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ドムサブ/黄青
ドムサブドハマリしてます。こればっかでも許してください。
学パロ
青 教師、sub
黄 生徒、dom
元パートナー
平和です。全く不穏じゃない。
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青先生とパートナーを切ってから3週間。
向こうは、薬で抑えてるみたいだけど僕も当事者だから分かる。あの薬は副反応がとても強い。
僕と毎週プレイをしていた時だって、週に一度のその日が近付くにつれて少し、知らない人なら気付かないくらい少しだけ、苦しそうな、耐えるような顔になっていたのに。
パートナーを切ってから、一度もプレイはしていない。
どころか、褒めてもいないし、コマンドをあげることすらしていない。
薬を飲んでいたって、長期間の服用はできないはずだし、そもそもあの人は自分から耐性のつきやすいタイプだと言っていた。
元パートナーだという人とは今でも仲がいいようだが、もうあの人とはプレイしないんだ!親友なんだ!!と豪語していた。
向こうだって、親友死なせたくないだろうし頼めばしてくれるだろうに。
僕とプレイしたいからって、一切プレイしようなんて誘う気は無い。
変なところで真面目なんだ。
僕も進級し、彼とは接点がなくなってしまった。
数学の先生だという関係性があったからこそ、数学が苦手な僕は怪しまれずに会い、プレイすることが出来た。
でも、担任から外れてしまった今、彼と会う口実はひとつもない。
彼は部活も委員会も持っていないし、それ以前に僕は部活に入っていないし委員会は生徒会からの指名制であるため友達皆無の僕とは無縁な話だ。
僕だって、パートナーが居なくなりdomとしての欲をどうしようかと路頭に迷っているんだ。
放置したって死にはしないdomと違って、subは命に関わる。それに、subであることを隠してここに務めている青先生からすれば、学校でサブドロップでも起こせば絶望してしまうはずだ。
尚更、プレイをしっかりしなければならないはずなのに。
「僕が卒業するまで」
そういう決まりで解いたパートナーの関係だけど、それまで、お互い大丈夫だろうか。
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青side
生徒「Kneel」
「いやぁ、だめかぁwww」
「やっぱいねぇよなぁ、Subなんてそうそう。」
そうやって、無責任にコマンドを放つ。
careもしないくせに
僕のからだには、不特定多数へ向けたcareのないコマンドが積もっていく。
従う訳にもいかず、でも体は逆らえず。
教卓の裏で、ものを探す振りをする。
どうしても、careが欲しくて。褒められたくて、撫でられたくて。
あいつの手を思い出してしまう。
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黄side
黄「んー、…」
赤「どしたのさ?最近思い詰めた顔してんじゃん。」
黄「いーや?特に何も無いですけど…」
嘘だ。めちゃくちゃ嘘。ありすぎる。青ちゃん大丈夫かな…それだけだけど僕にしてみれば大問題だ。
黄「うん、何も無い。何も無いよ…」
赤「ええ、何そんな、言い聞かせるみたいな。怖いんだけど」
黄「いや、ほんと、大丈夫…」
「ごめん、ちょっと外すね。」
そんなことを考えていたら、ついにもう不安が爆発しそうで。
普段なら全く働かない即興芝居の脳みそが全力フル回転。
黄「失礼しまーす、青先生いますかぁ?」
先「どうしたの?担当じゃないでしょ」
黄「いえ、去年の範囲なんですけど、何となく復習してみたら全然分からなくて。」
「去年教わって理解出来てた青先生に教わりたいなぁって」
先「んー、そゆことね、青先生なら化学室じゃないかな?」
