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mrkが市に来る瞬間! いやぁ〜、、うめぇ…
この小説は一切ご本人様に関係ありません。
mzyb
mrk×sha
⚠長め⚠
わんく
「…地球に位置する人ならざる者と人間が共に住む街…。」
ギシ…
ゲーミングチェアに背を預ければ、ギシ…と少し不安になる軋み音が鳴る。目の前にある日本産のPC画面に映る文字の羅列の中にある一文に俺は唖然とする。
__地球に位置する人ならざる者と人間が共に住む街。その市の規模は小さく、その街を見付けられる者は然程居らず皆その街を都市伝説と見做している。だが現在ではその市は存在しているのではないかと世間を騒がしている。その市の目的、そして何故人ならざる者と安心して住めるのか。それは謎に包まれている、調べようにもその市に目星が着かず学者達やマスコミ等は血眼になって探しているとか…。それでは次の日本ニュースに移ります___
_数年後__
「よし…ほな、行ってくるわ!」
『気を付けなさいよ?いきなり留学に行くって言われてお母さんビックリだわ…。いくらその…ニンゲン?になれるからって、調子乗って正体明かさないでちょうだいよ!?年に一回…いや二回、!帰星しなさいよ!?絶対によ!!?』
「分かっとるって…んじゃ、留学行ってきまぁす!!」
『気を付けてねぇ…!』
心配ながらも少し嬉しそうな母のその言葉を聞いたと共に、俺は人間の姿に化ける。そして家から飛び出し、人間界でいう飛行機に似た乗り物に足を運びそのまま自分の生まれ育った星を離れた。初めての留学なるものに大きな好奇心を抱きつつ、少しの不安も抱いていた。
_数十時間後_
「ここが…ここが…!!」
地球内にある一つの国…、
「うわぁ…!??見たことないモンばっかしや…!!」
mod「アンタ、留学生なん?」
後ろからそう年配の女性の声がし、咄嗟に振り返ってしまった。するとそこには、たこ焼きなるものを片手に俺の事を不思議そうに見詰める年配女性が立っていた。そんな女性に俺は驚きつつも簡単な相槌を返す。
「あ―…ま、まぁそんなところっす!」
mod「んまぁ!!日本語流暢やねぇ?!オバハンびっくりやわぁ~!ココ初めてやんなぁ?大阪弁まで分かるんやねぇ?!」
「いっぱい勉強したんで!あ…漢字はまだまだっすけどね…笑」
恥ずかしそうに俺は自分の後頭部を片手で掻き、眉を八の字にさせつつもすぐに表情を穏やかにして相手を見詰めた。でもスマンな、俺はそんな相手しよる場合ちゃうんや…。
mod「髪もそんな派手に染めてぇ~…えぇ?髪質傷むんとちゃう?」
「ぁはは…ほな、僕急いではるんで!また何処かで~!!」
mod「あら…気を付けてなぁ~…。」
俺はすぐにその場を離れ、人間界でいうスマホ?っちゅう物を取り出してすぐに目的地について検索をかける。すると一つのURLが出現し、それをタップすると数秒後に端末画面がナビに切り替わる。
「げッ…目的地までおよそ一時間半…。めんどくせェ~~…、、」
俺は片手に端末を持ち、ナビの指示に従って足を運ぶ。そして度々休憩を挟みつつも約二時間後…その目的地らしき場所に俺は到着した。端末画面に映るナビは
“目的地ニ到着致シマシタ、オ疲レ様デス。”
そう機械音声で伝え、もう一つのURLが端末画面に表示された。俺は迷わずそれをタップすると、すぐにまた端末画面が映り替わる。電波が遠いのか、少し遅れをとりながらも何かのアンケート的なサイトに辿り着く。
「…ここまで紹介サイト通りやな…、、」
そう俺は小さく呟けば、その項目を読み進めながら正直に回答して行く。例えこれが嘘であっても、本当であっても俺はどっちでも良い…。俺の本心は好奇心のままに動くこと且つ効率的に、自分の利益になる様に。これがただのツリであっても俺はエエ、留学生として地球を学び賢くなって帰星するんや…!!
