忠誠を総統に捧げる、
正直言って、忠誠だなんて心一つも無かった、
ただ楽に生きて楽に死んで、その日常が欲しかったからこの軍に入った
そんな俺は、今幹部となり、幹部式典式をやっている最中だ
色んな国から偉い人が俺の為に来て、拍手する
それを、見てただただ気持ち悪い、
そう思ってしまう、
『…、はぁ…、』
本格的なアレはまだ終わっておらず今は休憩となる、
幹部何かになっても、何も得はない、…
『…めんど、…』
「お、チーノ」
振り返ると、ロボロがいた
『あ、!ロボロさん!』
まぁ、幹部にいい面だけを植え付けるのも良いものだし、簡単なものだ
「なぁ、チーノ」
『はい?』
その時、胸ぐらを捕まれ、耳元で言われる
「お前目が嘘つけてへんで、俺にやるんはええけど、グルッペンにやんなよ?」
「それに、お前、今日で幹部よな?示し掴んで」
「それよりも、お前もっと訓練でもしたらどーや?」
そう、初めて嘘がバレた
『そーかよ、…楽に生きようとして何が悪いんねん、こちとら、遊びでぐんはいっとんねん』
『なんに、幹部とかになってさ、俺は別にどうだってええねん』
「ほぉん、なら今回の式典式はおわずけやな、」
「また、1年後にこれやるから、その時にまた回
答聞かせてや、まぁお前はこれから1年」
「幹部の近くにいる、一般兵になるんやから」
意味が分からないコイツは何言っとるんや?
『はぁ、…ええんちゃう?俺は知らへん、』
『幹部になろうとする気もないわ、』
『楽に慣れるなら、楽に生きれるのを俺は優先するからな、』
「そか、まぁええわ此処の楽しさを分かればな、」
此処に楽しさなんであるのか?
ただの戦闘狂の集まりじゃねぇかよ、…
すぐ戦争をして、敵国から恐れられて嫌われて
でも、同盟国からは好かれとるそんな、馬鹿みたいな国、
此処に、楽しさなんてものは求めてはいけない
そう思っていた、
だけど、此奴は今楽しさを分かればな?と言い出した?意味わからへん
もう、どうだってええわ
その後というもの、一言で言うとうざかった、
コネシマや、シャオロン、などがしょっちゅう話しかけてくる、
うざい、
だけと、他とは違う軍が此処にはある
それだけは分かる、
それが分かったのは、1年が経とうとした前日だった、
そして、今日1年経った今日、
俺は今、一応幹部という感じなので仕事は幹部の仕事をしている
それで必要な書類を完成させるため、その場まで行って確かめる必要があった
それは、敵国のC国、まぁ直ぐに帰れば良い
そう思っていた、捕まってしまったのだ
あぁ、ここで俺の人生は終わるのだと、
そう思うほど、精神をすり減らされる、
大丈夫、大丈夫と思うほど心は痛くなる
最後の最後まで俺の人生は楽には慣れへんのかよ
…、彼奴ら助けてくれへんのかな、…
あは、…やっぱ楽しかったやん、あの毎日が
あー、そーいや今日で1年やったなぁ…、
ただ、認めたくなくて目を背けてただけで、ホンマは…楽しかったんや、…
来世とか、そんなクソみたいなもんがあるんやったら、また彼奴らと会って彼奴らの仲間になりたいなぁ、…
その時、固く閉ざされていた扉が思いっきり開く
「おい、!チーノ大丈夫か?」
あぁ、ロボロやんけ…お前指示せんといけへんのちゃう?
『…っ、』
声を出そうとすると、軽い息しかでない、
「ちょ、…チーノマジで大丈夫かよ、…」
「なぁ、チーノ…、お前に総統様からの選択肢や」
「此処で幹部になると誓えば、いやグルッペンヒューラーに忠誠を捧げれば、俺がいま助けたる」
「やけと、助けへんのやったら、お前の事は俺は助けへん、仲間以外どうでもええしな、」
「さぁ、チーノどっちを取るんや?」
…、そりゃ、こっちやろ
『忠誠を捧げたるわ、』
「そか、…んなら助けなきゃな…、」
「あと、これは普通に俺の自分の問や」
「お前は、我々軍に居て楽しかったか?」
『…楽しかった、認めたくないほどにな』
「…んふ、wそか、」
「これから、宜しくな、チーノ」
『宜しく、ロボロ』
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