黄「化学室…?ありがとうございます。」
先「いーえ」
嘘だ。去年の復習なんてするわけが無い。
それに、プレイの口実を作るために勉強しまくったおかげで数学は去年の範囲だけ超完璧だ。
でも、補習受けたくて点数取らなかった。
成績なんてしーらね。
黄「…失礼します」
青「え?どうぞ?」
黄「…、あの、お久しぶりです」
青「どうしたの。」
「ほんとに久しぶりだね」
黄「その、体調とか、大丈夫ですか」
青「んー、まぁ、まぁまぁ。」
「いけるっしょ、まじでやばかったらちゃんと友達にでも頼るし。」
「僕生徒とうんたらとかで人生終わらせたくないし」
黄「それは、僕もですけど…」
「死なないでくださいね、それだけでいいんです。」
「あと、これ」
次に会えたら渡そうと思っていたブレスレット。
もう、今を逃せばしばらく会えないだろうから。
まぁ、適当な言い訳で会う気満々なんだけど。
青「せっかくだし、頼みたくはあるんだけどさ、僕さっき薬飲んじゃって」
「今飲んだらもうしばらくは飲めないから無駄にしたくはないんよね、」
「やからさ、また明後日くらい。」
「次は僕から呼び出すから」
「口実は復習でいいね?」
「どうせ今日もそんなとこだろ?」
黄「よく分かってますね、僕のこと。」
「それでいいよ、ありがとうございます。」
青「ん、それじゃ、とりあえずカモフラージュで復習はしとこ」
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青side
黄くんに気にかけてもらって、本当に救われたと思った。
最近、コマンドを与えられてもcareされたことは無かったし、そろそろまずいなとは思っていた。
だけど、こんなに早く限界が来るなんて。
青「っ、は、…っはぁ、っ…ひゅッ…や、だ…ごめ、…っ…」
保「青先生?!大丈夫ですか?」
「救急車呼びましょうか、」
生徒に見られていたなんて露知らず。
僕はそのまま、サブドロップで病院へ運ばれた。
黄くんとの約束は、明日だった。
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黄side
青ちゃんが運ばれた。
いや、正確にはそう言われた訳では無いのだが、パートナーだった僕にしか分からないだろうが、昨日の青ちゃんは明らかにおかしかった。
多分本人も気付いていない。
だからまだ行けると思ったんだろう。
そして、それから1週間後、青先生が学校に復帰した。
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青side
学校に復帰した。
普通に今まで通りだと思っていたのに。
あのお調子者なdom。多分、domとしてのランクはCくらい。
モ「青せんせー!!せんせーってsubなんすか?!」
青「なんの事〜?急にダメだよー?」
「相手のダイナミクスを聞くなんて、はしたないよ?」
モ「ふーん、そっすか」
案外簡単に引き下がったが、これはまずいと思った。
1人にバレている。つまり、直ぐに広がる。
もう、彼に頼むしかないんだと思った。
青「黄ー?」
黄「っ、!!あの、今日大丈夫ですか?」
青「おう、こないだのキャンセルしてごめんな」
黄「ん、大丈夫です、」
「もう終礼終わったんで。今から行けます」
青「なら、今日は数学室にしようか。」
「旧校舎の2階な。」
黄「…はい」
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旧校舎2階。
なんてことなく聞こえるが、マスターキー以外で開けられない普段は実質立ち入り禁止の場所。
「今日僕日直だから」
とそこへ誘われる。
黄「あの、大丈夫でしたか」
青「んー、あんま大丈夫じゃないかも」
黄「サブドロップですよね。」
「こないだ、最後に話した時おかしかったですよ。」