「…ん、よし……全部答えたぞ…!!」
“_全ての項目にお答え下さりありがとうございます。では、この街を管理する市長に一時的に位置情報を共有致します。_”
…え?一時的に位置情報を共有……えっ、ぇえ゙!?ちょ待ッ、聞いとらん聞いとらん!!待て待て待て!!は、はぁ!?!?ふざッ…はぁあ゙!??いやっ、確かに覚悟しとったけど…ッ!!!ンな゙いきなり…っ、はぁあ゙あ゙!??そう俺は焦り散らしながらキャンセルボタンを探す。だが一向に見当たらず、ただ俺は辺りを見渡して冷や汗を流し続けていた。するとそんな状態の俺に、ある一人の男が声を掛ける。
『…え―っと…あの~…、、貴方…”最高コーラ”…さん?』
k「…ッえ゙、……」
『……あれ、ちゃいますか…。あれ~ココやねんけどな…』
目に掛かるか掛からないかの少し長めの群青色に近い前髪に、白い肌に塗ったような目のクマに気怠げな瞳をした男性が端末を片手に俺を通り過ぎようとする。そんな彼の手首を強く掴み、ここに無理矢理留まらせた。目を見開き、驚愕した様な表情を俺に見せる。
k「ッお゙、俺です!!もりたかこーら…最高コーラです…!!!」
『…ぁ、っあ~~…そう…ですよねェ~…。ほ、ほな行きましょか…、、』
k「っはい!!」
俺は目を輝かせ、彼の背に続いた。そして数分もしない内に俺は少し薄暗く、高いビルが並ぶ街に足を踏み入れていた。周りを見渡せば、人と少し似た者や正しく人間と呼べる者も居た。そんな周りの景色に気を取られ、彼の背中に顔を軽く打ち付ける。
k「ッンぶわ…ッ…、、」
『ぅお…、大丈夫すか…?』
k「ぁやッ…すんません…っ、、他所見しとりました…。」
『…日本語お上手ですね?住んではりました?』
急に立ち止まったかと思えば、こちらに体を向けそんな質問を俺に投げ掛ける。俺は少しその返答に躊躇しつつも、彼に敵意がないことが分かれば正直に自分の事を話す。と言っても事細かには言わず、所々濁しながらも自分の事を紹介した。
u「はぇ~…そうなんですねぇ…、あ…申し遅れました。私、マジヤバシティこと真面目にヤバシティの管理市長。鬱先生と申します」
k「ほぉ~ん…あ、よろしくお願いします…。」
彼と挨拶代わりの握手を交わそうと、片手を差し出そうとする。すると遠くから彼の名前を大きく怒鳴り気味に呼ぶ声が俺から見て右側から聞こえた。それも鮮明に、そして彼とほぼ同時に声のする方に顔を向けた。
『おい!また苦情来てんねんけど!さっさと対処しろやテメェ゙!』
u「しゃおちゃん…今接客中やねんて…、」
sha「…え゙、ちょおま…っ…早よ言えや゙ッ!!」
バンッ…
u「ゔッ…いたぃ゙…、、」
眉を八の字にさせ、少し疲れ気味にそう言い放つ。すると青いキャップを被り、野球選手の服装を少しアレンジした様な衣服を着用している彼と目が合った。すると彼は軽く会釈をしてすぐに俺に近寄った。
sha「マジヤバシティを運営しとるシャオロンです、よろしくお願いしま~す。」
k「…あ、最高コーラです!こちらこそよろしくお願いします…!!」
彼のチャラついたイメージとは裏腹に、礼儀正しく優しくこちらに微笑みかけて握手を求める彼に少し驚き呆気に取られてしまった。すぐに自分も挨拶をして、彼と握手を交わす。
sha「ほ~ん…アンタがもりこ―さんね~…」
u「ちょ、シャオロン!お客さんやて!!」
sha「ええって、関西弁やし現地慣れしとるんやろ?なぁモリコーさん?」
k「っえ?!ぁや…っ、一応留学って形で今日来たばっかで……。」
馴れ馴れしくそう自分に話し掛け、肩を組みこちらに質問を投げる。そんな質問に建前の事を話せば、すぐに自分の肩から腕を離し慌てて距離を取る彼にまた俺は呆気に取られた。
sha「えぇっ?!嘘ぉ!?」
u「お前ちゃんと資料見ろや…、ホンマすいませんねぇウチのが…。」
k「えぁ…いや、!大丈夫っす…!!」
軽く頭を何度か下げ、こちらに謝罪をしてくる鬱と名乗る彼に返事をする。すると二人は足を再び動かし、俺はまたその彼等の背を目の前に歩き始める。
u「あともうちょいでマンション着きますんでね~…、」
k「出来れば防音のマンションで…、、」
sha「防音…?配信でもしてるんですか?」
k「まぁ…少し…、?」
彼等と度々雑談を挟みつつ、足を動かしていた。二人は時折手持ちの資料に目を落としながらも、話題を振ってくれていた。そして遂に目的地のマンションが俺達の目の前に現れた。そしてマンション内にあるエレベーターに乗り、四のボタンを押す。
u「コーラさんのお部屋は四階ですね~…、」
sha「え?四階に空部屋あったっけ?」
u「丁度一室空いたん…、あ~いや…空いとった。」
sha「笑笑…お前言い直すなや…w」
終わり。
力尽きた系没だからね、あんまりそういう描写はないよ。
では、次の投稿でお会いしましょう。