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花奏
花奏
花奏
冒頭からうるさと思った皆さんごめんなさい!
でも本当に大変なの!
実はあたしの大切なあのブレスレッドがなくなってしまった
あれ彼氏ができるうんぬんてこともあって持っていたけど、そもそもデザインがかわいくて買ったものでもあったからなくしたなんて
あたしが行きそうなところをくまなく探したけどそれでも見つからず
花奏
沙友里
花奏
沙友里
花奏
沙友里
花奏
沙友里
花奏
捨てるわけないもん。大切なお守りみたいなものだから
沙友里
花奏
花奏
沙友里
花奏
学校にアクセサリーしてきましたなんて絶対に許されるわけない!
沙友里
沙友里に言われてブレザーのポケットの中をかき回す
花奏
スカートのポケットにもシャツのポケットにもなくて
最後の望みのカバンの中にもなかった
屋上や教室、下駄箱までの道のりにもなくて
帰りがけに落ちているごみまで全部探したのに
なのに…
花奏
教室前の廊下にはいつくばって声をもらす
予想だと廊下とかで落としたと思っていたのに…!
須崎君
須崎君
後ろから呼ばれてとっさに背をただした
花奏
須崎君
須崎君
須崎君は小首をかしげてにこりと笑った
ひよりちゃんが言った通り、なんというかチャラい髪の毛は明るい…ていうか明るすぎだし
制服の着崩し方もだいぶすごい
須崎君
人懐っこい笑顔に、あたしも笑顔になる
花奏
須崎君
花奏
須崎君
花奏
花奏
須崎君
花奏
須崎君
しまった!と思った時には遅かった
あたしはいつも口をすべらせる
どうしようと須崎君を見るとず須崎君はあたしの隣にしゃがんだまま、くちを開いた
須崎君
その言葉に瞬きを速めた
好きな人…
その言葉で浮かんでくるのは澤本君だけど、今そんなこと言ってもどうにもならないし
ここは誤魔化そう
花奏
須崎君
あたしの言葉を遮って須崎君は変わらぬ笑顔で言った
花奏
須崎君
須崎君
須崎君
須崎君
須崎君
須崎君は顔の前で手を合わせて片方の目をつむった
須崎君
須崎君
キーンコーンカーンコーン
須崎君
須崎君
須崎君
そう言い残し嵐のように去っていった須崎君をあたしはポカンと見つめた
ブレスレッドが役目をおえた?
須崎君の言葉を信じたくなかったけどブレスレッドは見つからなかった
澤本君に振られたと話してしまったことで、沙友理からの須崎コールをどう断っていいのかわからなかった
それに澤本君との事情を話すわけにもいかないし、相手が澤本君だからもう一度頑張るなんて軽々言えないし
どうしよう
須崎君のアプローチは日に日に、勢力を増していた
廊下に出ればどこから現れるのか絶対に一回は名前を呼ばれる
声をかけられる
だから、あまり他人に興味を示さないであろう早川君に
風真
風真
と、ものすごく冷たい目で言われた
そろそろ噂になりそうで、何か打つ手はないかとあたしは内心焦っていた
それで須崎君にいってみても
須崎君
なんて笑顔でいわれちゃって
花奏
どうしようか、真剣に考えていると
なぜか机の上に影ができた
沙友里
花奏
先生
沙友里のほうを見ようと前を見るとそこには怖い顔をした先生が…
先生
花奏
先生
花奏
そんなやりとりで一斉に笑い出すクラスのみんな
沙友里なんて爆笑してるけど
そんななかただ一人だけ冷たい視線を感じてそっちに視線を向けると
ドクンッ
すごく久しぶりに澤本君と目が合った
でも澤本君の目はあたしの知っているようなものじゃあなくて、暗く冷たい目をしていた
そんな冷たい目でみられるのに耐えられなくなってあたしは目をそらした
なんで澤本君があんな目であたしを見るのかわからない
それから授業は再開したけどあたしは澤本君のあの表情が頭から離れなくて、さらに集中できなかった