そして────
来夢
ここが私の家
怜介
来夢
入ろうよ
怜介
怜介
怜介
来夢
怜介
玄関から少し歩いた所に あるドアを開けると 二階へ続く階段があった
来夢
部屋があるよ
怜介
来夢
怜介
で話すのか?
来夢
怜介
リビングとかで
いいだろ
怜介
使わなくてもさ
来夢
来夢
じゃないと嫌なの?
来夢
ダメな理由って何?
怜介
何だろう、これが 所謂威圧って奴かな 何気無い落ち付いた 普通の口調なのに何だか 全く目が笑ってない様な 何かを無言で押える様な 無機質で冷酷な雰囲気
怜介
もう、別に
お前の部屋で
いいよ、もう
来夢
来夢
早く行こうよ
怜介
今の間は何だったんだ…
来夢
怜介
うん…
来夢
怜介
第六感って奴だろうか どうしてか踏み出す足に ブレーキがかかるのは 俺の本能が危険信号を 示しているからだろうか ここに入ったら終わり なんじゃないかと言う 根拠の無い恐怖と危機感 冷汗を引き出す予感
来夢
入ってよ。早く…
怜介
その、分かった
入るから……
来夢
来夢
怜介
来夢
来夢
怜介
淡々と重く静かな口調で 一言そう言い放つと 突然グッ‼‼と腕を掴み取り 無理矢理部屋の中に入れ そのまま流れる様な仕草で 掴んだ腕を振り回し俺を 部屋の奥に放り投げた
怜介
うっ…あッぁ…
全身を壁やら床やらに 思いっ切り叩き付けられ 体中に鈍く重い痛みが走る 悲鳴を上げる程痛いが 少しでも体を動かす度に 波の様に全身に走る痛みで 上手く起き上がれない上 唸り声の様な声しか出ない
来夢
怜介
うッ…何でっ…ッ…
近付いて…来るっ…?
俺が痛みに悶え苦しみ 必死に足掻いている中 無慈悲に一歩一歩歩を進め こちらへ向かって来るソイツは あっという間に目の前に立ち 虎視眈々と俺を見下ろす 勿論俺は内心パニックだが 正に蛇に睨まれた蛙の様だ /(^o^)\ナンテコッタイ
怜介
危機的状況に半ば 戦慄しているとソイツは 突然上着を脱ぎ捨てた そして
来夢
怜介
尋常じゃ無い口調で 静かに一言そう呟いた
来夢
躊躇してるの?
来夢
ねぇ怜介君
なんとか怒り狂うのを 抑えてる様子で半ば訴える様に そう言い放ったをソイツを見て俺は 心の中に確かに侵食していく 膨大な恐怖に尚更戦慄した
怜介
いや…っ
来夢
来夢
恐い?怜介君‼‼
怜介
意図が分からない 嫌分かりたくもない 分かるはずもない だってコイツは完全に───
来夢
私が責任持って
教えてあげる
来夢
君を欲してるか
愛してるか…‼‼
来夢
教え込んであげる‼‼
来夢
怜介
狂ってるから…‼‼
来夢
来夢
ちょっとだけ、
眠ってもらおうか
怜介
って何…!?
悪戯にそう言い放つと ソイツはスカート辺りの ポケットから取り出した 得体の知れない何かの薬を あろう事か自分の口に含んだ
怜介
何やって…ッ??
来夢
怜介
初めての口移しと 何かの薬の味を最後に 俺の記憶は虚しく途絶えた
怜介
怜介
アぁ…ふわぁ…
怜介
……んぅ…っ…
来夢
来夢
おはよう怜介君
怜介
怜介
怜介
来夢
態々起き上がる事
無いじゃんww
吃驚したなぁ♪
怜介
何したッ…!?
怜介
言いたい事は
あるけど、まず
俺に何飲ませた!?
来夢
あんなに驚いたり
ビビったりしてた
のに、急に強気だね
怜介
そんな事どうでも
いいだろ!
はぐらかすな
来夢
[口移し]して
飲ませた物はね?
怜介
それはっ…!
来夢
何なの?
来夢
Dキスして飲ませた
事実に違いはある?
怜介
来夢
可愛いじゃん
そんなに照れて
来夢
来夢
女の子にベットに
拘束される気分は
怜介
突き付けられた言葉に 周囲を意識し瞬時に理解した 体を締め付ける縄の感触 妙に心地の良い布の感触 言われてみれば先程から 感じていた違和感のある感触 縄で縛られてベットとか MA☆JI☆KA☆YO☆ ( ^ o ^)
怜介
来夢
もう本当に
詰んじゃったね
来夢
何しようか?
来夢
来夢
来夢
あげなくちゃね?
来夢
怜介
(◎ヮ◎)ヤバイヤバイヤバイ 俺の野生本能が逃げろと 叫び荒ぶっているじゃないか だがしかし逃げられない 人生オワタ\(^o^)/ せめて拷問が少しでも軽く なる様に全力で機嫌を取ろう 最後の足掻きだ( ∩’ω’ )=͟͟͞⊃
怜介
そのっ…さ、あっ、
あの?えっと名前…
来夢
来夢
来夢
来る夢って書いて
来夢だよ?
怜介
怜介
怜介
そのっ何か、
綺麗?いや、
怜介
ですね…っ…
来夢
怜介
来夢
来夢
名前でしょ?
怜介
でも何かこう、
かっこいいって
言うか…その、良い
名前っ…ですね…
来夢
ありがとう
来夢
来夢
怜介
来夢
来夢
機嫌取ったって、
ダメだよ?
怜介
怜介
あーバレたァ( 。∀ ゚)
来夢
来夢
怜介
来夢
してれば、少しは
軽くするよ?
怜介
来夢
来夢
いてくれるなら、
その愛の証明以外
何もしなくていいよ
来夢
もらうけどね?
怜介
何だ…?何を言ってるか さっぱり分からん… 要するに結婚しろと? いや流石にそれは無いか じゃあ付き合えと?
来夢
来夢
ろくに意味分かって
無いみたいだね…
来夢
体に教えた方が
早いや…♪
怜介
待って、それはっ
あの、体はちょっと
嫌って言うか…
来夢
来夢
君に拒否権は無いって
言わなかった?
来夢
来夢
続ける気なのかな?
来夢
するだけだよ?
来夢
来夢
来夢
あげるからいいよ
来夢
しなくていいの
来夢
理解すればいいだけ
来夢
来夢
容赦しないけど
来夢
クールで賢いから、
そんな事しないよね?
来夢
来夢
ベットに横に
なってよ
来夢
君は殆ど達磨と同じ
来夢
出来ないのに、
今更抵抗なんて
ないよね?
怜介
怜介
俺はゆっくりゆっくりと 柔らかいベットへ倒れた 目覚めた時叫んだ拍子に 思わず起き上がった体制で いれたとしたら、微弱だが 咄嗟の抵抗ぐらいのチャンス にはなったかも知れない
だがしかし今は 縄で縛られてる上 ベットに押し倒されて いるのだ 終わったな
来夢
来夢
来夢
押し倒される気分
ってどんなの?
来夢
来夢
来夢
来夢
何も言えないの?
来夢
来夢
来夢
さぞかし緊張する
だろうねぇ?♡
来夢
凄い事するんだよ?
来夢
喘いだって無駄
来夢
暴れたって無駄
来夢
来夢
来夢
なるだけだからさ…♡
来夢







