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Ep.1 キッカケ
それは今から8年前。俺が20歳になって 数ヶ月ぐらい経ったある日のことだった。
キッカケは高校時代の1個下の後輩、 MからのLINEだった。
T
M
学校では友達がおらず、よく放課後になると生徒会の事務室に遊びにきていたKに友達ができたのか。
それは良かったと思いながら話を聞いていると、どうやら相手は東北に住んでいる同い年の女の子らしい。
今まで彼女どころか友達さえ居なかった Mは遊びに来てくれるのが嬉しい反面、 リアルではどう扱ったらいいのか分からないから助けてくれ、と俺に泣きついてきたのだった。
T
M
俺は『コイツは本気で言ってるのか?』と内心思ったものの、どうやら本気らしい。
T
M
『お前、逆にそれでよく仲良くなれたな』と呆れたが、どうも実際に会って話をするのと、通話やチャットでやり取りをするのとではプレッシャーが違うらしい。
T
M
知らない男が1人増えたところで、むしろその子の方が困ると思うんだが…先が思いやられる。
当日…
M
T
M
T
俺は駅前の喫茶店を指差して、店内に入っていった。
T
M
T
M
そうして俺が飲み物を注文し、カウンターで受け取ろうとした時だった。
M
T
M
俺は溜息を吐きながらコーヒーを飲む。
そうして10分くらい経っただろうか。 タバコを吸ったりスマホを見てるうちに、店の入り口からMが1人の女の子を連れて入ってきた。
M
T
T
K
T
K
T
この時、俺がKに感じたのは 『良い子そうだし可愛いけど、大人しくて芋っぽい地味な子』という印象だった。
…そしてこの時の俺は、まさかこの話があんなことになるとは。夢にも思っていなかったのだった。
──Next episode is Comming soon.