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3.5階

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3.5階

2 - 3.5階

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2025年11月30日

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懐中電灯の光がゆっくりとこちらを照らした。暗闇に浮かび上がったのは、ホテルの制服らしき格好 をした”普備員”の男。 けれど

-何かがおかしい。

佐久間)すみません、エレベーターおかしく      て……


と声をかけると、男は一瞬も動かず、ただ光だけが揺れた。

次の瞬間、懐中電灯の光が彼らの足元を照らした時、 〇〇は息を呑んだ。

床のタイルが途中で途切れ、そこから先は”古い木の廊下”になっていた。

まるで違う建物が途中で混ざっているみたいに。

〇〇)ここ…本当に同じホテル?

佐久間)わかんない


佐久間の声も震えていた。

ふたりがそっと後ずさりしようとした時、懐中電灯がふっと消えた。

暗闇の中、管備員の男の声だけが低く響いた。

3.5階に、戻っては行けないよ


一瞬後、エレベーターのドアが勝手に閉まり、機械のような音が響く。

慌てて「開」ボタンを連打するも、どのボタンも光らない。

ただ、表示板だけが”3.5”から”..!”に変わり、数字の代わりに、点滅する「×」が映っていた。


〇〇が息を呑んだ瞬間、天井から小さな「カタン」という音がした。

見上げると、天井の隙間から”人の指先”のようなものが覗いていた。


佐久間が思わず叫びそうになった瞬間、エレベーターが再び動き出す。

急に明るくなり、目を開けると、そこは普通の”3階”のフロア。

あの木の廊下も、備員も、跡形もない。


〇〇)夢?

佐久間)いや、夢じゃない。これ……見て


佐久間が指差したのは、エレベーターの隅。

そこには、泥のついた”古いホテルのルームキー”が落ちていた。

番号はーー3.5階


ふたりはそれをフロントに持っていったが、スタッフは首をかしげるだけ。


スタッフ)そんな部屋、うちにはありませんが….


帰り際、〇〇が何気なく振り返ると、フロントの奥の壁に並んだ部屋番号の札の中にひとつだけ、黒く塗りつぶされた札があった。


そこにかすかに読めた文字


“3.5”

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コメント

13

ユーザー

読むの遅れてごめん💦😭 怖い。うん。笑 でも好き。笑

ユーザー

続き待ってましたあああ、!!!🤩

ユーザー

あ、もう、怖い……笑

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