リクエスト、ナイトムーン様より
リクエストありがとうございました!
⚠注意、軍パロです。 喧嘩パロです
メインは橙色と紫色、サブにミルクティーと赤色、少しだけ水色、名前だけ黄緑色となっております。
番外編には、黒色も少し登場します
・ご本人様にはご関係ありません
・一般人ファンの二次創作です
・バリバリ捏造です
それでも良い方はオススメはしませんが、どうぞ!
小さい頃、自分は普通にしか出来なかった
何かが飛び抜けて得意なんて事は一つも無くて、友人とかにお前って何が得意なの?なんて冗談にいわれて、考えてみたけれどなにも出来なかった
全部、全部人並みかそれ以下でしか無かったんだ
だから人に好かれなかった。例えばの話だ
もし、人並みより飛び抜けての何かの特技があるならば、それを褒められるだろう
もし、人並みより出来なければ、それを弄られる
だけど、人並みにしかできない人間はどうだ?
全部人並みだから、誰にも弄って貰えない、誰にも褒めて貰えない誰にも、…だ
親だってそうだった、俺を褒めるよりも兄弟や幼なじみばかり褒めた
ただの凡人は愛されないのだ
だからって、飛び抜けて出来る彼奴を目指そうと手を伸ばした所で出来やしない。凡人はそういう運命なのだから。
才能のある人は味わった事なんてないだろう。真っ暗で、誰も手を差し伸ばしてくれない静かな場所…、
才能さえあれば、あの明るい場所に行けるんかなぁ…?
あぁ、才能がある彼奴になりたい
小さい頃から、自分は人並み以上に出来た
何事にも、…だ、
周りからは才能だ、凄いだなんて褒められて与えられて周りの価値観に流され続けてきた
人並み以上に出来たところで、何事もつまらないのだ。だから、努力ができない
極度の面倒臭がりになるのだ
なんとなく、やるだけでなんとなくできてしまう
人並み以上になった所で楽しみになんて無かった
褒めてくる彼奴らは、俺を妬んで俺を除け者扱いした。人間は嫉妬で、人を嫌うのだ。
何が不得意?なんて言われた所で全てが人並み以上にできてしまう俺はなんなのだろうか、
アイツら、醜い奴らは俺を化け物だと認識していた
俺は、人より出来ただけなのに、…
自分は、全部人並みに出来るただの人間になりたいだけなのに、…
願いが叶うならか、…どうか、…凡人の彼奴になりたい
『ふわぁ…ぁ』
大きく、欠伸をしながら厚いグルグルとした眼鏡を目に付ける
今日も、才能がある彼奴みたいになる為に努力をする
…彼奴、というのは…
名前を『ショッピ』って言って…、あー、なんて言うか完璧人間だ
ゾムとか、コネシマとかからは出来た後輩だなんて言われている
何事にも、超人以上に出来て軍学校成績は何時もトップ、弓なんて的に10分の9で当てるのだから対した腕前だ
俺は、何事にも人並みにしかできない人間。
『…はぁ、』
自分はただ人に媚びる事しかできないただの凡人
あの人たちに認められることなく、ただ努力するだけの毎日だ
弓を片手に、矢を入れて、真っ直ぐ引く
バァンッ、だなんて音がなりそうな勢いで離す
的の中心より離れた位置に当たる
『…、』
彼奴だったなら、きっとど真ん中に当てている…。
『…うざ、』
こんな思考になってしまう自分の思考がうざいうざったい…、
なんて思っていると、訓練所Bの扉がキィィィなんてホラゲーの館の扉みたいな音を立てて扉が開く
「凄いやんけ、チーノ」
「ちゃんと当たっとるやん」
…、なんなん?こいつ、皮肉って言っとるん?
