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‎【Sad love】留美ちゃんは祐樹先輩依存症【連載終了】

第7話 - 第7話恋人同士ノ筈

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2021年10月03日

#ドラマ

#ちょいエロ

#青春恋愛

#切ない

#一次創作

海埜架夢/🏙🎬

それから2年後──…

…高校生だった留美と祐樹は自立し大学生になった。

和田留美

祐樹先輩、今日ってどこ行くんですか？

羽山祐樹

ふふ、今日はTheデートな遊園地だよ

和田留美

（遊園地……か、普通に楽しみだけど…観覧車だけは嫌！）

羽山祐樹

大学生になっても行きたくなるもんじゃない？

和田留美

たしかにテーマパークは歳関係ないですもんね笑

羽山祐樹

ココの観覧車景色が最高で人気なんだよ～

和田留美

あ…私、観覧車は……その、

羽山祐樹

もしかして、観覧車苦手？

和田留美

すみません、ちょっと…

羽山祐樹

でも大丈夫だって、落ちることないから

和田留美

でも……

和田留美

もしかしたらピエロとかテロリストが観覧車に爆弾仕掛けてるかもだし

和田留美

もしかしたら運営の不祥事で観覧車が急に止まるかもだし…！

羽山祐樹

それはネガティブがすぎるって留美ちゃん笑

羽山祐樹

それに、俺がついてるから安心してよ

和田留美

…！

和田留美

そう、ですね……っ

和田留美

（とは言っても怖いものは怖い気が…っ）

和田留美

…っ…

留美が窓の外を見れずに身震いをしていると

羽山祐樹

大丈夫、怖くないよ……

そう言って手を握ってくれる祐樹その優しさを握り返す留美

勇気を出して窓の外を見てみると……

和田留美

留美の眼には絶景としか言いようのない景色が映った

和田留美

わぁ…すごい、素敵…、！

和田留美

絶景ですよ先輩！！

羽山祐樹

ふふっ、でしょ？

和田留美

……っあれ、わたし、窓の外見れてる…？

羽山祐樹

でもあんま下ら辺は見すぎない方が……

和田留美

……っ！

ビクッとし思わず横にいる祐樹に抱き着く留美

羽山祐樹

ははっ、そんな怖かった？笑

和田留美

あっ…す、すみません…っ！

照れてすぐに離れようとした留美だが

羽山祐樹

なに離れようとしてんの～？

和田留美

え…？あの、先輩……？

羽山祐樹

留美ちゃん知ってる？

和田留美

なんですか…？

羽山祐樹

恐怖症ってね

羽山祐樹

ある事例を出すと…風邪を引いてるときにお寿司を食べて吐いちゃった子がいるんだけど

羽山祐樹

その時のトラウマが原因で寿司が嫌いになったみたいだよ

和田留美

それは、可哀想ですね…

羽山祐樹

留美ちゃんもそうなんじゃない？観覧車

和田留美

うーん…言われてみれば……超怖いお化け屋敷入った後に乗ったから、かも……？

羽山祐樹

あー、なるほどね

羽山祐樹

まぁ留美ちゃんの場合、高所恐怖症でもあるし

羽山祐樹

恐怖の対策放送を俺が教えてあげるよ

和田留美

あれれ、おっかしーな？
嫌な予感しかしないんですけど……？

羽山祐樹

俺はいい予感しかしないけどね？

チュ──────

和田留美

んっ…っ…せ、先輩！！

羽山祐樹

つまり俺とのイイ思い出で上書きすればいいってだけ

和田留美

もうすぐで下つくんですよ？！

羽山祐樹

あーあ、もう終わりかぁ

羽山祐樹

まぁ夜におあずけってことね。りょーかい

和田留美

いや了解しないでください？？

それから1週間後のある日

友達A

今日、合コンあるんだけどさー

友達A

留美も来てくんない？人数不足でさぁ

和田留美

え、でも私…彼氏いるから……

友達A

ただの人数合わせだから大丈夫だって！

友達A

ちょっとしたお茶会だと思えばよくない？

和田留美

う……う、ん…

和田留美

でも、ごめん！

和田留美

彼氏に悪いしやめておくね

友達A

そう？残念～！

