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ののん
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いるま
すち
こさめ
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LAN
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みこと
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こさめ
いるま
LAN
すち
みこと
2 7
2 7
episode 3
あ!
こんにちわ!(?)
しずくです!
しずく
しずくは今
走りながら銃弾を避けてます!!
なんなの!?
しつこいんだけど!?
しずく
こさ……しずくは
一回キレたら止まりません
だから
まだ反撃はしてないのです
しずく
しずく
しずく
しずくが瞬きをした瞬間
ドンッ
“何か”に突き飛ばされた
桜
しずく
桜
しずくは桜に突き飛ばされた
その際にグラついた桜の身体を
咄嗟に抱きしめて防ぐ
防いだ瞬間
パシュッ
しずく
しずくのイヤリングが撃ち抜かれた
桜が突き飛ばしていなければ
顔に撃たれていただろう
7(なな)
7(なな)
スイカ
王子
桜
しずく
桜
しずく
7(なな)
スイカ
王子
桜がしずくの腕の中で
涙を溢した
それはそうだろう
一日に二度もメンバーが 死ぬところを見てしまったのだ
精神が安定するほうがおかしい
桜
しずく
桜が涙を流し、紫を
……紫の本名を呟く
しずくはそっと桜を撫でながら 遠くから近付く気配に
耳を傾けた
バンッ
桜
しずく
ひとつの銃弾が桜を定めた
それに気付いた しずくは桜を抱き寄せる
バンッ
桜
しずく
だが、 銃弾がふたりを襲うことはなかった
何故か?
紫(ラベンダー)
木の上から 紫が銃を構えて舌打ちをしていた
銃弾を撃ち抜いたのは
紫だったのだ
桜
紫(ラベンダー)
紫(ラベンダー)
紫(ラベンダー)
7(なな)
しずく
スイカ
王子
桜
紫(ラベンダー)
紫(ラベンダー)
紫(ラベンダー)
紫はメンバー全員に 指差されたひとりの敵を睨みつけた
桜から顔が見えない角度になると
悪い顔に加え、笑みを浮かべた
八の字に下がった眉は 紫の狂気を表す
つまり
紫は久々に
“キレた”のだ
桜
桜
桜
桜
桜はしずくの腕の中で 紫に木っ端微塵に散っていく
敵の小集団を眺めながら
自分の左目へ手を伸ばした
まだそこには 桜の紋様が浮かび上がっている
桜が見た、“未来予測”では
しずくの他にもう“ひとり”
“死んで”いた
それは誰なのか?
メンバーでありながら
桜がこのもうひとりのために
“動かなかった”のは何故か?
答えは明白
もうひとりの犠牲者は
桜
しずく
しずく
桜
桜
紛れもない
“桜自身”だった
メンバーが助かるなら
誰一人欠けないのなら
桜は自分自身が“壊れる”道を選ぶ
桜
桜がそっと微笑む
何故自分が死ななかったのか
それの答えはすでに出ていた
しずく
しずく
7(なな)
7(なな)
スイカ
スイカ
王子
王子
そう
7 が紫に“連絡”したからだった
未来予測では “連絡”などしていなかった
桜の一言に 嫌な予感を感じ取った 7 は
即座に紫へインカムで連絡を入れた
現在位置と移動距離の大体の長さ
メンバーを想いやる気持ちが
意図せず桜を守る盾となったのだ
桜
しずく
しずく
しずく
桜
桜
桜
桜
しずくと桜が抱きしめ合うと 紫がこちらを見やった
紫(ラベンダー)
ため息をつき、銃を下げる
不覚にも隠れていた残党は 綺麗さっぱり跡形もなく消えていた
残ったのは人の山
もう 動くことのないだろう、人の
紫(ラベンダー)
紫(ラベンダー)
人の山を覗き込んでいたスイカへ 声をかける
スイカ
スイカ
バンッ
スイカ
冷静に仕留め、スイカは 銃を軽く指で回して答えた
王子
王子
敵の服を観察し、 王子が手にしたのは小さなチップ
相手のデータや こちらのデータが入ったもの
ひとりのチップさえ手に入れられれば
敵のアジトのコンピューターを 乗っ取ることができる
ちなみに、 機械類はしずくと桜が得意分野だ
桜
しずく
桜の瞳が緩く下がる
少しふらついた身体を 抱きしめていたしずくが支えた
7(なな)
7(なな)
紫(ラベンダー)
スイカ
王子
王子
王子
7 の言った“アレ”とは
桜……らんの持つ
特殊能力——通常、TN のこと
らんは二つ持っている
一つ目は今回使った 《未来予測》
もう一つは 命の危機が関わる珍しく危険な能力
《音色(おといろ)》
一つ目の《未来予測》は 乱用すると精神が耐えきれず
主人を守るため、精神が幼くなる
メンバーの中では らんがポヤポヤしているので
反動が来ている時のらんを
『ポヤ中』と呼んでいる
紫(ラベンダー)
しずく
王子
桜
紫の一言で しずくが王子に桜を譲る
王子は桜を優しく お姫様抱っこするとメンバーを見る
スイカ
7(なな)
7(なな)
紫(ラベンダー)
しずく
桜
しずく
スイカ
7(なな)
7(なな)
7(なな)
王子
王子
桜
桜の心は誰にも読めない
メンバーの心も同様だ
だが
桜にはメンバーの心を読める
“大好き”だからこそ
癖や仕草で感情が読めるのだ
それを桜は
あえて“利用”する
自分が守られないように
他のメンバーが無事でいられるように
多少の無茶はお手のもの
死ぬことだって、 桜はなんてことないだろう
守れるなら“安いもの”だと
メンバーはその考え方を 酷く怖がっている
気が付けば誰かが消える
そんな不安定な戦場で ただひとり
桜が消えることだけを 恐れている
それは何故か?
いつかお話しするとしようかな?
まあまあ!
そんなに残念がらないで!
“俺”だって久しぶりに 会いたいよ?
六つの音色——シクフォニ、にね
コメント
1件
わあ、第4話お疲れさまです!今回もドキドキが止まらなかったです……。特に桜が自分を犠牲にする覚悟をしているところと、それに気づかないふりをするメンバーたちの優しさがすごく切なくて。紫の「キレた」シーン、かっこよすぎました!でも個人的に一番グッときたのは、しずくが「ありがとう、桜!」って抱きしめるところ。あの未来予測が変わった瞬間、じんわり来ました。ポヤ中の桜も可愛くて、もう全部ひっくるめて好きです。続き、すごく気になります!