「ごめんね、無理やりにでもプレイしとけば良かった」
青「んーん、それでさ、今日呼んだの、お願いがあって」
「毎朝僕にstayってコマンドちょうだいよ」
黄「また、なんで急に」
青「いや、ドロップ起こしたとこ見られてたっぽくて。」
「今日、あの5組の××くんいるでしょ?あの子から言われて。」
「あの子domだから。念の為?」
黄「じゃあ、パートナー続けましょうよ、」
「前みたいにしなくても、毎日ひとつとcareならある程度は安定するでしょ?」
「それに、パートナーの命令が最優先になる。」
「そのブレスレット、つけてるならcollarみたいになってより効力上がるかもだし。」
青「うん、そうかも。パートナーだけならバレないしね。」
「なら、また。ごめんね、解消させたのも僕なのに」
黄「今stayして、明日までじゃcareまでが開きすぎますね、」
「明日の朝、何時くらいに家出ますか」
「早めに行けたら、○○駅の南口に来てください。」
「stayだけだから、careはその場じゃできないけど。」
「軽いプレイとそのコマンドで1日行けるんじゃないですか?」
青「うん、行ける」
「ぼく、ちゃんといちにちまもる。」
黄「じゃあ、僕との約束です。」
「もしも僕がcareできなかったら、必ずそのお友達にケアしてもらうこと。」
「それも無理なら、僕に電話してください。」
「バレるのが怖いなら公衆電話から。」
「大丈夫ですよ、ここの校長、優しいし。腐男子だし。そもそも私立だし、あんま教育委員会との絡み合い少ないし。」
青「ん、ちゃんとしてもらう」
「あと、今日でいいから、今からプレイして。」
「もう、生徒が言うおふざけのコマンドがどんどん積もっていくの。」
黄「ん、Goodboy」
「偉いですねぇ、青ちゃんは。」
「コマンドに従わず、ちゃんと僕に甘えられて。」
「いいこ、いい子だねぇ、Hug」
青「んっ…」
黄「Goodboy。これじゃ足りない?」
「もっと過激なのしちゃう?」
青「んーん、大丈夫」
「ありがと、体軽くなった」
黄「ん、ならいいんですよ。」
「明日の朝、ちゃんと来てね」
───────────────────
黄「おはよ、青ちゃん」
青「ん、はよ」
「はやく、今そこに○×先生いたから」
黄「Goodboy」
「1日頑張るんだよ、ちゃんと僕に従って。」
「Come、Hug」
青「ん、…は、ぁ…/」
黄「落ち着く?」
「嬉しいけど、僕が卒業するまでお預けね。」
「Goodboy」
「偉いねぇ、いい子だねぇ。」
「いい?僕が言ったら、もう誰のコマンドにも従っちゃダメだから。」
青「ん、おねがい」
黄「stay。がんばって。行ってらっしゃい、青せんせ」
青「ん、いってくる」
「出会ったら、ちゃんと小声でいいから上書きしろよ」
黄「うん、絶対ね。ちゃんとstayだからね。」
「ほら、見つかっちゃう。じゃあね。」
青「ん、じゃ。」
───────────────────
青side
彼からのstayの効果は抜群で、案の定投げかけられる僕へのコマンドも、全てちゃんと”stay”できた。
そして、ヤツは本当に、すれ違いざまにも小声で
黄「Goodboy。もうしばらくstayだよ」
なんて、careもstayも怠らない。
ほんと、できたパートナーだよ。
おかげで黄の進級まで、何事もなく持ちこたえられた。
んだけど。
校長「青くんは黄久瀬さんと一緒がいいよね。」
「わし、行き過ぎてなければ二人の関係に触れたりしないよ。」
青「こうちょ、っっ…」
校長「むしろ、ちゃんとそこでとどめてくれて校内にしっかり君が落ち着ける人がいるならわしも嬉しいのぉ。」
青「ぅぅぅ〜〜〜…」
「やっぱ、バレますよね、…」
校長「君、前はコマンドが聞こえたら従うことも多かったのにここ半年そこら無くなったからね。」
「ちゃんとcareもしてもらってるみたいで、向こうとしてもいい経験なんじゃないかなのかな」
