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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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定員

300円になります

俺は300円ぴったし定員に渡す

定員

ご利用ありがとうございます!

定員

またのお越しを・・・

定員の声背に 俺は袋の中のカッターを見つめながら コンビニを出る

柚月

あ!
太陽!!

柚月

まさか日曜日に会うなんてね笑

店を出てすぐに 俺は柚月に会った。

柚月

ね!?
何買ったの??

太陽

なんでもいいじゃん。

俺は柚月に気づかれないようにそっとポケットにカッターを移す

柚月

そっかー。
ねぇ?
暇でしょ?

太陽

ひまじゃ・・・

柚月

暇だよね!

柚月

あのね?近所の人から貰ったんだ!

そう言うと 柚月は2枚のチケットを俺に手渡す

太陽

遊園地??

柚月

そ!
知らない?
先日○○町の近くに出来たんだよ?

柚月

今から一緒に行こうよ!
ね?

太陽

いや、今日はやめとくよ。

柚月

今日辞めたら、もう行けないよ

柚月

このチケットの有効期限、今日までなんだ。

太陽

でも、今日は

柚月

大丈夫大丈夫!
さ!いこいこ!

そう言うと彼女は 俺の手を取って走り出した。

柚月

見て見て!
あれ乗ろうよ!!

彼女が指さす先には大きな ジェットコースターがある。

太陽

え、あれは。。

柚月

え?もしかして怖いの苦手?笑

太陽

ぜ、全然!!

太陽

余裕だよ!余裕!

柚月

そっか笑
じゃああれで決まりね!

太陽

でも、あれ待ち時間1時間もあるよ。

太陽

ね?辞めない??

柚月

辞めない!
時間は沢山あるの!?

柚月

それとも、本当は怖い?

太陽

わかったよ!
乗るよ!

俺たちは長蛇の列に並び始めた

朝のことを思い出す。

突如とクラスメイトから LIN○の追加が来た。

特に何も考えることもなく 俺は友達認証し、友達になった。

すると、すぐに俺は1つの LIN○グループに招待された。

ついに俺の事を 友達だと思ってくれたのかな? と期待を持ち参加したらグループでは

書かれていたのは俺の 大量の悪口だった。

俺は自殺の為のカッターを買いに コンビニへ向かった

柚月

ねぇ?

柚月

ねぇ?

太陽

あ、なに?

柚月

聞いてなかったでしょ
私の話笑

太陽

あ、ごめん
何だっけ?

柚月

太陽ってさ好きな人居るの??笑

太陽

え、

太陽

居ないよ。

柚月

えぇー
本当?顔赤いよ笑

太陽

もともとだよ。笑

柚月

そっか笑

太陽

・・・

柚月

・・・

太陽

なぁ柚月?

柚月

うん?

太陽

1つ聞いていい?

柚月

いいよ!

太陽

柚月はさ死ぬの怖くないの?

柚月

怖いよ!
怖い怖い笑

柚月

昨日もね、夜泣いちゃったもん笑

太陽

・・・

柚月

でもね?
太陽と居ると
怖いよりも楽しいが勝つかな笑

太陽

そっか。

柚月

うん!
そうだよ笑

太陽

あ、もう俺たちの番だよ

柚月

ほんとだ!
意外とすぐだったね!

俺たちは1番前の席に乗り込む

柚月

あ、そうだ
このジェットコースターね?
落ちる直前に願い事を叫ぶと叶うらしいよ笑

太陽

へぇー

柚月

あんまり興味なさそうね

太陽

そう言うのは信じないんでね

俺たちを乗せたジェットコースターは だんだんと空に近づいていく。

俺は朝のLIN○の内容を思い出す。

落ちる! 頂上まで来たジェットコースターは 一瞬の間静止し、 次の瞬間 体が宙に浮く

太陽

死にた・・・

生きたーーい!!!

彼女のその叫びによって 俺の「死にたい」は消えていく。

太陽

意外と楽しかったね

柚月

うん、そうだね。

太陽

あれ?
どうかした?

柚月

ううん。

そう言いながらも彼女は 1粒の涙を流すのを 俺は見逃さなかった

太陽

ねぇ?
大丈夫?

柚月

だ、大丈夫だよ笑
目にゴミが入ったのかなぁ。。

そう言うと彼女は空を見上げる。

太陽

ちょっと待ってて

柚月

うん?

俺は近くのゴミ箱に駆け寄る

太陽

300円、無駄になっちゃったな。笑

俺はポケットからカッターを 取り出すと そっとゴミ箱の中に投げ入れた。

柚月

ねぇ?
何してるの?

太陽

え?

太陽

ううん、何も笑

柚月

そっかー

太陽

うん笑

俺たちは目を合わせ、 2人で笑い合う。

太陽

なぁ?
ちょっと前にした賭け覚えてる?

柚月

あー
私が死ぬまでに
どうのこうのってやつ?

太陽

そ!

太陽

それさ、

太陽

君の勝ちになりそうだよ笑

柚月

そっか!

太陽

うん笑

「柚月?」

「なに?」

「手、繋いでいい?」

「え、どうしたの急に笑」

「なんか繋ぎたいなって笑」

「仕方ないな笑 はい!笑」

2人で手を取り合えば どこまでも、どこまでも

歩んで行ける気がした。

柚月が 病院に運ばれたという 報告を聞いたのは

その夜だった。

読んで頂きありがとうございます!

3話どうでしたか?

残り2話です!

次回は 3月17日午後7時頃に投稿です!

さらに! 前回の投稿に700いいね貰えました!

ありがとうございます! これからもハートお願いします!

田中太郎

死にたい僕と生きたい彼女

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この作品はいかがでしたか?

440

コメント

5

ユーザー

カッター捨てた…😭😭 賭けには柚月ちゃんが勝ちそうなのに病院に運ばれるの切ない…

ユーザー

100いいね超えてますよ!!

ユーザー

フォローしておきます!

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