テラーノベル
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💫マフィアパロ🔫
キャラ崩壊しすぎて泣きそうになる
大型トラックの荷台は、酷く揺れていた。
雨音。
エンジン音。
タイヤが路面を擦る音。
その中で、
心音 の呼吸だけがどんどん弱くなっていく。
💜「……っ、ぁ……」
喉が潰れたみたいな浅い息。
脇腹から流れる血は止まらない。
胸と肩の間の銃創も赤黒く滲み、服は完全に血で張り付いていた。
ロゼ が必死に止血を続ける。
心音の唇がかすかに動く。
💜「……らぴ……」
その直後だった。
ふっと。
心音の身体から力が抜ける。
🩵「……え」
頭が傾く。
呼吸音が消えた。
ロゼの顔色が変わる。
❤️「……っ、おい」
首元へ手を当てる。
静かすぎる。
呼吸が止まっていた。
❤️「呼吸止まってる!!」
空気が凍る。
みかさくんが青ざめた。
🩷「嘘だろ……!?」
前方から
明雷らいと の声が飛ぶ。
💛「どうした!?」
🩷「心音が呼吸してない!!」
荷台の空気が一気に変わる。
ロゼが即座に心音を仰向けへ倒した。
❤️「らぴす!!」
名前を呼ばれた瞬間。
らぴすは一瞬固まる。
白い顔。
動かない身体。
さっきまで返事していたのに。
嫌な想像が頭をよぎる。
だが。
止まっている暇なんてなかった。
🩵「……戻れや」
掠れた声。
らぴすは震える手で心音の顎を持ち上げ、気道を確保する。
ロゼが叫ぶ。
❤️「息入れろ!!」
らぴすは一度息を吸った。
そして。
心音の唇へ、自分の唇を重ねる。
空気を吹き込む。
その瞬間。
鉄臭い味が口の中へ広がった。
🩵「っ……」
血。
心音の口の中に溜まっていた血が、らぴすの口へ流れ込んできた。
生温かい。
鉄みたいな味。
一瞬、息が詰まりそうになる。
でも離れない。
無理やり息を送り込む。
心音の胸が少し上下した。
離れる。
だが反応はない。
❤️「もう一回!!」
ロゼの声。
らぴすの手が震える。
それでももう一度。
唇を重ねる。
また血の味がする。
喉の奥まで入りそうになる。
🩵「っ……」
怖い。
冷たい。
嫌な感覚が頭から離れない。
それでも。
止められなかった。
❤️「戻れ……!!」
さらに強く息を吹き込む。
トラックが揺れる。
荷台の金属音が響く。
みかさくんは半泣きで見ていた。
🩷「お願いだから……!」
らぴすはもう一度息を送る。
血で唇が濡れる。
息を吸うたび鉄臭さが鼻に残る。
それでも構わず続けた。
🩵「起きろや……!!」
声が震える。
三回目。
四回目。
何も返ってこない。
らぴすの顔から血の気が引いていく。
🩵「嫌や……」
小さく漏れる。
🩵「こんなとこで終わんなや……!!」
ほとんど叫びだった。
そしてもう一度、人工呼吸をしようとした瞬間。
💜「っ゛!!!」
心音の身体が大きく跳ねた。
直後。
💜「ごほっ!!!」
大量の血を吐き出す。
❤️「っ!!」
ロゼがすぐ身体を横へ向ける。
心音は激しく咳き込みながら空気を求めるように呼吸した。
💜「っ、は……っ、ぁ……!!」
呼吸が戻った。
弱い。
浅い。
それでも確かに、生きている。
らぴすはその場で固まっていた。
唇についた血。
口の中に残る鉄臭さ。
震える呼吸。
安心した瞬間、全身から一気に力が抜けそうになる。
🩵「……っ、は……」
息が震える。
ロゼも深く息を吐いた。
❤️「戻った……」
みかさくんはその場へ座り込む。
🩷「怖すぎるって……」
心音はまだ苦しそうだった。
呼吸するたび胸が小さく上下する。
アジト地下搬入口。
ギィィィィッ!!!!
