ねえ鳩、森の近くにある商店街におつかいに行ってくれないかしら?
鳩
買うものはここに書いたから、頼んだよ
鳩
鳩
辺りは徐々に日が暮れてきており、幾羽もの烏が森へと帰っている
そんな中、森と街の境目あたりに重い荷物を抱えて歩く少女が1人
鳩
さすがに疲れたのか、近くにあったベンチに倒れ込むようにして座る
鳩
鳩
どうしてこんな簡単なこともできない!!
チッ…自分の立場をわきまえなさい
痛い…痛いよ…
でも、これが普通…皆もこうだから…
皆出来ているのに私ができないのは甘え…
これは罰…
鳩
お待ちなさい!
鳩が荷物を抱え再び駆け出そうとすると、後ろの方から呼び止める声がした
鳩
振り向けば、そこには軍服を着てランプを持ち、腰に刀を差している騎士らしき人物が居た
一期一振
鳩
一期一振
鳩
鳩がそう答えると、騎士らしき人物は眉間に皺を寄せて熟考した後に話した
一期一振
一期一振
一期一振
一期一振
鳩
鳩は涙ぐみながら騎士らしき人物へと訴えかけた
鳩
鳩
騎士らしき人物は、鳩の目から静かに零れ落ちる涙を手で拭って、目をしっかりと見つめた
一期一振
一期一振
鳩
鳩
一期一振
一期一振
鳩
騎士らしき人物は鳩の手をひき、ランプで辺りを照らしながら、森の奥の洋館へと足を進めた
どれくらい歩いたのだろうか、辺りは薄い霧に包まれ、少しひんやりとして肌寒くなってきた
街の煌めく灯りはもう見えない
一期一振
鳩
一期一振
一期一振
騎士らしき人物は鳩の手を包むようにして温めた
鳩
鳩
鳩は騎士らしき人物とまともに目を合わせられなくなりながらも、包まれた手に伝わる温かさを感じながらさらに歩いた
少し開けた場所まで歩くと、立派にそびえ立つ館があった
鳩
一期一振
一期一振
初めて見る綺麗で豪華な館に目を奪われながら、騎士らしき人物についていった
コメント
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こっから一体どうなるんや!