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両価性

3 - 第3話

2024年04月28日

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あれから数日たって、彼女のことがよく分かってきた、スコーンが好きで嫌いな食べ物は無いんだそう、素敵だな、私は偏食だから良くわからない、あと昔から運動が苦手なんだって

彼女はとても優しく、夜に差し入れを持ってきてくれたりした、 うん、なんていうか

好き






ユーラ「…………」

ノアール「なんの本読んでるの?」

ユーラ「えっと、小説みたいなもんですよ」

ノアール「ふーん」

ユーラ(興味ないんだろうな……)

ノアール「そんなことよりさ!」

ユーラ(そんなことより!?!?)

ノアール「これ!」

ユーラ「これは…?」

ノアール「可愛いでしょ?これ、あげる!」

彼女から貰ったのはバレッタだった

ユーラ「え、いいんですか?これ」

ノアール「うん、気に入ってくれたかな」

ユーラ「あ、ありがと」

ノアール「つけてあげるね」

ユーラ「うん」






画像

ユーラ「ど、どうかな?」

ノアール「似合ってるよ」

ユーラ「ほ、本当?」

ノアール「ほんとほんと!」

ノアール「私もそれのブレスレット持ってるから、お揃いだね」

ユーラ「嬉しいな」


ユーラ「今日も頑張りますか」

ユーラ「本当に意味あるのかなってくらいなにもないんだよな……」




数時間後


ユーラ「よし、見回り終わり」

「この城広いんだよな…」

(そういや今日はノアール来てくれなかったな……)

(なんてね、そんな毎回来てくれないよね)





次の日


部屋に日が差し込んできた、朝だ

正直朝は嫌いだ、起きれないから

最近ノアールが仕事をしているところをよく見かける最近は特に忙しそうだ、


ノアール「〇〇!これお願いしていいかな!」

〇〇「良いよー」

ノアール「ありがとー!」

〇〇「ところでさ」

ノアール「ん?」

〇〇「ノアールって好きな人とかいるの?」

ユーラ「!」

ノアール「好きな人?うーん…」

「いないかな〜」

ユーラ「…………」

〇〇「え〜つまんないの〜」

〇〇「じゃあじゃあ、付き合うなら男?女?」

ノアール「そりゃ男の人かな〜」

〇〇「だよね~」

ユーラ「……」




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