此奴もうざい、…なんやねん、
『…、そう…それならええんやけど』
此奴、自分が何発も当てられるからって絶対俺を見下してるんや…、
うざったい、…しねばええのに、…
なんてどうでもいい事考えていると、食事の時間だからはよ食堂来いとインカムで連絡が入る
すぐに、弓をしまい訓練所Bから出る
ショッピを置いて来てしまったまぁ、ええやろう
そう思っていたのに、…
ショッピは俺を直ぐに追い掛けて走って俺に追いつく
『…なに?』
「いや?なんつーか、アンタと一緒に行きたなって」
『…そ、』
俺が嫌っとんの分からへんの?頭おかしいんちゃう?此奴…うざ
なんて思いながら歩いて居ると食堂の扉の前まで来る
ガチャ、音を立てて直ぐに中に入る
『遅れました!すいません!』
食堂の中へとはいり、自分の席へと座る
「すいません。遅れました」
ゾムとかこねさんとかと仲良さげに話すショッピ
ゾムさん、…あんなに俺に笑いかけながら話しかけてくれたことなんてあったっけ?
コネさんも、頭を撫でてくれた事なんてあったっけ?
…、何時も俺は除け者扱いやんか、…なんやねん
俺もそっちに入れてくれてもええやんか…
…、やっぱいいや、…
『…俺、今日あんまお腹すいてないんで!ご馳走様もうしますね?』
tn「大丈夫か?チーノ体調悪いか?」
『大丈夫やわw』
直ぐに食器を片付けして食堂の外へと出る
扉の前で座り込む、…
……、これが醜い嫉妬だってことだって、…んな事分かってるだけど、…だけど、
どうしても俺は、アイツを好きには慣れない…
そんなうざい感情がグルグル頭を回る
コネさんとか、ゾムとかに自分から話掛ければいい問題…、
やけど、…だけど、………
自分から話しかけようとしたって、怖いんだ…
それで、嫌われて居たらどうする?もし、自分自信の目の前で睨まれたらどうする?無視されたら?
そう思うと、手が震えて呼吸が乱れて嫌な想像が広がって、心臓の音がドクドク五月蝿くなって、緊張して、…怖いんだ。
あぁ…、何でこんな想像ばっかしてしまうんやろか?…うざいうざい、…うざったい、
頭の中に流れる記憶が想像が、俺を苦しめる
誰か、俺に構ってや
…はぁ、…
食堂の扉の前から離れ、そのまままた訓練所Bへと向かった
バンッ、バンッ、何回射抜いても真ん中には当たってくれない
『…くっそ、』
何回も、何回も、…
すると、朝と同じようにガチャリ扉があく
『…』
目をそちらに向けると、ショッピがこちらを見ていた
「あ、邪魔してもうた?」
「いや、何回も真ん中以外に当てるもんで珍しくて見てもうてんw」
…、は?
『…、なんなん?お前、俺の事そんなに馬鹿にして楽しいんかッ!!?』
うざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいなんなん?此奴!?
「…はww馬鹿にしとる訳ないやろ?」
「…おれは、お前が羨ましいんやから」
『…お前、それどういう事やねんッ!!?羨ましい?お前が?冗談もええ加減にせぇよッ!!?』
俺がショッピの胸ぐらを掴んだ所で、騒ぎを聞きつけた幹部トントンが入ってきた
tn「お前ら何しとんねん、取り敢えずチーノ手離し」
『…、』
何も言わず、すっと離す。何も知らない側からしても、ショッピからしても、きっと俺は悪役……悪い奴になるんだろう、
胸ぐら掴んで、…、あ”ーあ、…
『…、』
tn「何しとってん、お前ら」
shp「…ただの喧嘩です」
…!?なんで、…此奴的には言いがかり掛けられて、胸ぐら掴まれたやんか…、
…そっか、俺、考え方がお前以下なんやなぁ…
『…………、』
段々冷静になってくると共にここの空気に耐えられなくなってくる。
『…、少し、頭冷やしてくるわ』
shp「あ”ッ、おい、ちょっと待てや」
そう言ってショッピが俺の服を引っ張る、予想外の事が起きて、でも俺の体は進もうとしていたそのせいで俺は眼鏡が落ち、割れてしまった
『…ぁ、…』
…、これは、……はじめてもらえたものなのに、
またおまえがうばうん?なんで?
