テラーノベル

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テラーノベル(Teller Novel)

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そして────

来夢

着いたよ、
ここが私の家

怜介

……そう……

来夢

さっ、早く
入ろうよ

怜介

怜介

…あぁ……

怜介

(意外に広いな…)

来夢

着いて来て

怜介

……あぁ…

玄関から少し歩いた所に あるドアを開けると 二階へ続く階段があった

来夢

この上に私の
部屋があるよ

怜介

…そう……

来夢

じゃあ上がるよ

怜介

…待て、お前の部屋
で話すのか?

来夢

うん、そうだよ?

怜介

いや、別に
リビングとかで
いいだろ

怜介

態々自分の部屋
使わなくてもさ

来夢

……………

来夢

逆にリビングとか
じゃないと嫌なの?

来夢

自分の部屋だと
ダメな理由って何?

怜介

…えっいや、…

何だろう、これが 所謂威圧って奴かな 何気無い落ち付いた 普通の口調なのに何だか 全く目が笑ってない様な 何かを無言で押える様な 無機質で冷酷な雰囲気

怜介

…あ、あぁ…
もう、別に
お前の部屋で
いいよ、もう

来夢

来夢

…そう、なら
早く行こうよ

怜介

……あ、ぁ…

今の間は何だったんだ…

来夢

じゃあ、入って

怜介

…え、あぁ、
うん…

来夢

…ニコッ……

怜介

…………

第六感って奴だろうか どうしてか踏み出す足に ブレーキがかかるのは 俺の本能が危険信号を 示しているからだろうか ここに入ったら終わり なんじゃないかと言う 根拠の無い恐怖と危機感 冷汗を引き出す予感

来夢

…さぁ、早く
入ってよ。早く…

怜介

…えっあっ、
その、分かった
入るから……

来夢

来夢

…………

怜介

…………

来夢

来夢

…ねぇ、ちょっと来て

怜介

何…痛ッ!?

淡々と重く静かな口調で 一言そう言い放つと 突然グッ‼‼と腕を掴み取り 無理矢理部屋の中に入れ そのまま流れる様な仕草で 掴んだ腕を振り回し俺を 部屋の奥に放り投げた

怜介

…何ッ…すんだ…ッ
うっ…あッぁ…

全身を壁やら床やらに 思いっ切り叩き付けられ 体中に鈍く重い痛みが走る 悲鳴を上げる程痛いが 少しでも体を動かす度に 波の様に全身に走る痛みで 上手く起き上がれない上 唸り声の様な声しか出ない

来夢

……………

怜介

…!?なっ何だよ…
うッ…何でっ…ッ…
近付いて…来るっ…?

俺が痛みに悶え苦しみ 必死に足掻いている中 無慈悲に一歩一歩歩を進め こちらへ向かって来るソイツは あっという間に目の前に立ち 虎視眈々と俺を見下ろす 勿論俺は内心パニックだが 正に蛇に睨まれた蛙の様だ /(^o^)\ナンテコッタイ

怜介

…ッ!?…っ…

危機的状況に半ば 戦慄しているとソイツは 突然上着を脱ぎ捨てた そして

来夢

…ねぇ、教えてよ…?

怜介

…はっ…?ッ…

尋常じゃ無い口調で 静かに一言そう呟いた

来夢

ねぇ、何でそんな
躊躇してるの?

来夢

一体何が怖いの?
ねぇ怜介君

なんとか怒り狂うのを 抑えてる様子で半ば訴える様に そう言い放ったをソイツを見て俺は 心の中に確かに侵食していく 膨大な恐怖に尚更戦慄した

怜介

あっ…えっ、
いや…っ

来夢

…ふはははっ…

来夢

ねぇ、恐い?
恐い?怜介君‼‼

怜介

‼‼…???

意図が分からない 嫌分かりたくもない 分かるはずもない だってコイツは完全に───

来夢

分かんないなら、
私が責任持って
教えてあげる

来夢

私がどれだけ
君を欲してるか
愛してるか…‼‼

来夢

その身体に、
教え込んであげる‼‼

来夢

…ッはははははっ…

怜介

…!?……

狂ってるから…‼‼

来夢

来夢

じゃあ今から
ちょっとだけ、
眠ってもらおうか

怜介

……えっ?…眠る?
って何…!?

悪戯にそう言い放つと ソイツはスカート辺りの ポケットから取り出した 得体の知れない何かの薬を あろう事か自分の口に含んだ

怜介

…!?…おまっ
何やって…ッ??

来夢

…お休みなさい♡

怜介

…!?ングッ…

初めての口移しと 何かの薬の味を最後に 俺の記憶は虚しく途絶えた

怜介

怜介

ヴゥ…ッッ…
アぁ…ふわぁ…

怜介

ヴぅ…ぅう…
……んぅ…っ…

来夢

来夢

目が覚めた?
おはよう怜介君

怜介

…?……っ…

怜介

…!?……

怜介

…ぅわああぁっ‼‼

来夢

わっ、はははっ
態々起き上がる事
無いじゃん‪w‪w
吃驚したなぁ♪

怜介

…おまっ!!俺に
何したッ…!?

怜介

いや、色々
言いたい事は
あるけど、まず
俺に何飲ませた!?

