どうもv(。・ω・。)ドモ こんちは!
凛花です!
今回は1話完結を書きます……〆(・ω・o)カキカキ
かなり長いお話です!(すみません(´•̥ω•̥`))
ではどうぞ!(*´。•ω•)っ
・誤字、脱字あるかもです。
・不快な表現があります。
・突然場面が変わるかも知れません。(下書きがなく、勢いだけで書いているので笑)
・軍パロからの現代パロです!
・タヒの表現・流血表現ありです。(推しの方が亡くなる表現があるかもです。)
・最初の方はタヒネタですが、ハピエンにするつもりなので( ̄▽ ̄;)
・地雷さんはプラウザバック!!
・見る方だけどうぞ(*^^*)
‧⁺ ⊹˚.main Blue‧⁺ ⊹˚.
‧⁺ ⊹˚.sub Light blue Red Green Purple Yellow‧⁺ ⊹˚.
お前らが見つけてくれるならば俺は…
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きんとき視点
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突然だった。
いつも通りに医務室で薬品の整理をしていると、インカムから珍しくスマイルの焦った声が響く。
sm『緊急だ!隣国3ヶ国から宣戦布告が届いた!』
sm『いつも通りの配置についてくれ!』
WT-sm『了解!』
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シャークん視点
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sh「クッソ…ッ!」
悪態をつきながらナイフを振るう。
数が多いんだよ…!
つか、同時に3ヶ国はおかしいだろ!
こちらも必死に応戦するが、徐々に押されていく。
sm『シャークん!一旦引け!』
前線が押されているのを確認したのかスマイルの必死な声が耳元で聞こえる。
でも…!俺は…!!
sh「ッ!俺は引けない!俺の命が尽きるまで守り続けるんだ!」
sh「最高の仲間をな!」
翡翠色の反転目をキラリと輝かせ、緑色の彼はタンッと地面を蹴った。
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きりやん視点
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敵兵の数が多くなってきてる…。
前線が押されているのか…?
いや、思考を放棄しろ。
目の前の敵を倒し続けるだけだ。
kr「お前ら邪魔なんだよぉぉぉ!」
薙刀をぶんと振るう。
kr「総統の所に行くならば!俺を倒してから行けよな!」
黄色の彼はニヤリと口角をあげ薙刀を構える。
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Broooock視点
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Br「…ッ!」
弓の弦を引き絞り矢を射る。
この動作を何回したのだろうか。
それでも前線が押され続ける。
もう、やるしかないか。
Br「スマさん、僕前線でるね。」
sm『…。分かった。すまん。』
Br「謝らないでよ。絶対大丈夫だから。」
sm『…ああ、そうだな。…ナビするぞ。』
Br「りょーかい!」
弓を背中に背負い、ナイフ片手に走りだした。
タンザナイト色の瞳を鋭くしながら。
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スマイル視点
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シャークんはもちろん、後衛のBroooockさえも前線に出てしまった。
中距離のきりやんのところでも敵兵が暴れている。
……時間の問題か。
このままだと城の後ろの方で怪我人の治療に当たっているきんときや、総統のNakamuのところにも敵兵が行ってしまうだろう。
もし…。もしも最悪な事態のときは…。これをするしかない…。
と、固く意志を決めコンピュータを見つめた。
アメジスト色の瞳をキラリと煌めかせた。
