阿部side
流「ふふっ、それでね?」
俺の横で、天使のような笑みで喋ってる。
この子は流亜。俺の初恋の女の子。
そんなの知ってるって?
今何してるかを教えろって?
ただいまデート中。
俺の行き先に向かってるところ。
今回はちょっと攻めてんだけど、『SnowMan cafe』
っていう、SnowManのグッズとか色々あるんだって。
流亜ちゃんがオタクなこと思い出して、笑
楽しみだな、
流「ここっ、!?」
流亜ちゃんは俺のことは信用してくれてるのか、敬語は外してくれる。
俺以外とは違うみたいで、嬉しい。
阿「そう。手繋ごっか?笑」
そういってドアを開ける。
流「わぁ…」
中には俺たちのグッズやパネル、CDなどがいっぱい。
俺らイメージの料理もあるみたいだ。
流亜は早速グッズのところに行って探してる。
阿「これにしたら?これビジュいいじゃん、ふっか」
流「んー、それ持ってるんだよねぇ、」
そう言って目尻を下げて笑う。
可愛いけど、俺の心の中はどす黒い。
これが嫉妬なんだ。
俺はもう、確定で恋したんだ。
流「よしっ、決めたっ!」
そう言ってレジに行こうとする。
阿「俺が払っとくから、あそこのカフェで何買うか決めときな?」
流「え、いいの、?」
阿「もちろん。ここは俺が連れてきたから。」
もちろん、俺がいい男なわけじゃない。
俺は、何を買ったかみたいだけ。
ふっかの、ちびぬいぐるみ、公式写真、キーホルダー、あと、舘様のキーホルダー。
…おれのは、ないのか…
ちょっと、寂しかったけど、お金を払った。
阿「ただいま、これ!どうぞ!」
流「ほんとにありがとう、…ございます」
阿「どうした?いきなり、笑」
流「申し訳ないなって、」
阿「気にしないで。何にするか決めた?」
流「んー、うん。」
阿「じゃあ、注文しよ、?」
阿「ゆり組パンケーキひとつ。」
流「えぇと、このイメージパフェの、ふっかさんお願いします、!」
一人一人の写真をパフェに印刷してくれるやつ。
流「3番で、」
選んだ写真はこれ。
俺には出せない色気がある。
無理だ、推しとしては勝てないや。
だからせめてさ、男として好きになって欲しい。
必死だった。嫉妬だった。
ねぇ、離れないでお願い。
君が、僕が唯一好きになった人だから。
もう、君以外じゃダメそう___
「お客様っ、?商品…」
阿「あ、すみません、お金…」
店員「お連れ様が払ってくださいましたよ。」
阿「え?あ、商品、ありがとうございます…」
阿「流亜、ありがと、ごめんね、??」
流「うぅん、さっき払ってもらったし!」
流「あとこれっ、!」
差し出されたのは、緑色の枠の中に、俺の写真が入ってるキーホルダーだった。
流「あべちゃんの、私が買っちゃった、笑」
阿「っ、」
流「…やだ、った、?」
阿「うぅん、ありがとう。嬉しい。だけど、流亜が持ってて欲しい。」
俺はキーホルダーをしっかり握って、
『俺のものになってください』
そう、願いをかけて、流亜に渡した。
阿「俺の温もりつき。世界で一つだけ」
流「一つだけ、?……大事にするねっ、‼️笑」
そう言って、大切そうにそれをカバンに忍び込ませた____
めっちゃ真剣にキュンキュンしながら書いたけど、短かった___
コメント
2件
あべちゃんの嫉妬?!めっちゃいいじゃんか!!! こんな生活おくりてぇ〜!続き楽しみ😊