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OMG!!😳 3人とも❤️💙🤍捕まっちゃたら、 他の3人💛🧡🩷が助けに来るの…? もしその3人⬆が捕まってたら、 絶体絶命のピンチじゃ!? 続き楽しみピーマンでありまth!!
3人はどうなっちゃうんだろう!続き楽しみです!
涼太Side
暗い階段を上りながら、俺は目黒とふっかのことを考えていた。さっきの目黒の様子を見るに……今のところ、”あの作戦”は上手くいっているようだ。
数週間前のとある日。家で料理をしていた俺の元に、ふっかから電話がかかってきた。
❤️「……もしもし」
💜「あ、だて〜?突然電話してごめんねぇ」
ふっかからの電話なんて珍しいから、何か頼み事なんだろうな、とは思っていたけど。この日のふっかは、いつものフワフワした調子のまま……衝撃の一言を口にした。
💜「ちょ、今からさ。俺とめめでフリーズの拠点に潜入しようと思ってるのよ」
❤️「……え?ちょっと待って、どういうこと?」
💜「なんかね、俺のとこに手紙が来てさー」
そう言って、ふっかは自分の身に起こったこと、目黒と共に考えた作戦を簡単に話してくれた。
💜「かなり危険なことは、俺らも分かってる。でもたぶん、あべちゃんを1番早く助けるにはこれが良いんじゃないかなーって」
❤️「……まあたしかに、みんなで行っても激しい戦いにはなるだろうね」
💜「でしょ?」
かなり迷ったけれど、俺は2人の背中を押すことに決めた。こうして連絡をくれたのも、俺を信頼してくれてのことだろうし。
❤️「うん……分かった、協力するよ。俺は何をすればいいの?」
俺に託された仕事は、2人が上手く阿部を助けることが出来るように協力すること。特に、混乱するだろうみんなを落ち着かせることだ。
ふっかがいなくなることも、目黒が敵の味方につくことも分かっていた。だから、照が楽屋に来てふっかのことを話してくれた時も、目黒の手で最下部まで落とされた時も、俺はみんなを落ち着かせることに専念した。
照に伝えていないことが、心配だけど……とりあえず、早くみんなをもう一度最上部まで連れていかなければ。
そろそろ2人の身に何かが起こる気がしてならない。
💙「……太。涼太!」
❤️「……あぁ、翔太。どうした?」
💙「どうした、じゃねえだろ……」
ため息混じりにそう言う翔太。この先のことを考え込みすぎて2人の会話を全く聞けていなかった……
🤍「ボーッとしてたけど、大丈夫?」
❤️「全然大丈夫だよ。心配しないで、ラウール」
微笑みを浮かべながら、俺はラウールに声をかける。翔太はそんな俺の顔を、じーっと見つめている。
❤️「さあ、行こうか。早く最上部に戻らないと」
💙「……なあ涼太。お前なんか隠してるだろ」
翔太の一言で、歩き出した俺の足は止まった。
❤️「え……?何も隠してないよ?」
振り向きながら俺は言った。でも、翔太は怪訝な表情を浮かべたままだ。
💙「嘘つけ。お前の今の顔、何か隠してる時の顔なんだよ」
🤍「……さすがゆり組」
💙「うっせぇ」
茶化し気味のラウールに翔太が怒った口調で言う。
……翔太には、やっぱり分かってしまうんだね。長年一緒にいるから、なのかな。ならもう隠しても仕方ないか。
❤️「やっぱり、翔太には分かるんだね」
2人には、悪いけど。やっぱり翔太には敵わない。
💙「……おう。何年一緒にいると思ってんだ」
❤️「さすがだね……実は、」
俺が”あの作戦”のことを話そうとした瞬間。
ドーンッ!!
階段の少し上の方から大きな物音がして、辺り一帯が揺れる。
💙「うわっ!!」
🤍「なになに!?」
❤️「話は後にしよう。行こう、上に!」
3人で顔を合わせて頷くと、俺が先頭に立って階段を駆け上がった。
階段の踊り場を3回ほど過ぎれば、大きな広間が現れた。
💙「うっわぁ……広っ……!」
❤️「ちょ、翔太行くなっ」
呑気に広間へ出ていこうとする翔太を引っ張り、3人で踊り場の隅に隠れる。何も無いように見える広間をじっくり見ていると……
🤍「ねぇ、あそこ!何かいる……」
ラウールの指差す方を見ると、そこには何か、黒いモノが浮いている……?
💙「……え、あれ妖精じゃね?」
黒く小さい人型の何か。それはたしかに、物語に出てくるような妖精とそっくりだった。
❤️「じゃあ、あの上の方を飛んでいるのは悪魔かな?」
🤍「めっちゃファンタジーじゃん……」
広間を飛び回る黒の妖精と悪魔……。嫌な予感しかしなかった。
🧚♀️「はあっ、いつになったらアイツらはここに来るのー?あんなに分かりやすくしてあげたのに」
😈「そう焦んじゃねぇよ。正義感の強いアイツらのことだ、すぐに来る……」
隙間から様子を伺っているうちに、ヤツらの話し声まで聞こえるようになってしまった。
❤️「……喋ってるね」
💙「めちゃめちゃ敵意剥き出しじゃん……」
🤍「俺たち全員遠距離タイプだから、あんまり手こずらないんじゃない?」
❤️「たしかに……なら、まず俺と翔太で、」
作戦会議と広間の向こうにばかり気を取られていたせいで、後ろの階段の異変には、3人とも全く気づけなかった。
🦹「みぃつけた」
❤️💙🤍「……!?」
低い声がしたと思えば、俺たちは一瞬で口を塞がれ……拘束されてしまった。
(続く)