来夢

…あら、寝る前は
あんなに驚いたり
ビビったりしてた
のに、急に強気だね

怜介

…っんな!今は
そんな事どうでも
いいだろ!
はぐらかすな

来夢

あぁ、私が君に
[口移し]して
飲ませた物はね?

怜介

…っ!ぁっ、
それはっ…!

来夢

んん?それは、
何なの?

来夢

私が君に、要は
Dキスして飲ませた
事実に違いはある?

怜介

…っ!…///ッ…

来夢

…へへへっ♡
可愛いじゃん
そんなに照れて

来夢

来夢

で、どう?
女の子にベットに
拘束される気分は

怜介

あっ?…!?

突き付けられた言葉に 周囲を意識し瞬時に理解した 体を締め付ける縄の感触 妙に心地の良い布の感触 言われてみれば先程から 感じていた違和感のある感触 縄で縛られてベットとか MA☆JI☆KA☆YO☆ ( ^ o ^)

怜介

……嘘だろ…

来夢

…はははっ
もう本当に
詰んじゃったね

来夢

さぁて、
何しようか?

来夢

君が私を理解するまで

来夢

君が私を愛するまで

来夢

君に教えて
あげなくちゃね?

来夢

私の愛を。

怜介

…ッッ!?…

(◎ヮ◎)ヤバイヤバイヤバイ 俺の野生本能が逃げろと 叫び荒ぶっているじゃないか だがしかし逃げられない 人生オワタ\(^o^)/ せめて拷問が少しでも軽く なる様に全力で機嫌を取ろう 最後の足掻きだ( ∩’ω’ )=͟͟͞⊃

怜介

…ぁっ!いやっ、
そのっ…さ、あっ、
あの?えっと名前…

来夢

…くっふふふッ…!

来夢

来夢

…らいむ!
来る夢って書いて
来夢だよ?

怜介

…あっ、あぁ、

怜介

怜介

まっ、あぁ、
そのっ何か、
綺麗?いや、

怜介

派手な…?名前
ですね…っ…

来夢

………ふっ…

怜介

来夢

来夢

…そう、珍しい
名前でしょ?

怜介

…えっあ、はい…っ
でも何かこう、
かっこいいって
言うか…その、良い
名前っ…ですね…

来夢

…そっか、
ありがとう

来夢

来夢

…でもね?

怜介

…へっ?……

来夢

来夢

…最後の足掻きで
機嫌取ったって、
ダメだよ?

怜介

……っ……

怜介

…!?!ッ!!…

あーバレたァ‪( 。∀ ゚)

来夢

来夢

…でも大丈夫…

怜介

……ふぇ…っ?…

来夢

…大人しく
してれば、少しは
軽くするよ?

怜介

…あぁ、っ…

来夢

それか、

来夢

私だけ好きで
いてくれるなら、
その愛の証明以外
何もしなくていいよ

来夢

永久を誓って
もらうけどね?

怜介

……??……

何だ…?何を言ってるか さっぱり分からん… 要するに結婚しろと? いや流石にそれは無いか じゃあ付き合えと?

来夢

来夢

…その様子じゃ、
ろくに意味分かって
無いみたいだね…

来夢

まぁいいか、
体に教えた方が
早いや…♪

怜介

…えっ?ちょっと
待って、それはっ
あの、体はちょっと
嫌って言うか…

来夢

ん?何言ってるの?

来夢

もう二回目だよ?
君に拒否権は無いって
言わなかった?

来夢

それとも

来夢

まだ無駄な抵抗を
続ける気なのかな?

来夢

もっとキツイ事
するだけだよ?

来夢

…馬鹿だなぁ…w

来夢

少しは学習し…いや

来夢

私が[直接]教えて
あげるからいいよ

来夢

君は何にも
しなくていいの

来夢

ただ罰を受けて
理解すればいいだけ

来夢

ね?楽でしょ?

来夢

…抵抗次第じゃ
容赦しないけど

来夢

君は冷静で
クールで賢いから、
そんな事しないよね?

来夢

まぁ、させないけど

来夢

さぁ、早く
ベットに横に
なってよ

来夢

縛られた状態じゃ
君は殆ど達磨と同じ

来夢

精々膝立ちしか
出来ないのに、
今更抵抗なんて
ないよね?

怜介

……っ…

怜介

俺はゆっくりゆっくりと 柔らかいベットへ倒れた 目覚めた時叫んだ拍子に 思わず起き上がった体制で いれたとしたら、微弱だが 咄嗟の抵抗ぐらいのチャンス にはなったかも知れない

だがしかし今は 縄で縛られてる上 ベットに押し倒されて いるのだ‪ 終わったな

来夢

…ねぇ、どう?

来夢

今どんな気持ち?

来夢

初めて女の子に
押し倒される気分
ってどんなの?

来夢

ねぇ?

来夢

…………早く

来夢

早く答えてよ

来夢

恥ずかしくて
何も言えないの?

来夢

あっそうか

来夢

そうだよね!

来夢

そりゃいきなりだし
さぞかし緊張する
だろうねぇ?♡

来夢

今からもっと、
凄い事するんだよ?

来夢

泣き叫びながら
喘いだって無駄

来夢

全身が痺れるまで
暴れたって無駄

来夢

そんな事したって

来夢

来夢

もっと虐めたく
なるだけだからさ…♡

来夢

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