少女達を看病して。
目覚めて。
もう良いかなって思ったから、私達はまた、旅に出る。
,,,はずだった。
東洋 亜美
なにか、欲しいものはありますか?
少女から、そう聞かれて。
言う?言わないよ。
この子が分かるはずないんだから。
でも、どうしてだろう。
言ったら、貰えるような気がしたの。
気のせいでしょ?
気のせいだよ、絶対。
でも__
アカ
,,,[愛情]
東洋 亜美
へ?
アカ
私は、愛情が欲しい。愛されたい。
言うだけなら、欲しがるだけなら、良いでしょ?
アオ
私は、心が,,,欲しい,,,
キイロ
私はっ、夢…!
ミドリ
……………………。
皆も、少女に言う。
きっと、私と同じ思い。
だから,,,
アカ
貰えないのは分かってる、だから_______
東洋 亜美
もう、ありますよ
アカ
,,,え?
東洋 亜美
貴方は愛されている。
東洋 亜美
貴方は、ちゃんと心がある。
東洋 亜美
貴方も、夢がある。
東洋 亜美
貴方は__きっと、ある。
そう言って、少女は微笑んだ。
その笑顔が、あまりにも,,,
アカ
(,,,ますたー,,,)
ますたーに、似てたから。
きっと、大丈夫。
私は愛されてるんだ
そう、心から思う事ができた。
アカ
ありがと、ほんとに。
東洋 亜美
,,,いいえ。
東洋 亜美
こちらこそ、有難う御座いました。
東洋 亜美
…………じゃあ、またいつか。
そうして、私達の旅は終わった。
たった一週間くらいの、小さな旅。
でも、今日の事を、私達は一生忘れない__。