私が好きに書くカンヒュノベル

僕が趣味の絵を描いてる時だった

気の所為だと思うことにし描き続けた

急に吐き気が込み上げパレットと筆が手から落ちてしまった

手で押さえるも意味がなく吐いてしまった

吐いたあと手を見ると吐瀉物ではなく綺麗な花びらだった

困惑しているとまた吐き気が込み上げてきた

我慢できずに吐いているとまた花びらが出てきた

どっかの本で見た花吐き病の話を思い出す

花吐き病とは片想いをこじらせることでなる病気と書いてあった

さっきまで描いていた絵を見る

赤、青、白が使われており、スーツを来た国だ

周りには今までに描いた絵が置いてある

全てがいま描いているものと同じものだ

ここまで来たらわかっていると思うがイギリスだ

つまりイギリスと両想いにならなきゃ治らない

ただイギリスは他の人と話していることが多く

あまり僕と話さないのだ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

話し合った結果とりあえず一人が様子を見に行くことになった

玄関の呼び鈴を鳴らした

しばらくするとフランスが出てきた

大分やつれていた

あまり飲み食いしていなかったんだろう

立っているのもやっとな様子だった

国は死なないが活動するためには最低限の飲食が必要だ

そう言われたが心配なので担いで部屋まで上がった

部屋に入ると布団の上には花びらが散っていた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

りんごを切って持っていくと

苦しそうにして口を手で押さえていたので心配で近づくと

花を吐いていた

そう言えば珍しく本を読んでいたフランスに聞いたことがある

片想いをこじらせると花吐き病になるということを

よく見ようと手に取ろうとすると

腕をつかまれて止められた

力は入ってなくすぐ外せてしまう

か細い声で言われた

この期間でとても弱ってしまったフランスは

今にも倒れてしまいそうだったがこちらのことを心配した

心配するべきは自分の体だと言うのに…

初めてみる姿に何も言えず、思わずでてきてしまった

スマホを使って花吐き病について調べた

片想い中の相手と両想いになれば治るらしい

見るとそこには裏返しになってキャンパスが積まれていた

とある国が描かれていた

が、顔が黒で塗りつぶされていた

国ということは分かるが誰かは分からない

他にも見たが同様に塗りつぶされていた

根気強く探していると顔が塗りつぶされていない絵を見つけた

驚いていると扉が開く音がした

反応をみる限りやはり片想い中の相手は自分なんだろう

変な空気が流れていたが自分の考えを口にしなきゃと思い

急にしゃがみ込んで咳をし始めたと思ったら

白銀の百合を吐いていた

両想いになると白銀の百合を吐いて完治する

そう書いてあった