ゆかり
うわー、怖ー。
ゆかりは結局、一人で心霊スポットのトンネルに来ることにした。
ゆかり
ここって確か……あれ?なんていうトンネルだっけ?
ゆかり
まあいいか。
あたりをキョロキョロと見渡しながら、ゆっくり遠くに進んでいく。
ゆかり
ん?なんだか足が重いなあ。
ズシン、ズシンと、奥に進んでいくごとに足が重くなっていく。
ゆかり
なんなんだろう。
ゆかり
まさか、心霊現象?
ゆかり
あははっ。そんなわけないか。
ゆかり
(で、でも……やっぱり怖いなあ。)
ゆかりは出口目掛けて走り出した。
たったったっという音だけがトンネル内に響く。
トンネルから出た途端、足が軽くなっていくのがわかる。
ゆかり
や、やっぱり……
ゆかり
心霊現象だったのかな?
ゆかり
よし、帰り道はトンネルの向こうだけど……
ゆかり
遠回りして帰ろうか。
ひゅうひゅうと風が吹く。その風が、ゆかりの体を冷やした。
ゆかり
うー、寒っ。
ゆかり
不安になると、独り言って増えるものなんだねー。
ゆかり
私の場合は、かもしれないけど。
???
鬼ごっこしよう。お姉ちゃん。
ゆかり
えっ何!誰!?
ゆかり
え、後ろから聞こえたのに……誰もいない?
ゆかり
嘘、嘘でしょ?
いまだに風はふきつづけている。
ゆかり
き、きっと……。
ゆかり
か、風の音?風の音だよね?
ゆかり
そ、そうだよね?
誰か相手がいるわけでもないのに、確認くるように何度も繰り返した。
まるで、自分に暗示をかけるように。
ゆかり
よし帰ろう!もう帰ろう!
ゆかり
ああ、もう。寒いのに遠回りして帰らなきゃいけないなんて……。
ゆかり
(怖いし、春美に電話しようかな?)
ゆかり
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不在着信
ゆかり
あれ?出ないな……。
もう一度かけようとすると、春美から電話がかかってきた。
春美
あ、ゆかり?電話くれたよね?なに?
ゆかり
あー、今ね、心霊スポットに来てるんだけど……怖くて。
春美
ほら、行かなきゃ良かったのに。
ゆかり
来ちゃったんだからしょうがないでしょ!
ゆかりは、今さっき起こったことを春美に話した。
春美
え、やば……。
ゆかり
そうなんだよ。流石に怖いよー。
ゆかり
まあ、もう結構離れたから大丈夫だとは思うけれど。
春美
そう。逃げれてよかったね。
ゆかり
なんかつめたーい。
春美
ご、ごめん……。
春美
家に着くまでこのまま電話しとく?
ゆかり
うん、ありがとー。
ゆかりが家に着くまで、二人は雑談をかわした。
ゆかり
ありがとー。家着いたよ。
春美
はーい。じゃあ、おやすみなさい。
ゆかり
うん、おやすみー。






