誰しも、願いごとというのはあるものではないだろうか。『億万長者になりたい』だとか、『好きな人と両思いになりたい』だとか。アタシもその願いを持つうちの1人だ。アタシの願いは『愛する人とずっと一緒にいたい』それがアタシの願い事。2人で間違いを犯しちゃってもアタシはあなたとずっと一緒にいたい。どんな手段を使ってでもね。
「ふぅ…これで終わりかぁ…つまんないの〜」
全く、もっとマシな仕事よこしなさいよね…どいつもこいつもすぐくたばりやがって、もっと遊びたかったのに!
プルルルルプルルルル
「はいはーい」
『始末し終わりました?』
「終わったよー…すぐくたばっちゃってつまんなかった〜!もっとマシな仕事ちょーだいよ!」
『わがまま言わないでください。…全く、あなたを拾ったことが僕の生きてきた中の1番の後悔です。』
「あは!褒めてくれてありがと〜」
『褒めていません。…それよりも今日はどうなさるんですか?』
「…もちろん、君のとこに行くよぉ〜」
『はぁ、全くいい加減にしてください。そろそろ自分の家に帰ったらどうですか?』
「そんなこと言ってほんとは嬉しんでしょ?アタシと居れること♡」
ブチっ
「あ、切りやがった。」
ま、いっかどーせアタシはどうやってでも行くけどね♡
「やほやほ〜!きたよ〜!」
「…うるさいですね、夜なんだから静かにしてください。」
「いいじゃーん!…それとも何?君はアタシの口を君のお口で塞ぎたいワケ?やーん!レインくんってば、積極的〜!」
「はぁ、ほんとになぜあの時僕はあなたを拾ったんだ…。」
「こーかいしても遅いよーもうアタシは君から離れてあーげない♡」
「…そうですか。」
グイッ
「!」
ポスッ
「…え〜なにぃ〜甘えたくなっちゃった?」
「…あなたは僕から離れないんでしょう?なら、僕のそばにいるということは僕のものだ。だから、大人しく僕の好きなようにされててください。」
ゾクゾクッ
「もちろーんアタシは君のものだよ〜今も、これからも、ずっとね♡」
「ん〜!久しぶりだったねぇ〜」
「…そういえばそうでしたね。最近仕事が忙しくてあなたとご無沙汰でしたから。」
ピクっ
「ねぇ、『あなたと』って他のやつと寝たってこと?」
「…まぁ、当たってますね。」
「…へぇ。そーなんだー。」
そいつ殺しに行こ。
「妬いてるんですか?」
「ん〜?妬いてるっていうか、アタシと寝ておきながら、他の女に目移りするなんて君もなかなか肝がすわってるなぁって。」
「…そうですか。」
「でもアタシは君のそーゆーとこも好きだから、他のやつと寝てもアタシが取り返したげる♡」
「相変わらずいい性格してますね。」
「でしょ〜…てか、シャワー浴びたいんだけど、汗だくで気持ち悪い。」
「そうですね。せっかくなのでシャワー浴びましょうか。」
「え〜一緒に入るのぉ〜?…もう一回戦しちゃう?」
「しません。」
「そんな即答しなくたっていいじゃ〜ん!」
「ふい〜気持ちよかった〜」
「サッパリしましたね。」
「だね〜」
「待ってください」
「うん?」
「髪びしょびしょじゃないですか。乾かしますよ。」
「え〜いいの〜?ありがと〜♡」
ブォォー
「なんか、懐かしいね。」
「何がです?」
「こうやって君に髪を乾かしてもらうの。」
「…そうですね。」
「君がアタシを拾ってくれた時以来じゃない?」
「そんなにでしたっけ?」
「そうだよ〜…君に髪を乾かしてもらった夜から、アタシは君のこと好きになったんだよ〜」
「そうですか。よかったですね。」
「え〜もっと反応したっていいじゃん!」
「言われ慣れてるので。…というかさっきの他の人と寝た、と言いましたが、僕は確かに寝ましたよ。車の中でね。」
…車の中?
「いや〜仕事終わりで疲れてたからですかねぇ、それはもうぐっすり眠れました。」
「レ・イ・ン・く・ん?」
「あれ、勘違いなさってたんですか?あなたもお盛んですねぇ。」
「〜!!」
「おやおや真っ赤になってますよ?」
「もう!うるさいなぁ!」
「…まあ、でも僕もあなたが他の男と寝たら、心中でもしましょうか。」
「…いいじゃーんアタシ君とずうっといっしょなら何でもいいよぉ」
「そうですか」
死んでも、ね
コメント
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最近、マジでこの曲にハマりすぎて書きたくてたまらなくて書きました。めっさ下手くそなのでごめんなさい🙇♀️