⚠️cxxvのnmmnです!⚠️
ご本人様には関係ありません。
なんでも許せる人向け
🐈×🐧
苦手な方は🔙
うそふたつ
駄作!!!
『なぁしゃる、しゃるは何でそんな光に拘るん?』
事務所へ向かう途中。他愛もない話をしているときふと相方のうるから投げかけられた質問に、いつかは聞かれるだろうと身構えていたものの咄嗟に答えることが出来なかった。
「えー、光って道しるべみたいでかっこよくない?」
『まぁ…それはそうやけど』
「それにみんなを照らすってすごいじゃん!自分だけが光るんじゃなくてリスナーさんも!」
『ふはっ、しゃるはやっぱしゃるやわw』
「ちょっとうる、それどういう意味〜?w」
それらしい理由と、俺が本当に思っていることを言ってみたらうるに笑われた。そのままさっきよりもペースを上げて前を歩くうるに置いていかれないように小走りで走る。
確かに皆を照らしたい、とか。道標っていうのもそうなんだけど。俺が光であり続けるのは、実は俺のためなんだって言ったらうるは幻滅しちゃうかな。なんて考えながら。
『今日はダンスレッスンやから皆もうスタジオに集まっとるって!今日はうるみやらが最後らしいわw』
「え!もう皆ついてんの?早くない!?」
『らしいでwはよ行かな!w』
「あ、走るのずるじゃん!!w」
追いかけっこのような事をしてついたスタジオでは既にみんな集まっていた。
桃『珍しくしゃるが遅いと思ったらうるが一緒だったからか〜』
『うるみややって遅刻はせんやろ!!』
赤『どちらかと言えばかなめだな』
緑『はぁー?今日は早く着いたじゃん』
紫『ケンカはやめてよー!みんな揃ったんだし始めようよ!』
ワイワイと話していたがスタジオを借りられる時間には限りがある。 俺も位置についてメンバー同士、ガヤガヤ指摘をしながらダンスレッスンが進んだ。
順調に進んで休憩時間、細かいけど気になったところをうるに言いに行こうとして。突如目の前から全てが消えた。
うるも、アルケーもれむちも、かなちゃんもしのも、すぐそこにあったはずのお気に入りのカバンも全て。
「ヒュ、っ」
喉から変な音がして、俺の視界がさらに深い闇へと移り変わった。
🐈side
順調に進むダンスレッスンにうるみやの気分が上がってるのが自分でもわかる。少し疲れてしもたな、というタイミングでの休憩はありがたい。
休憩の間で踊ることは出来なくても相談することは出来るか、と思いしゃるの元へ行こうとした。
行こうとした、というのもその前に停電になってしまったらしい。何も見えなくて声かけでしゃるを探すことにした。
『うーわ、なんも見えんやん。しゃるー!どこやー!』
赤『停電か、全く設備はきちんとして欲しいものだがな』
緑『それ外で絶対言うなよアルケー。俺たちこのスタジオ使えなくなるから』
紫『うぅ…暗いの怖いよ〜…れむー…』
桃『はいはい、れむはここに居るから安心しな』
イチャイチャしやがって、と思わなくもないがしゃるの声がひとつも聞こえないのが不思議に思う。いつもなら騒いでこちらを見付けそうな雰囲気があるのに。
赤『…?何か変な音がしないか?』
緑『はぁ?…ほんとだ』
桃『れむスマホ持ってるから見てこようか?』
緑『じゃあお願いしたいかな』
謎の音がする方向へとれむがスマホの光を当てた。小さくなったそれを見て、うるみやは周りのものに当たるかもしれないなんて考えもせずに走っていた。
『しゃるっ!!?』
「ひゅ、っか、はぁッは、ッ」
紫『しゃる!?え、なんで…!?どうしよ、っ何すれば』
赤『電気!!電気つけろ!!はやく!』
桃『わかったっ、れむ電気つけに行くからしのも来て!!』
緑『過呼吸起こしてる…呼吸合わせてあげないと』
そう言ってかなめは蹲っているしゃるの前でしゃがみこんだ。
