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幸太「あのめしつかいの名前はなんと言うのだ?」
幸太に質問されて
麗奈「みらいだけど・・・。何でそんな事聞くんですか?」
と、答えた。
幸太「みらいって人はとうざけたほうがいい。」
麗奈「どうしてですか?」
幸太「みらいといれば、命が危うくなる。
だが、私といれば守ってやれる。
私はちょうど旅を共にする仲間を探していたのだ。
どうだ?一緒に来るか?」
麗奈は少し考えてから
麗奈「みらいも連れて行きます。あの子は裏切り者ではないと分かるでしょう。」
幸太「そうですか。ではその言葉を信じましょう。
明日の6時に出発します。場所は西宮のペリー塔です。
それでは私はこれで失礼します。」
そう言うと幸太は部屋から出て行った。
幸太が出て行くとみらいが部屋に入った。
みらい「麗奈王女様、何を話されたのですか?」
麗奈「何でもないわ。」
麗奈(水界の王子(幸太)の話が本当なら、みらいに直接聞いたら・・・。
ダメダメ、みらいには言わないように気をつけなきゃ!)
◯天宮・庭
険しい顔をしている幸太。
幸太に質問しているかいき。
かいき「何を考えているのですか?」
幸太「かいき気づいたか?」
幸太がかいきに言った。
かいき「何をですか?あぁ、麗奈様に幸太様が惚れてる事ですか?」
かいきに言われ幸太が
幸太「今何と言った?私が惚れてるだと!?
私はめしつかいのみらいの事を聞いているのだ!」
かいき「え?めしつかいって麗奈様の付き添いの人ですか?」
幸太「あぁ、私が見た限りみらいはブラックウィッチ(黒い魔女)に心を支配されている。
一度支配されるともう元には戻れない。
王女(麗奈)を守るにはみらいが死ぬしかない。」
かいき「どうしてブラックウィッチに心を支配されてると思ったのですか?」
幸太「首飾りだ。昔私の友だった南もあのチョーカーを着けていた。
南は死ぬ寸前にチョーカーをヒントにブラックウィッチの正体を暴けと
私に最後のお願いをした。」
暗い顔で幸太は語った。
◯次の日・西宮・ペリー塔
はしゃいでいる麗奈。
麗奈の荷物を持つみらい。
船に乗って麗奈達を待つ幸太とかいき。
麗奈達が乗ると船が動きだし岸から離れた。
◯天宮・運命塔
険しい顔をしている天神王。
謝っている水神王。
天神王「どういう事か説明してください。
なぜ水神の息子が麗奈を連れ去ったのだ?」
水神王「私も分かりません。
すぐ支度して水界に戻り幸太に話を聞いてみましょう。」
天神王は少し考えてから
天神王「良かろう。
だが娘が嫌がってるのに連れて行ったのであれば罰を下す。
娘が自分から行ったのであれば罰は下さない。
もう一つ、一週間時間をやる。
その間に自分の息子を探し出し、話をしろ。
一週間後にまたここへ来てくれ。麗奈と付き添いの者も一緒にな。」
水神王はお辞儀をして部屋から出て行った。
◯天界と魔界の境目・海の上
騒いでいる麗奈とみらい。
コソコソ話している幸太とかいき。
かいき「水神王様から水界に来るようにと魔法の鏡で連絡がありました。
どうしますか?まっすぐ水界に帰りますか?」
それとも、水界に行く途中の魔界、花界、森界に寄ってから帰りますか?」
幸太「王女がいるんだ。外の世界を満喫してからでもいいだろう。」
幸太がそう言うとちょうど魔界に着いた。
幸太とかいきが船から出ると、麗奈とみらいも降りた。
麗奈「ワァー、すっごーい!昼間なのに薄暗いのね!
ねぇ、水界の王子さん。どうして魔界の人達は皆赤色の衣を着ているの?」
麗奈が質問すると
幸太「赤色は縁起の良い色と言われているからだ。