テラーノベル
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🦍×🍆 🍆視点
🦍「ぼんさん⋯嫌だ、死なないで!ぼんさんがいつも僕のそばに居てくれたから、僕は頑張れたしここまで生きてこれたんだ⋯ぼんさんが居なきゃ⋯僕は⋯僕は⋯」
ドズルは俺の手を強く握りしめ大粒の涙をこぼしていた
🍆「ドズさん⋯泣かないでよ⋯ドズさんが泣いたら、俺だって泣けてくるじゃん⋯大丈夫、大丈夫だから⋯」
俺はできる限り励ましの言葉を返した
🍆「ドズさん⋯俺の最後のわがまま⋯聴いてくれる⋯?」
🦍「何?ぼんさん⋯」
ドズルは俺の手を握りしめ泣くのを我慢しながら聴いてくれた
🍆「俺の分まで⋯笑って生きろ⋯」
🦍「⋯っ!」
🍆「ドズさんが笑えば周りの人も笑顔になる⋯メンバーの皆もドズさんが笑顔ならとっても嬉しいし、その笑顔につられて俺達まで自然と笑顔になる⋯その力でもっと沢山の人達を笑顔にしてあげて⋯」
俺は最後の力を振り絞って最期のわがままを言った
🦍「わかった⋯ぼんさん⋯わがまま聴いてあげる⋯」
すると、ドズさんは指で口角を上げて言った
🦍「僕が笑顔になれば、皆も笑顔になるんでしょ?⋯じゃぁ⋯僕もっと沢山の人を笑顔にするからさ⋯ぼんさんも、笑顔で⋯」 ドズさんは俺に笑顔を見せた
🍆「ふふっ⋯そうだな⋯ありがとう⋯ドズさん⋯」
俺はドズさんの笑顔を最後にこの世を去った⋯
END
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