設定:炭治郎は伊黒の6歳下に妹として生まれ、赤い綺麗な瞳の色と赤みがかった髪色と女ということから蛇の鬼に差し出されずに育った。一族の悪影響を受けずに優しさと思い遣りに溢れる純粋ないい子に育った炭治郎は姉たちや村の人達に対して拒絶感を持っており、牢に入れられていた兄の小芭内によく懐いていた。炭治郎が5歳になるとそろそろ小芭内の身が危なくなり、炭治郎はこっそり小芭内の牢の鍵を開けて外へと連れ出し、一緒に村から逃げ出した。
伊黒
炭治郎
伊黒の帰りを迎えたのは妹の炭治郎。今年で17を迎える炭治郎は大きな目やぷっくりと小さな唇の可愛らしい容姿に小柄な女性らしい曲線美の体はすれ違う者の目を奪い、生まれ持った優しさと温かさや強く凛とした心に触れれば誰もが心をも奪われる。小芭内にとってとても自慢の妹であった。
炭治郎
伊黒
炭治郎
伊黒は炭治郎の頭に手を置いて撫でると風呂場へと足を向ける。その間に炭治郎はご飯に最後の仕上げをして皿に盛り付ける。そして伊黒が居間へと戻ってくると一緒にご飯を食べる。
伊黒
炭治郎
そう言って微笑む炭治郎に伊黒は胸がきゅんと締め付けられる。俺の妹はこんなにも可愛いのだと自慢して回りたいくらいだ。
伊黒
と、伊黒は未だに妹のことを言っていない自分の同僚たちを思い浮かべる。一時的にお世話になっていた煉獄杏寿郎には存在がバレているものの御館様以外の他の仲間たちには口外していないのだ。
伊黒
炭治郎
炭治郎は難しい顔をして黙々と食事をする伊黒をキョトンと見つめる
伊黒
伊黒
伊黒
炭治郎
伊黒
炭治郎は納得がいかないような表情だが、目の前で真剣な顔で忠告をする伊黒から心配する匂いがしてくるため、自分を心配して言ってくれているんだと頷いて見せる。
炭治郎
伊黒
炭治郎
炭治郎はそう言って前髪で画している自分の額の傷に触れて苦笑して言う。それに伊黒が悔しそうな悲しい表情で手を伸ばして傷に優しく触れて撫でる
伊黒
炭治郎の額にある傷には、まだ2人が幼い頃、元炎柱である煉獄愼寿郎が2人を保護して一度村へ戻った時に親族の投げた石が伊黒に当たりそうになり、炭治郎が庇った経緯がある。
炭治郎
炭治郎は伊黒のじぶを撫でる手を握ってニコッと安心させるようにほほ笑みかける。そんな妹に伊黒はなんて出来た妹だろうと思った
伊黒
炭治郎
炭治郎は大袈裟すぎるとぷんぷんと怒ってみせるが、伊黒の目にはそんな炭治郎の姿もただの可愛い仕草としか見えていない
数日後 炭治郎は家で洗濯物を干していた
炭治郎
炭治郎
そう呟き、せっせと伊黒の分もと桜餅を作り続ける炭治郎。そして、出来上がった職人顔負けの絶品の桜餅が沢山仕上がった。
炭治郎
炭治郎
そうして炭治郎は桜餅を綺麗に箱に詰めて煉獄家へと出発した
炭治郎
炭治郎は煉獄家の門の前へと足を止めると声をかける。すると庭で掃除をしていた杏寿郎と瓜二つの顔、弟の千寿郎が駆け寄ってきた
千寿郎
炭治郎
千寿郎
炭治郎
千寿郎
炭治郎が微笑みながらそう答えると千寿郎は一瞬顔を真っ赤にさせたが、嬉しそうに微笑んで炭治郎に上がるように促して炭治郎に背を向ける。千寿郎も炭治郎に恋慕を抱く一人であった。
千寿郎
コンコン
炭治郎
愼寿郎
炭治郎
愼寿郎は久しぶりに会った我が子同然に思っていた炭治郎に会い、少し驚く
炭治郎
愼寿郎
炭治郎
千寿郎
炭治郎
炭治郎
千寿郎
炭治郎
炭治郎
愼寿郎
炭治郎
千寿郎
炭治郎
千寿郎
それから炭治郎は愼寿郎が鎹鴉を送ったことによって来た隠によって産屋敷邸へと連れて行ってもらった
炭治郎
隠1
炭治郎
隠2
炭治郎
炭治郎は桜餅を2人に差し出すと労いの言葉をかけて産屋敷邸へと向かっていった。そんな炭治郎に2人は感激し、目が潤んだ
隠1
隠2
隠1
隠2
