康太
じゃあな
純恋
うん!ばいばーい
タタタ
康太
(今日は何故かすごく疲れたな……)
純恋ママ
あら、康太くん
康太
あ、こんにちは
純恋ママ
こんにちは……
純恋ママ
康太くん……
康太
はい
純恋ママ
ちょっとお話よろしいかしら?
康太
?はい……
純恋ママ
……
康太
……
純恋ママ
あのね、康太くん……
純恋ママ
純恋が癌だってことは、知ってるでしょ?
康太
はい
純恋ママ
あの子ね、
純恋ママ
いつも康太くんの前ではあんなふうにニコニコ笑ってるけど
純恋ママ
家に帰ってきたら
純恋ママ
なぜかは知らないけどものすごく暗く感じるの
純恋ママ
理由を聞いてみたの
純恋ママ
そしたらね、
純恋ママ
「ママ……私、死ぬのやだな、……」
純恋ママ
「でもね、康太の前では私笑顔でいたいんだ」
純恋ママ
「康太に心配かけたくないからね、」
純恋ママ
「でもね、やっぱり死ぬのは怖いや」
純恋ママ
「まだみんなと一緒に笑っていたいよ」
純恋ママ
「もっと思い出を作りたいよ……」
純恋ママ
「ママ……助けて……」って
純恋ママ
グス私純恋をこんなに苦しめてたなんて知らなくてッ
純恋ママ
ちゃんと純恋といい思い出を作ればよかったってッグス
純恋ママ
親として、こんなの失格よ……グス
康太
……そんなことありません
康太
純恋は、確かに無理してる時だってあります
康太
俺は、純恋が悲しむことはやりたくありません
純恋ママ
康太くん……
純恋ママ
そうね……ありがとう……
純恋ママ
年下に説教されるなんてねアハハ
純恋ママ
ありがとうね……
康太
……はいさようなら