大型トラックが滑り込むように停止した。
シャッターが閉まる。
💛「心音!!」
真っ先に荷台へ飛び込んだ
らいと が心音を抱き起こす。
軽い。
嫌になるほど軽い。
心音はほとんど意識がなかった。
呼吸は浅く、唇にはまだ血がついている。
❤️「医療室急ぐぞ!!」
らぴすが片側を支える。
その口元にも、まだ薄く血が残っていた。
人工呼吸の時についた血。
だが今は拭っている暇すらない。
みかさくんが先に扉を開ける。
🩷「通れる!!」
全員が走った。
医療室。
ベッドへ心音を寝かせた瞬間、メルトがすぐ処置へ入る。
メルト の表情は完全に切り替わっていた。
🤍「服切るよ」
ハサミが布を裂く。
血で張り付いた服が剥がされるたび、心音の身体が小さく震えた。
露わになった傷を見た瞬間。
空気が止まる。
脇腹。
酷い。
撃たれたうえ、逃走中に動き回ったせいで内部が裂けている。
さらに胸と肩の間の銃創。
血がまだ滲んでいた。
ロゼが眉を寄せる。
❤️「……かなり深い」
メルトが即座に傷を確認する。
🤍「でも心臓は逸れてる」
全員がほんの少しだけ息を吐いた。
致命傷は避けている。
だが。
🤍「脇腹がまずい」
🤍「出血量多すぎる」
メルトが止血を強める。
心音は苦しそうに息を漏らした。
💜「っ……ぁ……」
❤️「動くな」
ロゼが肩を押さえる。
らぴすはベッド横へ立ったまま、心音から目を離せなかった。
さっき呼吸が止まった感覚が、まだ手に残っている。
冷たくなっていく感覚。
戻らなかったらどうしようって恐怖。
まだ消えない。
心音の意識は半分飛びかけていた。
それでも処置が始まると、身体がびくりと震える。
💜「っ゛……!!」
ロゼがすぐ押さえる。
🤍「耐えて」
メルトが傷口へ器具を入れる。
金属音。
血。
ぐちゃりと嫌な音。
みかさくんが顔を青くした。
🩷「うわ……」
🤍「弾確認」
数秒。
沈黙。
そのあと。
カラン。
小さな金属音。
トレーへ弾丸が落ちる。
🤍「取れた」
その瞬間、らぴすの肩から少し力が抜けた。
だがまだ終わらない。
脇腹。
裂けた内部。
縫合。
止血。
処置は続く。
針が通るたび、心音の呼吸が乱れる。
💜「っ……ぁ……」
苦しそうな声。
らぴすは思わず手を握った。
🩵「……もうちょい」
震える声。
🩵「もうちょいやから」
心音はぼんやりと目を開ける。
焦点の合わない視線。
それでも、らぴすを見ようとしていた。
やがて。
長かった処置が終わる。
メルトが深く息を吐いた。
🤍「……終了」
医療室の空気がようやく緩む。
ベッドの上。
心音は完全にぐったりしていた。
顔色はまだ白い。
呼吸も弱い。
だが、規則的だ。
ちゃんと、生きている。
ロゼが静かに壁へもたれる。
みかさくんはその場へ座り込んだ。
らぴすは何も言わず、心音の手を握ったまま俯いている。
その口元にはまだ少しだけ、乾ききっていない血の跡が残っていた。
青白い。
弱々しい。
さっきまで本当に死にかけていた。
らぴすはぐしゃりと前髪を掴む。
🩵「……なんでやねん」
掠れた声が漏れる。
🩵「なんで一人で行くねん……」
返事はない。
静かな医療室に、機械音だけが響いていた。
医療室。
薄暗い部屋。
ベッドの上では、心音が酸素マスクをつけたまま眠っている。
顔色はまだ悪い。
包帯だらけ。
それでも、機械の波形はちゃんと動いていた。
呼吸してる。
それを確認するたびに、らぴすは少しだけ安心する。
椅子へ座る。
静かな部屋。
らぴすはゆっくり、自分の顔を覆った。
🩵「……っ」
今さら震えが来る。
怖かった。
本当に。
もし間に合わなかったら。
もしあのまま呼吸が戻らなかったら。
考えただけで、胃が痛くなる。
🩵「アホ……」
掠れた声が漏れる。
🩵「なんで一人で行くん……」
怒りたい。
殴りたい。
でも、それ以上に。
生きていてほしかった。
らぴすはそっと、心音の手へ触れる。
まだ少し冷たい。
そのまま指を握る。
🩵「……次やったら許さんからな」
返事はない。
当たり前だ。
眠っているのだから。
それでも、らぴすは手を離せなかった。
何度も呼吸を確認してしまう。
胸が上下しているか。
脈はあるか。
ちゃんと生きているか。
確認しないと怖かった。
🩵「……ほんま、怖かった」
小さく呟く。
視界が滲む。
もう泣かないと思っていたのに。
ぽろ、と涙が落ちた。
それでも手は離さない。
離した瞬間、また消えてしまいそうで。
どれくらいそうしていたのか。
気づけば、らぴすはそのままベッドへ突っ伏していた。
心音の手を握ったまま。