「/_”/-”_…-/……」
「…__…”…”…-…-”_-__/-”_-”-_/…/-_/___」
「____________________」
瞳に溜まる涙と話しかけられた内容は知らないフリをして、割れた眼鏡の破片を集める
両手にもって、その場から離れる
廊下の途中で、エミさんがどうしたんですか?なんて話しかけてきたけれどそんなの関係ない無視して部屋まで走る
直ぐに鍵を掛けて、ベットに潜り込む
小さい時、母さんが初めて俺にくれた眼鏡だった
貴方は、目付きが悪いからこれでもかけてなさいって母さんは俺に意地悪でくれたものかもしれなかったけれど俺はそれが大切だった…それが、他の人には高い時計とかプレゼントしていたと知っていても…だ。最初で最後のプレゼントだった。
他のプレゼントは、全部幼なじみのショッピや兄弟などに渡された
最初で最後のプレゼントだったのに、…
……………俺が感情だなんて出したからだ…明日からは明るいいつもの俺で行こう…大丈夫。今日あった事や最近暗く考えてしまった内容だなんて知らない。大丈夫。
『…ぁ、…』
俺が強く引っ張ったせいで、チーノが1番大事にしていた眼鏡が割れた…、
俺は、最初から知っていたんだ、彼奴も彼奴なりに辛かったって事を
幼なじみだからこそ、知っていた事だったのに、…どうして俺は…、
shp「ちーの、…ごめッ」
チーノは、眼鏡の破片を集める
俺は、それを見ていることしか出来なくて
tn「チーノッ!?おま、手血出とるやんかッ!!」
shp「…ちーの、…」
一瞬こちらを向いた橙色の瞳には、涙が溜まっていた…、
走って行こうとする彼奴に俺は、手を伸ばす事しか出来なかった…、
shp「………………………………、部屋、行ってます」
tn「…おん」
部屋に戻って、呼吸を肩でしながら明日なんて謝ろう…と考える
…そもそもとして、許して貰えるかがアレやけどなぁ…、許して欲しいな…、
そのまま俺は、昼ご飯も夜ご飯も忘れて眠ってしまった
チュンチュンと鳥が鳴く、そんな朝…、
shp「朝…か、」
そういえば、チーノもフクロウ飼っとったなぁ…なんて思いながら、少し髪を整えヘルメットを被る
自室の扉を開け、廊下を通り食堂に向かう
賑やかな雰囲気だった
チーノは…まだ来てへんのか?
ガチャ、賑やかな食堂の中に反して静かな扉を開ける音
そちらに目をやる…、
眼鏡を外して居るチーノが居た。
橙色の瞳が俺を一瞬睨んだような気がした。
tn「チーノ昨日は大丈夫やったか?」
『…ん?………あ〜!大丈夫やで!!』
shp「…、ちーの、昨日はすまんかった」
『………………………別に気にしてへんよ!』
間を貯めた…か、あぁ、…お前はまた許してくれへんのやな…
shp「後で、話せる時間貰ってもええ?2人きりでさ…」
ci『………ええよ!』
少しご飯を食べてから、ご馳走様を2人でして、そのまま2人で話せる場所へと向かった
shp「…ちーの、ホンマにすまんかった…」
shp「俺のせいで、…」
『…、そーゆうの、求めてないから』
『………、ごめんやけどさ、お前を許す気も許される気も今の俺にはないから…、あ”ー、後…、俺お前の事嫌いやから』
shp「まって、ちーの…ッ!?」
俺の言葉を気にもせずチーノは、そのままどこかへ行ってしまった
shp「…、おれ、嫌われとってんな…、w」
なんで、俺は何時も…あんな事言ってまうんやろか…、確かに俺はあいつの事は嫌いや…嫌いやけど…好きやねん、幼なじみとして、友達として、…仲間として…、
彼奴に向き合ってあげなあかんのに、…なんで俺は向き合えへんのやろう…?