和田留美

（もし祐樹先輩が合コンに行ったとしても私は祐樹先輩を信じてる）

和田留美

（祐樹先輩もそうかもしれないけど、絶対嫌な気持ちにはなるもんね…）

留美はその日、一人黄昏に公園に行き曇った表情をして帰宅していた

？？

あれ、留美さん？

後ろから声をかけられ誰だろうと思い振り向くとそこに居たのは

和田留美

えっ？…って、陽介くん？！

義弟の陽介くんだった

陽介

今帰り？デートじゃなさそうですけど……

和田留美

ああ…ちょっと散歩してたんだ、1人になりたくて。

陽介

彼氏と上手くいってない……とか？

和田留美

（……っ…！）

陽介

ふふっ、冗談ですよー笑

陽介

あんなラブラブなのにそんなわけないですよね

和田留美

陽介

それに僕、留美さんのこともう諦めるてるので。

和田留美

え…、そうなの？

陽介

何時迄も縋り付くかっこ悪い男にはなりたくないんでね…

和田留美

そ、そう……

和田留美

（やっぱり、分かるもん……？）

和田留美

（でも確かに最近、祐樹先輩デートも上の空な時あるし）

和田留美

（夜の行為も上手くいってない…）

ある日の夜

羽山祐樹

……んー、何する？

和田留美

えーと、映画でも観ますか…？

羽山祐樹

それもいいけど俺はこっちの方が好きかな

和田留美

えっ…？

ドンッ！

和田留美

ん…っ！！んん…っ？！

押し付けられるように強引なキスをされ

服の上から胸を鷲掴みされ激しく揉まれる留美

和田留美

んゃ…っぁ…！

羽山祐樹

ほら、抵抗しないで

和田留美

あぁ…っ、あぁん……っ！

和田留美

待っ…！祐樹くん待っ、て…っ

羽山祐樹

ちょっと黙って

和田留美

（……え……っ、？）

和田留美

んぐ…っ！

祐樹の指先を口の中に入れられ指先から垂れる白い糸

その指先でナカをかき混ぜられ始めたのと同時に

指を抜かれると

和田留美

んぁ…っぁあ！

玩具を容赦なく抜き差しされ

和田留美

やぁ…だ、だめぇ……っ！

留美の声に耳も傾けない祐樹に

羽山祐樹

ほら、もっと聞かせて───

酸素を求めて喘いでは厚いキスをされ続ける留美

和田留美

ひっん…、あっ…あぁっ！！

和田留美

やぁ…、やだ…ぁ

和田留美

（やだ…祐樹くんが、怖い……っ）

和田留美

待っ、待っ……て、ほんっ、とに…っ

気づけば留美の目から涙が零れていた

羽山祐樹

…ご、ごめん！ごめん留美ちゃん

羽山祐樹

痛かったよね……？

和田留美

ぁ、え……ご、ごめんね…泣いちゃって…っ

すぐに涙を拭う留美

我に返った祐樹は優しく留美を包み込むようにして抱きしめた。

和田留美

（祐樹く、ん…急にどうしちゃったんだろう……なんだか怖かった、な…）

この2年間で少し、祐樹が変わった気もしており、不安を抱えていた留美

大学の女子たち

祐樹くんてば面白すぎー！笑

羽山祐樹

えー、よく言われる

和田留美

（今日もまた他の女の子とたのしそうに喋ってる……）

ズキッ

嫉妬に駆られて心の傷がどんどん増えていく

いつも私の心は曇ってて

空は快晴なのに気持ちは何時も雨模様

空を見上げたって、瞳には生温い雨しかうつらないよ

和田留美

（『嫉妬』…とか、していい立場じゃないよ、私は…）

和田留美

（彼女の筈で、同棲中の恋人同士の筈なのに…）

和田留美

（最近、祐樹くんからの愛を全然感じられなくて、それどころか）

和田留美

（私には身体しか求めてないみたいな……）

和田留美

（もし浮気されて、祐樹くんに捨てられたら…私、立ち直れるかな……）

和田留美

（って、祐樹くんに限ってそんなわけないじゃん！！）

和田留美

（ちょっと他の子とたのしそうに喋ってるだけで浮気じゃないし…）

和田留美

（流石に距離感近い気もする……けど、それはきっと私が恋愛に疎いからだ）

和田留美

（…こんなこと思っちゃう私の方が最低だ…っ）

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