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Broooock視点
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何回、何百回ナイフを振るったのか。
何人、何百人の命を奪ったのか。
もう分からなくなってきた。
背中合わせで戦う緑色の彼も限界そうだ。
そう、考えてしまったのがいけなかった。
sh「Broooock!!」
目の前に敵国の幹部が迫っていた。
ああ──間に合わない。
ギュッと目を閉じ痛みを来るのを待った。
しかし━━━━━
sh「あ”ッッ!」
緑色の彼の声が聞こえ、パッと目を開ける。
すると、腹を真っ赤に染め崩れ落ちる彼。
Br「シャークんッッ!」
視界が真っ赤に染まりシャークんを刺した幹部を瞬殺する。
Br「シャークんッ!ねえっ!シャークんッ!」
Br「ダメだよッ!死んだらダメ!」
シャークんの腹に出来た傷が深い。
Br「待ってて、すぐッきんさんのとこに…!」
sh「も…いい。」
Br「なんでっ!」
sh「前線を…、支え…られるの…は、ぶ、るーく…しか、いな…い。」
sh「俺…ここに…いれて…。ワイテ…ルズ…、で良…かった。」
sh「これ…持って…て。」
途切れ途切れに、シャークんは先端が緑に染まる白尾を手渡す。
sh「ずっ…と、ぶるー…くの、、お前…らの傍に…いる。」
瞳の光が遠のいていくのを感じて、ボロボロと涙を零す。
光の薄れた翡翠色の瞳をこちらに向ける。
sh「今…まで、ありがとう…。」
そう言ってシャークんはゆるりと瞳を閉じた。
Br「あ”あ”あ”ぁぁぁ!シャークん!やだッ!やだよ!」
Br「起きてよぉっ!シャークん…ッッ!」
ぷつん。
何かが僕の中で切れる音がした。
優しく緑色の彼を横たえ、立ち上がる。
普段怒ることのない彼の瞳に大粒の涙をたたえ叫んだ。
Br「僕のッッ!仲間にッ手をだすなぁぁっ!」
勢いよく地面を駆ける。
赤色の彼の腰には緑と赤の白尾が揺れていた。
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きりやん視点
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sm『シャークんの反応が…消えた。』
急に全体通話でスマイルがそう言った。
kn『ッ…!』
Na『うそ…。』
kr「…クッソ…!」
なんで。俺が前線を押し返せないから?
シャークん。俺たちを…。
Na『…!スマイル!ぶるーくは!?』
sm『ぶるーくは…。反応がある。』
kn『良かった…けど、、』
sm『単身乗り込んでる。』
sm『俺の声も聞こえてない。』
kn『きりやん?きりやん!』
kr『あっ…。なに?』
kn『シャークんが死んだのはお前のせいじゃねぇから。』
Na『そうだよ。シャークんは、、消えたんじゃない。絶対俺らの傍にいるから。』
Na『誰よりも…。あいつは仲間思いなんだから。』
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Broooock視点
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僕の目の前に映るのは全部敵。
シャークんを…。大事な仲間を殺した敵。
敵なら…? 殺さなければならない。
それだけを考えて、ナイフで首を掻っ切り、銃で敵の頭を撃ち抜く。
自分の身体に出来ていく致命傷の痛みなんか分からない。
シャークんを殺したあの国だけは…!
僕が…僕が!1人で潰すんだ。
やっと辿り着いた、シャークんを殺した敵国の総統がいる所に。
バンッ、と乱暴に扉を開ける。
広い部屋の真ん中にシャークんを殺した敵国の総統がぶるぶると震えていた。
mb「ヒェッ…!や、やめてくれ!」
Br「やめる?そんなの無理だよ。」
Br「僕の…、僕達の大切な仲間を奪っておいて。」
Br「何回死んでも償いきれないよ。」
いつも優しげに輝くタンザナイトの瞳を濁らせる。
Br「じゃあね。」
無造作に銃で眉間に風穴を開ける。
ドサリと倒れ込んだ敵国の総統を横目に自らも倒れ込む。
ここに来るまでに受けた傷が今になって痛みだす。