廊下を歩いていると、昨日のようにエミさんに声を掛けられる
em「あ、チーノ君、ちょっとお話せんか?」
『…、エミさん?』
エミさんにそう言われ、エミさんに付いて行き談話室に行く
em「……、ショッピ君と喧嘩したんやろ?」
『……………おん、』
em「さっきの偶然見てもうたんやけどな…、なんであんな喧嘩になったのか教えてほしいんよ」
『…………、そうやなぁ…、』
『なぁ、…エミさん、エミさんって嫉妬した事ってある?』
em「…そりゃ人間誰しもあるやろなぁ…」
『…俺な、…ちっこい頃から母さんに贔屓されて来たんよ』
『なんつーか、…母さんは才能なあるお兄ちゃんとか弟とか、幼なじみのショッピ君とかには母さん物を買って笑って褒めてくれるんよ』
『やけどな?俺、才能なんて一つもあらへん凡人やってん』
『母さんはそんな俺を酷く嫌ってた』
『…でも、一つだけプレゼント貰ったんよ』
『グルグルした眼鏡…、あんたは目付きが悪いからって母さんが意地悪でくれたかもしれない…だけど、…それが一番の宝物だった』
『軍人になるって出ていったショッピに母さんは軍服をプレゼントしとった、…やから、俺も軍人になれば、…プレゼント貰えると思ってん』
『…やけど、ダメやったわ…w、母さん…俺の目の前で才能ない子に上げるわけ無いでしょう?軍人になった所で、無駄死にするだけよだなんて言ったんよ』
『まぁ、ちゃんと軍人になってんけどな…w』
『一応いっとくけど、ショッピとは一般兵としては同期やで?』
『…、彼奴の方が先に幹部なったけどなぁ…w』
『彼奴、人に好かれんねん…、サバザバしとる性格が逆に好かれるんやってさ』
『…彼奴、弓の的10発中9発も当てるんよ…、俺、1発も真ん中に当てられへんくてな?』
『…、でも、彼奴それを皮肉って笑うんよ』
『…、彼奴は才能もあって皆に好かれとんの俺とは全然ちがくて、…』
『俺、彼奴が大っ嫌いなんよ、やからこそ今回の喧嘩が起きてん』
『…嫉妬なんて醜い感情が俺なんかになければ、アイツと仲良くできとったんかなぁ…、もっと俺も好かれとってんかな?』
そうひとつ一つ、自分の思いに素直になって言うとエミさんは…少し辛い表情をして
「…、チーノ君は好かれとるよ、…大丈夫」
「…あとね、多分ショッピ君の事…君は嫌いじゃ無いと思う」
「嫌いと言うよりかは…、きっと___」
「…俺、…嫌われとってんな…w」
手が震える…。なんで早く気づいてやれへんかったか、…俺、嫌われてたんやったら離れとってんに…、
いや、気づいて居たけれど、気づいてないフリをした…が一番あっとるか…w
辛くならないように、自分を嘲笑う…、
じゃないと、自分が耐えきれないから………。
自分は、喫煙所に向かった
ショートピースを口に含んで、煙を吐き出す
きっと、煙草吸うようになったのもこのせいだった…はず、…
前に、ずっと前にチーノと喧嘩した時、自分がどうしてもこの”才能”が憎くなって、…そんな自分に嫌気が差して、…
そんな時、ショートピースを吸った
煙草は段々と肺を黒く染め、体を蝕んでいく
何年も何十年もの先に、煙草のせいで死ねるように今日もまた煙草をすうをする
…、あぁ…、こんな才能なんて無くなってしまえば、…お前は仲良くしてくれたんか?
