては真面目なこと言うな」
この俺、つぼ浦匠はホラーが苦手だ。理由は簡単、怖いから。それにしても会議室で話すような内容ではないだろう。
「それで、いつ観るんだ」
「キャップはノリノリじゃないっすか」
「この映画鑑賞は、3人ほどのグループを作ってそれぞれ観てもらう!」
「え!じゃあオレらだオと!」
「じゃあ俺も~」
「わかった、らだおマンゴー成瀬グループ」
早速1つ目のグループができあがった。早すぎんだろ。
そもそも強制参加っぽいのが気に食わないが仕方がない。
「つぼつぼ、私と観よう」
「えぇ…キャップとすか」
「嫌なのか??」
「別にいいっすけど…2人じゃないですか」
「じゃあ馬ウワーもな」
「まあいいだろう!」
その後の会議でグループ分けが終わり、俺のグループはキャップと署長らしい。チクショウ、ホラーは本当に嫌だ。
「じゃあ今日の夜は私とキャップとつぼつぼでホラー映画鑑賞するから。みんな事件対応よろしくな」
「任せてください!」
「はーい」
よりにもよって今日かよ…ほんとに観るのか?それなら逃げるぞ??
「つぼつぼはホラーどうなんだ?」
「…どういう意味ですかキャップ」
「得意か苦手かということだ」
「まあ、普通っすね。キャップは?」
「私は普通だ。馬ウワーも普通か?」
「普通だ」
おい、普通のやつしかいねぇな。まあ俺は普通ではないんだが…
「じゃあ今日の10時!集合!」
「楽しみだなつぼつぼ」
「…そっすね」
「じゃーん!観るのはこの映画!」
「あんま怖くなさそうじゃないか?」
「それが怖いって評判らしいんだ」
「嘘だな」
「怖がっても知らないぞキャップ」
ついにこの時間が来てしまった。
今日は憂鬱すぎて事件対応してるときも犯人に心配されたし…チクショウ
「…ぱぱっと観ましょう」
「そうだな、じゃあスタートするぞ」
…ざ…ざざ…
おい、聞こえるか?俺だ
任務は成功したか?
そいつを檻に入れろ
そうしないと、この街は…
雑音から映画は始まっていく。正直もう怖いが2人はわくわくしてる…もう無理だぜ
鬼によって、壊されr
「…う、ゎ… 」
「つぼつぼどうした?まだ始まったばっかだぞ?w」
ざざざさ…ざ…がが…2.!1….
すると、画面の目の前に鬼が現れる。
「うわっ!?こわいなこれ! 」
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「おー、なかなかいいな」
「………」
「つぼつぼ??」
「あ、ぃゃ…」
ざしゅ、ざしゅ…
グロテスクな血が地面にぽたぽたと落ちる。
「ぅ…」
すると、1人のスーツの男が鬼に喰われる。
「う、っゎ…」
「馬ウワー、つぼつぼ怖がってるよな」コソ
「そうだな…」コソ
そして、鬼が画面の俺たちに話しかける。
「つぎはぉまェダ」
「っ…」
「…つぼつぼ?」
「ぁっ、」
気付いたらキャップに抱き付いてしまっていた。だって怖いのがわるいだろ…!おれのせいじゃない…
「…苦手、だよな?」
「あ…、」
「一旦止めるぞ」
「えー…ほんとは苦手だぜ」
明るい署長室に移動して、本当のことを打ち明ける。正直我慢できなかった、涙腺が崩壊しかけている。
「まあ人によって不得意はあるからな…」
「とりあえず観るのはやめよう」
「ごめん、なさい…」
「なんで謝るんだ!つぼつぼは悪くないぞ」
「馬ウワー、馬ウワー」
「何だ?」
「…私に抱き付いたぞ、つぼつぼは」
「……だから?」
「私の方がつぼつぼに愛されている」
「ち、ちちがいますよ!誤解!誤解っ!!」
「そうなのか、つぼつぼ…」
「え、えと…おれは、その…
2人とも、上司として好きっていうか…?」
「「…へぇ~~??」」
「こんのっ…!!ニヤニヤすんじゃねぇクソ上司ども…!」
「「(ある意味良かった)」」