青「ありがと、ございます…」
「ちゃんと一線は守ってます」
校長「…個人的には超えてくれてい、」
「いや、なんでもない」
「ちゃんといい感じに合わせられるようにするから安心したまえ。」
青(そういえば、校長腐男子だって言ってたな…)
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黄side
青ちゃんに呼び出された。
そろそろクラス話し合ってるだろうし、バレたから移動とか言われるんだろうなと思って聞きに行った。
青「あのさ、校長にバレてて、来年クラス合わせるからだって。」
黄「はい?」
「え、バレたから辞めるとかじゃなくて」
青「いや、ちゃんとしてて偉いって」
「一線は超えてませんって」
黄「…ほんとに一線超えれなくなったじゃないですか。」
青「え、何。越えようとしてたの」
黄「んー、まぁ」
青「…きゃーえっちー!!」
黄「棒読みどうにかできません?」
青「とりあえず、校長先生に認められたならある程度は大丈夫だから。」
黄「ん、なら週一でプレイ、大丈夫か聞きましょうよ」
青「んー、まぁ、そうだね。一緒来てよ」
黄「いいですよ」
「週明けで大丈夫?」
青「うん」
───────────────────
青「失礼します。」
校長「どうぞー?」
黄「失礼します、」
校長「あらあら、まぁまぁ」
「うふふ、ぐふふ、ぐへへ…」
青「あの、校長、腐男子出てます」
校長「おっと。」
「で、要件は?」
青「…、っ週一で、プレイしてもいいですか?」
校長「わぁ、ド直球」
「いいよ〜?ぶっ倒れられる方がよっぽど良くないから。」
「まぁ、隠れてしてもらうけどね。」
「黄久瀬くん、青くんのこと大事にね」
黄「っも、もちろんです!!」
「絶対大事にします、」
青「その、そんなに軽くOKしていいんですか?」
「一応、教師と生徒だし…」
校長「ま、この街の高等教育機関に出されるマニュアル、青くんは分かるでしょ?」
「あれ、不純異性交遊がダメとは書いてあってもプレイするななんて書いてないんだよねぇ。」
「でなきゃ許可出せないし。」
「一応教育委員会には黙ってるけどね」
青「ありがとうございます、!」
その時、部屋の外から聞こえてしまった。
“Kneel”
「っ、…?!」
黄「、っ…青せんせ、stop」
「Goodboy」
「さっき、もういいよって言っちゃいましたもんね」
校長「…今のは」
「生徒かな」
「青先生、やっぱり最近は黄くんからstayって貰ってたんだよね?」
青「みんな、ホイホイコマンド言うから…」
校長「青先生、生徒にSubだと公表する気はないかね?」
「ついでに、黄くんとパートナーであることも。」
「教育委員会には話をつけておくよ。」
青「ちょっとだけ、考えさせてください」
───────────────────
青side
黄「どうするんですか?」
「僕はどちらでも。」
「代わりにcollarつけてもらうけど。絶対他の人になんて渡さないし。」
青「まぁ、正直あんま迷ってないんだけどね。」
「もうバレてるし。」
「堂々と黄くんのこと公言できるなら嬉しいし」
「ただ、トラウマは消えないし」
昔虐められたこと。sub性を使い、散々遊ばれたこと。
でも、この子がいれば、きっと大丈夫。
何となく、そんな気がするから。
青「うん、僕、やっぱ公表する。」
「教育委員会どうこうが先だけどね。」
黄「そうですか、僕も覚悟してcollar選んどきます」
青「やる気満々。笑」
─────────────────────
黄side
校長「今日は、月に一度のダイナミクスに関する授業ですね。」
「そこで、お知らせがあります。」
「どうぞ、いつでも。」
青「、っこんにちわ、青です」
「今日は、初めに僕から大切なお話があります。」
「みんな、僕のダイナミクスはなんだと思いますか?」
そう問いかけると、Normal、dom、それと同じくらいSubという声も聞こえる。