緑『しゃるろ、?聞こえてる?俺だよ、かなめだよ』
「は、ッは、ぅ”ッヒュー、ッかひゅ、ッ」
緑『ダメだな…聞こえてない。うるみやが呼びかけてみて』
『あ、おん…わかった、…しゃる、しゃーる。そろそろ起きや、』
どうすればいいかなんて分からんからいつもと同じように声掛けをした。いつもよりも多くしゃる、と名前を呼びながら、何回も何十回も。
🐧side
くらい、こわい。助けて。だれか、…誰もいないの?こんなくらいところにひとりは嫌だ。おねがい、だれか、うる。たすけて、うる。
…あ、今俺の名前呼ばれてる気がする。あっちの明るい方からしゃるって聞こえた。これは、きっとうるの声。
そうして体が引き寄せられるままに暖かい光に身を委ねた。
🐈side
「ヒュ、ッぅ、る、?ゲホッ、ヒュー…ヒュ、ッ」
『っ、やっと…!!』
何回呼びかけても反応しないしゃるに不安を募らせながら無限にも感じられる時間呼びかけ続けた。実際は5分程度で目を覚ましたらしいが。感情が昂ってしゃるに抱きつくとしゃるも苦しい、と笑いながら弱々しくこちらに腕を回してくれた。
どういう訳か事情を聞くとしゃるは暗所恐怖症とやらで暗いところが嫌い、というか無理らしい。
しゃるが暗闇でトラウマだったことは特にないと聞いて少し安心した。
🐧side
あの騒動があってから停電をするたんびにうるが来てくれるようになった。停電をして暗いのはもちろん嫌だし今でも過呼吸になる。
けどうるが来てくれるから大丈夫なんだって思えてしまう。俺、うるがいないとダメになっちゃったかも。そんなことを考えていたらまた目の前が真っ暗になった。けど、きっとうるが来てくれるはずだから。
『しゃる、?しゃる!』
ほらね、うるは来てくれるって信じてたよ
「は、ぉ”えっ、ぇ”ッう、るッ?ぅ”ぁ”ッけほ、っ!」
『しゃる、っ良かった…!ほんまに…っ、』
「ご、め…っ、う、る”ぅおれの、そばにいて…」
思わず口から出てしまった。本心だけどうるの親切心に付け入るみたいな言葉。うるは俺の心配をしてくれているだけなのに。
けど、俺がこうなることでうるが俺から離れられなくなって。最終的には好きになってくれたら
『…ええよ、付き合おか。そしたらしゃるを一番近くで守れるもんな、!』
「うん、…ごめ、眠たいかも…はいちゃ、た」
『あ、疲れとるよな、!wうるみやが片しとくからゆっくり休み、おやすみやー、しゃる、』
うるはそう言って笑って俺の頭を撫でてくれた。ごめんね、うる。つけ込むみたいなことになっちゃって。
けど、うるだって俺のことを好きになってくれるはずだから。その時まで楽しみに待ってるね
🐈side
吐いて、過呼吸を起こしてしまったしゃるは疲れたようですぐに目を閉じた。
そのまま少し揺すってみたり声をかけたけどスゥスゥと聞こえる寝息からしゃるが寝ていることを伝えてきた。
それを確認してからゆっくり立ち上がって脚立の置いてある洗面所へと向かう。トントン、と軽快な音を刻みながら脚立を1段、2段とのぼって、ようやくブレーカーに届くまで来た。
カチリ、と音を立ててブレーカーを上げるとすぐに電気が復旧されたようで直ぐに部屋が明るくなった。
『…あ、この脚立どうしよかな。もう使うこともないんやろうし…』
脚立の置き場が無いことを思い出してゴミに捨てようか一瞬迷ったけど押し入れに入れることにした。
後始末を全て終えて吐瀉物で囲まれたしゃるの元に急ぐ。泣いてしまった目はもちろん、たくさん吐いてしまった口周りも赤くなっていて。
それが、可哀想で。
けど、今後は停電になるはずもないから安心やな。
うそふたつ
🐈_𝐞𝐧𝐝_🐧
今回かなり駄作です!
意味わかった人はコメントね!分からなかった人もコメント!おつねむ!
コメント
11件
めちゃよい…✨🫶🏻💕はなしかくのうますぎ💕🫶🏻✨