僕…、死ぬんだろうな。 なんて考えていた。
sm『ぶるーく!聞こえるか!?ぶるーく!』
Br「スマ…さん?」
sm『おいッ!勝手な…』
Br「スマさ…ん。僕…。死ぬ…かも。」
sm『は!?ッ!すぐ誰かを…!』
Br「あの…ね、シャー…クんがね。ワイ…テルズに、…いれて…良かっ…たっ…て。」
Br「僕…も。そう…だなっ…て思っ…た。」
sm『もっ、もういい!絶対ッ!助けるからッ!』
Br「大…丈夫だよ…ぉ。シャーク…んの白尾…がある…から。ひと…りじゃ…ない。」
Br「スマさん…。僕の…最期の…話聞いて…くれ…て。」
Br「あり…がと。…またね。」
耳元で何か叫ぶ声が聞こえた気がしたが、Broooockの意識は闇に呑まれていった。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
スマイル視点
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
救えなかった。
いや、救わなかったんだ。
俺のせいで、シャークんもBroooockも死んでしまった。
心にポッカリと穴が空いたような気持ちで、通話を繋げる。
sm「Broooockが敵国の総統1人の首をとった。」
kr『すげ…。』
Na『でも…!ぶるーくの声聞こえないよ…?』
kn『まさか…ッ!』
sm「同時にぶるーくの反応も途絶えた。」
Na『…。降参…する?』
kn『でも、できないよ…?』
Na『俺が前線にでる。』
kn『は!?ダメだろ!?』
sm「Nakamuが出るなら俺が出る…ッ!」
kr『あーあー、要は1人でも多く敵兵倒せばいいんだろ?』
kr『神のきりやん様に任せなって。』
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きりやん視点
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あんなことを言ったが戦況は圧倒的にこちらが不利だ。
kr「さぁて、どうしよっかなっ…とっ。」
ぶつぶつと言いながら薙刀を振り回す。
兵量も物資も向こうの方が多い。
てことは……。
kr「無理ゲーじゃねぇか!」
でも…。無理ゲーでも…。アイツらは…!!
kr「シャークんもぶるーくもやりきったんだ!」
kr「同じ最強組の俺ができねぇわけないんだわ!」
愛用の薙刀をギュッと握りしめ、駆け出す。
なるべく多くの敵兵を。
そして、残りの幹部と総統が逃げれるように。
必死に前を向き、足を進める。
前に進み始めて、どのくらいの時間がたったのだろう。
視界の半分は自身の血と返り血で見えない。
眼鏡もバキバキに割れているが、かろうじて形を保っている。
根性で立ち上がり、前を見る。
するとそこには。
kr「━━━!」
調子に乗ってのこのこと、でてきたのだろう。
敵国の総統が居た。
向こうも俺に気づいたようで全力で逃げていく。
kr「…ッ!まて…っ!」
力の入らない足に鞭をうち、追いかける。
でも、なぜだろう。懐かしいと、思っていた。
甘味ばかり食べ書類をやらないNakamuを全力で追いかけ回していた、あの日々を。
…あの楽しかった日々も終わりか…。
なんて思っていたらやっと、逃げていた総統の姿を視認する。
…あの距離ならできる。弓矢の扱いが上手かった赤色の彼と銃の扱いが上手い紫の彼に散々教えてもらったんだ。
…だから、できる。
その場に立ち止まり、銃を構える。
━━━━━━そして、引き金を引いた。
パンっと乾いた発砲音がした、コンマ数秒後に逃げる敵国の総統から赤い華が舞い散る。
kr「ざまぁ…みやが…れw」
そういった後がくりと膝をつく。
血だらけの腕を持ち上げインカムをあの彼に繋げる。
kr「スマイル…。」
sm『きりやん…ッ!無事か!?』
kr「あー…。まぁ、1人…。ゲホッ 殺った。」
sm『…きりやん?』
kr「…。ごめ…ん。俺…死ぬわ…。」
sm『ッ!だめだ!お前まで死んだら…ッ!俺はッ!生きていけない…。』
kr「ハッ…w大丈…夫だろw」
kr「俺ら…は、ずっと…一緒…だろ?」
sm『…そうだな。お前らもやりきったんだ。』
sm『俺も。覚悟を決めた。』
kr「ハハ…ッ、やりす…ぎんな…よ?」
kr「ありがと…な。ま…たな。」