青先生が決心した後、校長先生に伝えると、まさかの教育委員会との話は既に着いていた。
僕のことは伏せて、事前に連絡取り終わっていたらしい。
そして、今日。
僕の変化に唯一気がついた友達に怪しまれながらも、僕は青先生や他の先生たちにだけ見える位置で青先生を見守っている。
「みんな、最近はもう気付いてる人も多いかな。」
「僕はSubです。」
「驚いた?」
みんな、ザワつく。
驚きの声、納得の声、知っていたというような声。それに交じって、少し落胆の声。
「みんな、きっとびっくりしたりガッカリしたりしたでしょう?」
「僕の授業中、コマンドを言ってくる人も居たね。そういった人達がどう思っているのかは分からないけど、subである僕だからこそできる授業を今日はしようと思います。」
「この後はいつも通りダイナミクス事に別れてもらうけど、今日はdomの人が体育館、後半でsubの人と入れ替わって貰うよ」
「と、その前に。僕のパートナーは、3年の黄久瀬さんです。こっちの方がびっくりでしょ?」
「ちゃんと認めてもらってるからね。」
「ありがたいことです。」
「だから、みんな僕に手出したりしないんだよ〜??」
「うん、ごめんね、冗談。」
「じゃあ、みんな別れて〜!」
───────────────────
青side
そこまで言いきって、僕は人目につかない場所にはけた。
黄「おかえり、青ちゃん」
「Goodboy」
青「っぅ、〜〜〜…緊張したぁ、」
黄「いいこ、えらいねぇ、Hug」
青「もう、思い切り抱きついていーい?」
黄「うん。遠慮なく来て」
青「ん、っ…ふぅ、っ…/」
「ちゃんと、守ってよね」
黄「もちろん。というか、次の授業、僕も緊張します」
青「恥ずかしいとこ晒すのは僕の方なんだから。」
「がんばろ。ちゃんと、collarもつけてるもん。」
そう、僕の首に輝くのはシルバーのネックレス。
本当は、collarとして売られているものがあるのだが、お互い嫌だと言ったのでネックレスになった。
これでも、collarとしての役割はある程度持っている。
青「じゃ、行こうか。」
黄「うん、Goodboy。がんばろ」
───────────────────
黄side
青「みんな、コマンドを使ったことはありますか?」
「正式に相手がいてした人もいれば、適当に言っただけの人もいると思う。」
「そこで、必ず覚えておいて欲しいのが『care』」
「careが何かわかる人ー?」
モ「…褒めること?」
青「んー、まぁ正解かな」
青「例えば、Come。」
「おいでって意味でしょ?ちゃんと従えたら、「Goodboy」」
「ん、やってみて」
黄「っ、Come、/」
青「…、//」
黄「、Goodboy、」
「あの、これする必要ありますか?」
青「上からの指示だし。恥ずかしいけどね、我慢我慢…」
こんなに可愛い青ちゃん、誰にも見せたくないし。
「で、それを怠ると、subはサブドロップを起こすの。」
「その時は、優しいプレイで落ち着くこともあるんだけど、重度になると死んでしまいます。」
「1回、僕が倒れたのはきっとバレてるよね?」
「あの時はね、黄くんとパートナー解消してたのもあってサブドロップ起こしちゃったの。」
「だから、そうならない為に。」
「むやみやたらにコマンドを言わない。どうしても必要だったんなら、ちゃんとcareまでする。」
「これは守らないと、僕以外にも流れ弾食らうsubの子はいるはずだから。」
こうして喋っていても、やっぱり消えない好奇の目。
そして、聞こえた。
『Kneel』
黄「stop」
「僕だけ聞いて。」
「他はstayだからね?」
青「ん、…ありがとう」
黄「Goodboy。ごめんね、コマンド使っちゃって」
青「んーん、そのためのパートナーだし。」
「ちゃんと守ってよね」
ちょっとくらい、見せつけたって許されるでしょ?