疲労も限界だった。
肩の痛みも、眠気も、全部無視して。
🩵「……置いてくなよ」
最後に小さくそう呟いて。
らぴすは、ようやく眠りに落ちた。
アジトの外は、もう朝になりかけていた。
朝方。
「……ん、」
心音の瞼がゆっくり開く。
ぼやける視界。
消毒液の匂い。
重たい身体。
視線を動かす。
そこには。
ベッドに突っ伏したまま眠る、らぴす。
心音の手を握ったまま、 離さず眠っていた。
強く。
離さないように。
らぴすの目元には、薄く赤みが残っていた。
泣いた跡。
さらに何時間も起きていたせいで、酷いクマまでできている。
きっと、心音が運び込まれてから一度もまともに休んでいない。
心音はぼんやりとその姿を見つめた。
💜「……」
喉が痛い。
身体も重い。
でも、生きている。
少しだけ指を動かす。
すると。
ぴくっ。
らぴすの指先が反応した。
🩵「……ん」
ゆっくり顔を上げる。
まだ眠そうな目。
寝起きでぼんやりした目。
けれど次の瞬間、
らぴすの視界に“起きている心音”が映った。
🩵「……し、おん?」
信じられないみたいな声だった。
心音は少し笑う。
💜「ん。おはよ」
その一言で。
らぴすの表情が一気に崩れた。
🩵「……っ、」
唇が震える。
目がみるみる潤んでいく。
💜「……おま、っ……」
声にならない。
次の瞬間。
🩵「う゛わぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
医療室に響き渡るレベルのギャン泣き。
💜「!?!?」
心音がびくっとする。
らぴすは心音の手を握ったまま、ボロボロ泣き始めた。
子供みたいな大号泣だった。
💜「ぇ、え!? ちょ、らぴす!?」
らぴすは勢いよくベッドへ突っ伏す。
ぐしゃぐしゃの顔のまま、
心音の服を掴んだ。
🩵「ばかぁぁぁぁぁ!!!!」
💜「ご、ごめ……」
🩵「ごめんちゃうわぁぁぁ!!!」
しゃくり上げながら怒鳴る。
涙も鼻も止まってない。
🩵「死ぬかと思ったぁぁぁ!!」
💜「いや、まぁ生きて——」
🩵「撃たれて倒れたやんか!! 」
「血めっちゃ出とったやんか!!」
「呼んでも返事なくなるし!!」
言葉が全部泣き声に混ざる。
心音は困ったように目を丸くした。
らぴすがここまで取り乱すの、
多分初めて見た。
🩵「俺……ほんま、」
🩵「もう、無理や思った……っ」
ぎゅう、と服を掴む手に力が入る。
震えていた。
怖かったのだと、
痛いくらい伝わってきた。
心音は少しだけ表情を和らげる。
ゆっくり、
動く方の手を持ち上げて。
ぽん、ぽん、とらぴすの頭を撫でた。
💜「……悪かったって」
🩵「ぅ゛……」
💜「ちゃんと帰ってきたやろ?」
🩵「帰ってくるの遅いねん……っ!!」
また泣く。
完全に子供みたいだった。
その騒ぎで、
部屋の外からバタバタ足音が聞こえる。
🩷「何事!?」
🤍「らぴすの泣き声!?」
一瞬固まる。
起きている心音。
その上に覆い被さるように泣いているらぴす。
数秒の沈黙。
そして。
❤️「……起きたんか」
ロゼが小さく息を吐いた。
その後ろからみかさくんとメルトも顔を出す。
🩷「え!?起きた!?」
🤍「心音!!」
一気に騒がしくなる。
その中で。
らぴすだけはまだ泣いていた。
その姿を見て。
心音は少しだけ申し訳なさそうに笑った。
でも同時に、どこか安心したみたいに目を閉じる。
——ちゃんと帰ってこれた。
その実感が、ようやく湧いていた。
ほんの少し前まで、
死ぬかもしれない空気だった部屋。
それが今、
やっと戻ってきた気がした。
心音はゆっくり周りを見る。
心音は少し目を細めて、
掠れた声で笑う。
💜「……ただいま」
その一言で。
部屋が静かになった。
みかさが泣きそうな顔になる。
メルトも目を伏せた。
ロゼは小さく息を吐いて、
口元だけ少し笑った。
そして。
らぴすがまた泣き出した。
🩵「ぅ゛わぁぁぁぁぁん!!」
🩵「帰ってくるの遅いねん馬鹿ぁぁぁ!!!」
💜「いてててっ、傷開く傷開く!!」
泣きながらバシバシ叩いてくるらぴすに、
心音は苦笑しながら頭を撫でた。
その光景を見ながら、
ロゼが静かに呟く。
❤️「……おかえり」
endってなると思った人〜〜👋
実は途中から1人いないんですよ。
私が推しってのもあるので少しだけ💛サイド書きたいです。なぜ居なくなったのかと
💜🩵の後日談含めて続き書きます。
コメントいいねあったら嬉しい😆
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