目黒が日本に帰ってきてすぐに佐久間の家に行こうかと思っていたが、今日はLIVEに行くと言っていたのを思い出して一度自宅に帰ることにした。自宅に戻り荷物を置くとシャワーを浴びて出かける準備をして、すぐに家を出る。
佐久間の家に着くと貰っていた合鍵で部屋に入るとまだ帰ってきていなかったが、シャチとツナが迎えてくれた。
目黒「シャチ、ツナ久しぶりだね」
言いながら頭を撫で2匹を抱き上げリビングに向かい、佐久間が泣きながら寝ていたであろうソファーに腰掛けシャチとツナを降ろす。そこには毛布とタオルが置いてある。
目黒「やっぱり、泣いてたのかな…大介、ごめんね」
スマホを手に取ると佐久間に『待ってるね』とメッセージを送る。
数時間が経って家の鍵が開く音がする。リビングに佐久間が入ってきて、ソファーに座る目黒をみて名前を呼ぶ。
佐久間「…蓮?なんでっ…」
目黒「ただいま」
目黒は久しぶりの佐久間に嬉しそうにニコッと笑う。
佐久間「…」
目黒「おかえりって言ってくれないの?」
下を向いて黙ってしまう佐久間に近づき、悲しそうに聞く。
目黒「怒ってるの?インライのこと?」
佐久間を抱き締めようとすると佐久間に避けられてしまう。
佐久間「…」
目黒を目の前にしたら自分がどうしたいのか分からなくなって、勝手に涙がポロポロと溢れる。
目黒「大介、ごめん。愛してるのは大介だけだから…辛い思いさせて、ごめんね」
手を伸ばして佐久間の頬に触れ伝う涙を指で拭う。
目黒「大介、許して」
佐久間「…蓮のバカ…」
目黒の手が顔に触れると安心するが、目黒の手を払い除けて寝室に逃げ込もうとして目黒に後ろからギュッと抱き締められ捕まる。
佐久間「やだぁ…離して…グスン」
目黒「逃げないで、一番に抱き締めに来たから」
目黒の言葉に佐久間の動きが止まり、涙でぐしゃぐしゃの顔で見上げてくる。
目黒「全部じゃないけど見てたよ」
佐久間の頬にキスをし伝う涙を舐めとると、そのまま唇にキスをする。
佐久間「んっ…」
いつの間にか目黒の服をキュッと掴み、もっとと求めるように見つめる。
目黒「仲直りしよう?」
佐久間「…翔太じゃなくていいの?」
目黒「俺は大介しか愛してないよ」
佐久間「…俺も蓮のこと愛してる」
目黒の言葉にまた涙を零しながらギュッと抱きつき、目黒の胸に顔を埋める。
目黒「久しぶりの大介だー」
目黒が嬉しそうに抱き締めながら頬を擦り寄せてくる。
佐久間「蓮、擽ったい」
身を捩りながらクスクス笑う。
目黒「やっと笑ってくれた」
言うと佐久間の頬にチュッとキスをする。
読んで頂いてありがとうございます。まだ、続きます。
リクエスト通りになってますかね?大丈夫か不安(;ŏ﹏ŏ)
コメント
5件
リクエスト以上の甘々で幸せです😳 ありがとうございます😆😆