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後ろのドアから恭平の大きな声が聞こえて、思わず大ちゃんを吹っ飛ばしてしまった。


大  「うわっ!! ドカ!」


流  「だ、大ちゃん!?」


吹っ飛ばした衝撃で壁に頭を打たせてしまった。どうしよう、気失ってる…


丈  「覗いてたんはごめん!大吾大丈夫か!?」



心配しながら覗いていたメンバーが駆け寄ってくる。さっきも倒れてしまっていたというのに、また僕のせいや…。そう思うと目元が熱くなる。


流  「大ちゃんすぐ目覚ますよね…?」





大吾side


いまさっき流星に吹っ飛ばされてまたあの光景を目の当たりにいている。ボヤがかかっているのが薄くなった気が…。そんな事を考えていると歌っていた5人ほどの人達が近ずいてくる。俺の目の前にたった瞬間だった。


『大吾ここにおったんか。探したで?』


『大ちゃん急に居なくなるから心配したんやで〜?』


『大吾くん!演出さんが呼んでました!』


『____くんも探してましたよ。』


『戻りましょう。大吾くん。みんなの場所へ。』



大  「丈くん….?」


丈  「ん?どしたん?」


大  「はっすん…?」


和  「はーい?どした笑」


大  「けんと…?」


謙  「はい!どうしました?」


大  「みっち…?」


駿  「どうしたんですか?笑」


大  「恭..平 泣」


恭  「大吾くんどうしたんすか?笑」



思い出した。名前が、声が、特徴が、全部分かる。大好きな皆の事。俺の大事な なにわ男子と言う場所も。色んな気持ちが溢れて、夢中に泣いた。自分に絡み付いていた鎖が少し、解けた気がした。



「…いご…..。」


「だいご…..」


丈  「大吾!!」


大  「っは!!」


和  「良かった…..心配したんやで〜?」


大  「ごめん、ごめんやで、はっすん泣」


和  「大ちゃん関西弁…はっすんって…!」


謙  「大吾くんまさか…!」


大  「思い出した。全部。皆ごめん泣」


恭  「大吾くん….良かったっす泣」


駿  「もう一生無理かと思ってましたよ泣!」


丈  「腰抜けるわ!泣」


和  「ホンマに良かった!!泣」



丈  「お、俺先生呼んでくる!」



流星side



定期検診から帰ってきて自分の部屋に戻らず、大好きな彼の部屋へ向かう。ドアを開けると急いでいそうな丈くんとぶつかった。


丈  「流星!大吾が!」


【大吾】と言う言葉につい足が早まってしまう。起きたのか、悪化したのか。怯えながら彼の元へ向かう。

何でみんな泣いてるんやろ…


和  「流星!大ちゃんの記憶が戻ってん!」


流  「へ…?泣」



僕が聞きたかった言葉。色んな感情が一気に押し寄せてきてその場に倒れこんで泣いていた。…その時は気づいていなかった。思い出したのなら、一目散に飛んでくるはずの彼が来なかったことを。





大吾side


俺は気付いていなかった。この世で1番大切だった人を思い出していないことに











はい!16話でしたm(*_ _)m何か物語おかしくなってるのは気にしないでください(*^^*)これからも読んでくれると嬉しいですし、ハートやコメントくれるともっと嬉しいです(*^^*)よろしくお願いいたします(*´︶`*)♥️

それでは(*´︶`*)ノ

拝啓、愛する君へ。

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