僕の青ちゃんにコマンドを投げかけるだなんて、身の程知らずにも程がある。
そう思って、声の主へ視線を向ける。
青「ちょ、グレア、そんな警戒すんなって」
「大丈夫、お前が居るし。」
黄「、すみません」
青「で、今見たでしょ?コマンドは、パートナーのものが基本最優先。」
「間違った時のお仕置もあるけど…」
「僕らは、まだした事ないかな」
黄「普段のプレイで間に合ってるし」
青「うん、僕ちゃんと従えるし。」
「まぁ、そんな感じで、いつもと大して変わらないね、ここまでは。」
「あと5分、5分だけ、ちょっとプレイ見せてあげる」
なんて、そんなに可愛く笑うといつもしないようなことしちゃいますよ
僕らが消されないためにもできないんだけど。
ほかの先生たちは、僕に任せると言って体育館を出ていった。
念の為、僕の腰には盗聴器。
別室で、保健の先生が聞いている。
何かあれば駆けつけてくれる。
黄「じゃあ、ここからは僕が。」
「僕たちは、あんまり過激なことはまだ出来ないから」
「Come」
青「いつも通りで終われよ」
黄「もう、口は達者だなぁ」
「偉い、Good」
「Kneel」
「このコマンドは、よく聞きますね。」
「ごめんね、先生いろいろ言って」
「stand-up」
青「っ、…♡」
黄「…せんせ、いつも通りだよ」
「ゆっくり、深呼吸」
「うん、大丈夫そうかな」
「Hug」
青「……っ、…//」
黄「どうしたの?」
青「、…」
黄「…speak」
青「っ、こんな、人前で、ぎゅーなんて恥ずかしくて、」
黄「っわ、やば」
「かわいい」
青「っん、!」
黄「っお、?!Goodboy、」
「よくできたね、恥ずかしいって言ってたのに」
青「ん、…/」
「あと何分?」
黄「あとね、1分」
「もうここじゃこれ以上しないよ。」
「足疲れたでしょ?もう1時間位は立ちっぱだもん。座っていいよ」
青「…、こまんど」
黄「え?椅子か床、どっちがいい?」
青「黄くんが好きな方」
黄「じゃあ、Kneel」
青「っも、よりによって恥ずかしい方、」
黄「だから好きなんだよ、Goodboy」
「お疲れ様。かわいいねぇ、いい子」
「髪の毛ふわふわ」
「目もなんか垂れてない?いつもより」
「もう時間だし、このくらいにしようか」
「みんな、移動していいよ。」
「Subの子達にも入ってって伝えてね」
しっかり睨みは効かせた。
多分、しばらくは青先生がコマンドで狙われることは無いと思う。
僕、強い方だし。
ランク、一応Sだし。
青先生もS。僕のグレアを拒否できないってことは、青ちゃんよりももっと強い。
青ちゃんの可愛いところは、僕だけが見てれば十分なの。
───────────────────
青side
青「っぅーー!!やっとおわったぁ、…」
黄「ちょっと、いいですか」
青「ん?careならしっかりしてくれてたじゃん」
黄「んーん、違うの」
「ちょっとだけ、服はだけさせて」
青「は?いいけど」
黄「ん、ん、っ!」
がぶっ!!と、肩に痛みが。
青「って?!」
黄「すみません、ちょっと、なんか嫉妬しちゃって」
青「んーん、嬉しい」
──────────────────
青side
あの授業から、およそ1年がたった。
黄くんは今日で卒業。
卒業後は、家から通える専門学校へ。
黄「青ちゃん、一緒に帰りましょ」
「もう僕は生徒じゃありません」
青「うわー、抱き潰さないでね」
黄「そこまでいきなりは行きませんよ」
青「校長先生に挨拶行こうよ」
黄「うん、そうだね。」
青「おせわになったなぁ、特にこの1年。」
こんな話をしているが、僕はきっと帰ったらぐちゃぐちゃにされる。
こいつが1年、どれくらい耐えていたかなんてよーく伝わっている。
いつも股間を気にしてた。
全く、血気盛んな思春期って大変やなぁ。
僕?
あー、なんのことだろ。
その後、校長先生に明日青先生が休みでも許してやってください、僕が原因ですだなんて言い放つやつにげんこつを入れそうになったのはまた別の話。
バカ長いの最後までありがとうございます!!
あんまりRじゃありませんでしたね。
また気が向いた時に、卒業後の2人の激しめえっち投稿します!