shp「…クッソ…、」
kn「…おー?煮立っとんなぁ?」
ガチャ、後ろの扉がキィィィと開く
shp「……だったらなんスか?」
kn「いやぁ?何でもあらへんわw」
kn「それより、…はよもう1回チーノに謝ってこい」
shp「…彼奴、俺の事嫌いなんすよ?」
kn「彼奴も頭に血ぃ登っただけやろが、んなに面倒い事一々考えんな」
kn「お前がいっちゃん面倒臭いの嫌いやんか」
その言葉が俺を貫いた気がする
俺が一番嫌いな物、…なのに、なんであんなにしてしまっていたのだろう
面倒くさい考え方なんて俺には似合わないのに
shp「………そッスね…謝ってきます」
今度、あの人にお礼でもしに行こうなんて小さく思いながら煙草の火を消してチーノが居そうな場所を片っ端から探すことにした
『……え、?』
信じられない事を言われるアイツを俺が?
____でいる?…でも、まぁそうかも知れへんなぁ、…
『…やから、憎めないんか、…あいつの事』
「…そうだろうね、」
だったら、…だったら俺、…
『彼奴に…酷い事してもうた…、』
『エミさん、俺…どうしたらええ?』
「そうだね…、私は君の話を聞くぐらいしか出来ないか ら後は、彼に任せるとするね」
エミさんがそう言うと、談話室の扉が開く
tn「…俺ー?」
「えぇ、そうです。私より的確なアドバイスができるかなって思って」
「お願い出来ますか?」
tn「…おん、」
「それじゃ、私はここで失礼しますね」
エミさんはそう言い残し、談話室から出ていく
tn「一応、お前の話は最初から聞いとった」
『……おん』
tn「…お前を1人にしてすまんかった」
『……え?』
トントンは俺の方へと近寄ってきた
そして、優しく、優しく頭を撫でてきた
tn「そこは、…暗かってんな、誰にも褒められなくて、誰にも相手にされなくて、」
tn「手を伸ばしても、届かんかってんな」
tn「独りは寂しいな…すまんかった」
『…とん、…と、』
トントンは優しく、俺の頭をただ撫でてくれた
『…ありがとう…、』
tn「いや、俺らがしたことや…ホンマにすまんかった」
『…ええんよ、』
「…そうやって自分をしまい込むな、お前の悪いとこやで?」
「…、…話を変えようか。」
「チーノ、お前はショッピと仲直りしたいんか?したくないんか?」
「書記長とかの立場ちゃうくてトントンの立場 から言っとる」
「お前はどうしたい?」
『…おれは、…ショッピと仲直りしたい』
「なら、話早いわ」
「ショッピのとこ行ってこい、言ってちゃんと本音話してこい、」
「お前なら、出来るはずや」
『おう!!!』
俺は、直ぐに談話室から出てショッピを探した
談話室はショッピはおらんかった
やから、食堂?…おらん
会議室?…おらん
会議室B?…おらん
資料室?…おらん
図書室?…おらん
訓練所A?…おらん
なら、後彼奴が行きそうな場所は…、
『…訓練所B…やな』
ガチャリ、扉を開ける
先程は昼だったのに、軍内を走り回っていたせいでもう夕方だった
夕方の綺麗な夕日に照らされた紫色は…、こちらを向いた
「…ちーの」
『…ショッピ』
俺は、ショッピの近くに近寄って
『すまんかった、』
深く、深く頭を下げる
shp「…俺の方こそ、すまんかった」
shp「お前の気持ちなんも考えへんかった」
shp「…それに、…眼鏡だって…、」
『お前が謝る事なんてあらへんやろ?…』
shp「…チーノ、俺さ前に…、お前が羨ましいって話したん覚えてる? 」
『…おん、覚えとるよ』
shp「…俺、お前みたいに努力出来ひんねん」
shp「…努力って言う才能は俺には無かってんな」
shp「お前は、努力って言う才能がある…」
shp「そんなお前が俺は、…」