「炭治郎さん」
炭治郎
輝利哉
炭治郎
輝利哉
炭治郎を立派な邸宅の前で待っていたのは嫡男の産屋敷耀利哉だった。炭治郎に穏やかに嬉しそうに微笑むこの少年も炭治郎へ恋慕をする一人である。
炭治郎
輝利哉
炭治郎
あまね
炭治郎
あまね
炭治郎
炭治郎は煉獄家の奥方である留火に続いて女性として尊敬するあまねに会えて嬉しそうに微笑む。産屋敷家とは愼寿郎に保護された頃から何かとお世話になっており、子供たちとも兄弟のように仲がいい。煉獄夫婦と産屋敷夫婦は炭治郎と小芭内のことを我が子のように愛情を持っており、炭治郎としても親のように尊敬し、懇意にしている。
炭治郎
あまね
輝利哉
あまねは優しく微笑みながらお茶を出し、耀利哉は意中の女性の手作りに胸を高鳴らせ、姉妹たちは姉様と呼び慕っている炭治郎の手作りのお菓子に嬉しそうにしている。
あまね
炭治郎
輝利哉
炭治郎の嬉しそうな言葉に含まれた姉弟という言葉に恋心を抱いている耀利哉は嬉しい反面、男性として意識されていないということに少し悲しそうにする。それをあまねや姉妹たちは苦笑し、相変わらず炭治郎は鈍感なようだと思う。当の本人は仲のいい家族だとニコニコとしながらそれを眺めている
コンコン
隠1
あまね
炭治郎
炭治郎は会議が終わったということで桜餅を柱や耀哉に差し入れるために隠に続いて部屋を後にする
あまね
輝利哉
隠に案内されて着いた襖の戸をコンコンと叩いて炭治郎は襖を開ける
炭治郎
炭治郎は綺麗な所作でお辞儀をして部屋の中へと入り、桜餅とお茶の乗った盆を手に耀哉や柱たちの元へと足を進める
炭治郎
伊黒
耀哉
炭治郎
ニコッと微笑み、炭治郎は耀哉の前に桜餅とお茶を出す。そして、柱たちの前にも桜餅とお茶を出す。柱たちはそれを眺めながら炭治郎を知る者は嬉しそうに笑顔を浮かべたり、複雑そうな表情をし、知らない者は炭治郎の美しく愛らしい笑みと所作に見惚れる。
煉獄
炭治郎
伊黒
炭治郎
甘露寺
炭治郎
伊黒は同僚たちに炭治郎を会わせたくなかったと眉を寄せて顔を顰める。しかし、炭治郎には何故兄がそんな表情をしているのか見当もつかない。煉獄と甘露寺は炭治郎の手作りに嬉しそうにする。甘露寺とは煉獄家にお世話になっている時に杏寿郎の継子として来た頃からの仲で、本当の姉妹のように仲が良く、炭治郎も甘露寺を姉のように慕っている。
胡蝶
ここで耀哉や煉獄や甘露寺、そして人をあまり信用せず寄せ付けない伊黒までもが親しげにしている炭治郎のことを興味津々な面々を代表して、しのぶが手を挙げて尋ねる。
炭治郎
その答えにその場の炭治郎を始めて見る面々は呆気にとられ、驚きを隠せない。まさかあんなに疑り深くネチネチとした性格の伊黒にこんな素直でいい子そうな妹がいたなんてという心境だ。
不死川
宇髄
冨岡
伊黒
驚きとともにさらに炭治郎に好奇の目を向ける面々に伊黒は普段から鋭い目をさらに鋭くして睨む
胡蝶
悲鳴嶼
時透
甘露寺
煉獄
伊黒
炭治郎
炭治郎は嬉しそうに恥ずかしそうに皆からの言葉を聞いて微笑む。その表情に一層全員惹かれているようだ
耀哉
伊黒
宇髄
煉獄
宇髄
冨岡
時透
宇髄
不死川
宇髄
伊黒
宇髄
煉獄
時透
悲鳴嶼
耀哉
胡蝶
炭治郎
胡蝶
炭治郎
甘露寺
炭治郎
甘露寺
男衆がわいわいと言い合っている中、胡蝶(男共に呆れている)と甘露寺、炭治郎は和気あいあいと楽しそうにお茶をしていた
炭治郎
煉獄
炭治郎
宇髄
甘露寺
炭治郎
悲鳴嶼
炭治郎
悲鳴嶼と話している炭治郎に我先にとみんな挨拶をし始める
宇髄
炭治郎
時透
炭治郎
冨岡
炭治郎
不死川
炭治郎
胡蝶
伊黒
炭治郎
伊黒
甘露寺
耀哉
コメント
3件
次は兄弟じゃなくて恋人で天元様か実弥のどっちかをお願いしてもいいですか?