sm『フンっ グスッ 俺もすぐいくさ。』
いつも通りの彼に安心し、笑みをこぼした後そっと目を閉じた。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
スマイル視点
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自分の目から静かに流れる涙をスーツの袖でぐいっと拭くとコンピュータで、あるシステムを淡々と作り上げる。
そうしていつでも作動できるようにすると、インカムを繋げる。
kn『はい、こちらきんとき。』
sm「スマイルだ。今、城から離れてる所にいるよな?」
kn『うん。いるけど…。』
sm「生きてるやつ全員いるか?」
kn『えっ!?い、いるよ…?ほんとにどうしたの?』
sm「いや、なんでもない。…きんとき。」
kn『?なに。』
sm「その…。ありがとな。」
ブツッとインカムを切る。
この城は俺1人。
つまり、この城にもすぐ敵兵がなだれ込んでくる。
…ドタドタッ
ほら、来たみたいだ。
監視カメラでなるべく多くの敵兵が入ったことを確認する。
…ここだ。
タンッとエンターキーを押し込む。
ドンッと一斉に音をたてて城のあちこちから爆発がおこる。
…これでいいんだ。
これが俺の命をかけて倒せる量。
対人戦が苦手な俺が大量の敵兵を倒す方法。
自爆だ。
煙を吸ったのか身体から力が抜け、床に転がる。
胸のニコちゃんバッチと6人で色違いの白尾を手に、スマイルは目を閉じた。
sm「みんな、ありがとう。また会えたら。」
と小さく呟いた声は誰にも聞こえなかった。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
きんとき視点
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スマイルとの通信が切れてすぐ城の方から爆発音がしてガラガラと城が崩れていく。
kn「スマイル…!スマイルッ!」
走り出そうとした時に誰かに止められる。
Na「行っちゃダメ。」
kn「なんで…ッ!スマイルを見殺しにしろってのか!?」
Na「違う!」
大きな空色の瞳に大粒の涙を浮かべながら言った。
Na「俺だってッ!俺だって行きたいよ!」
Na「でも…!スマイルが…!みんなが命を賭けてここまで繋いでくれたんだ!」
kn「Nakamu…。」
そうか、Nakamuも同じぐらいいや、俺よりも悔しく、悲しい気持ちなんだ。
kn「ごめん…。Nakamu。」
Na「うん。…でね、きんとき。最後のお願い聞いてくれる?」
kn「最後…?」
Na「お願い。きんときは逃げて。」
kn「は!?」
逃げる?この俺が?ズッ友で総統のNakamuを置いて?
kn「いっ、いやだ!」
kn「なんなら!Nakamuが逃げて…!」
Na「無理だよ。だって俺は顔がバレてる。」
Na「俺が逃げたら他の兵士達も殺される。」
Na「だから、俺1人が残る。」
kn「ッ…!Nakamuが死ぬから俺も一緒に…!」
Na「あのね、きんとき。俺は色んな人が幸せに暮らせる国にしたいんだ。」
Na「きんときの医療技術でいろんな人を救ってほしい。」
Na「そんな国にしろっていうんじゃない、だけど幸せな生活を送れる人が増えて欲しいんだ。」
Na「総統Nakamuの名において、最後の命令とする。……お願い。」
kn「…ッ!…分かった。」
kn「Nakamu…。俺楽しかったよ。みんなと会えて…良かった。…ありがとう!グスッ」
Na「うん!俺も!」
Nakamuはクシャッと笑顔を浮かべた。
Na「行って!」
トンと軽く背中を押され裏門から国をでる。
Na「またね!来世で…会えるから!」
kn「…ッ!絶対だからな!!」
前を向いて走る。
青色の彼の瞳から流れる涙を置き去りにして。
なぁぁぁぁぁぁ!
すみません。取り乱しました。主の凛花ですw
1話完結って言ったのに…。
文字数が!多すぎて!やばいと思ったので!
一旦きりまぁぁす!
ごめんね(´;ω;`)
続きはまったり書くので遅くなる…。( ˊᵕˋ ;)💦
初ノベルで書くからなんか問題とか誤字・脱字あったらコメントよろしくです。
では!また次のお話で!((ヾ(*´꒳`* )フリフリ