shp「羨ましかってん…」
『…俺も、実は羨ましかってんよお前の事』
『嫌いって言ってもうたけど、俺はお前の事羨ましくてただ醜い嫉妬してもうた…』
『俺はッ、ほんまは!…お前の事が好きやってん』
『友達として、幼なじみとして…大好きやった』
「…ふはww、どっちも無い物ねだりしてもうたんやなぁ…、」
『そうやな、…』
「なぁ、チーノ 」
『なんや?』
「これからも、仲良うしてくれる?」
『当たり前やろが!』
「チーノ、明日チーノの眼鏡見に行かへん?」
『おう!!』
心の中のモヤモヤとした気持ちが楽になった気がする
無い物ねだりしたって、自分を見ないふりをしたって、人にはいい所が必ずひとつはあるって事を知らなきゃ生きていけない
俺は、ショッピとの喧嘩でやっとソレをしてた
ショッピには感謝してもし切れへんなぁw
<無い物ねだり[完]>
<番外編>
kn視点
ショッピとチーノが喧嘩したらしい、まぁほっとけば何とかなるやろ…なんて思っていたが結構酷めの喧嘩らしい
ショッピ…、どうするんやろか…
kn「…はぁ、」
ut「なに溜息ついとんねん、顔面偏差値114514の顔がダメになるでー?w』
ut「…うるさいわ!」
ut「…、どーせ、お前ショッピとチーノの喧嘩に付いて考えとんのやろ?別に大丈夫やろ」
ut「あの二人もそんなに幼くない」
ut「お前は何時まで後輩離れ出来ひんのや」
kn「…、」
ut「…はぁ、」
ut「…、んなに気になるんやったら言ってやりなや」
kn「んじゃあ!行ってくるわ!」
ut視点
ut「ハハ…w彼奴の元気は何処から湧いてくるだか…、」
ut「…心配やなぁ…結局僕も後輩離れ…できてへんなぁ…」
インカムに手を伸ばし、インカムを付ける
ut「ん、グルちゃん、シッマ、ショッピくんのとこ行かせたで」
gr「ご苦労、ありがとうな」
ut「次はそっちの書記長さんをどうにかしてなー、」
ut「…どーせ、エミさんはもう話したんやろ?」
gr「ククッwよくわっているなwww」
ut「…んふ、んじゃ切るから」
煙草に火を付けながら、女の事を考えた
tn視点
tn「…チーノ大丈夫やと思うか?」
ずっと、不安だったのだ…あの二人が喧嘩するなんて思ってなかったから
gr「あぁ、…大丈夫だと思うが…まぁ、…そうだな、トン氏…、チーノに後押ししに行ってこい」
tn「…後押し…?」
gr「そうだ、…あの二人、頭では分かっていても素直になれないからな」
gr「だから、素直になる言葉を行ってこい」
「…、どうせ、心配なのだろう?」
tn「おん、…なら、…行ってくるわ」
gr「…あぁ、行ってこい」
gr視点
後輩二人が喧嘩しただけで、これ程動くのは過保護過ぎかもしれないが…、
和を乱さないようにするのも総統の仕事だと思ってな…、
「…、無い物ねだり…か、」
これは、あの新人だけじゃない
此処の幹部全員が同じような事を思っているな…、
「此処の幹部は何故、こんなにも素直になれないんだろうか…w」
「まぁ、…私がそうだからかもしれないな」
私はまだ終わっていない書類を終わらせる為に万年筆にインクを付けた
後書き、主から
長いお話になりました。今の文章なんと!約8800!やばいこっちゃ、…うん、
凄く手を混んで作りました!それとナイトムーン様に謝罪で…、
emさんを入れようとしたんですが、私emさんをキレさせたり物語に入れるのが苦手で…、仲介役みたいな感じになってしまいました…ほんま、すいません!!!思っていたものと全然違うかもしれません、…ほんますいません!!!許して!!久々に書いたの!!
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