私の名前は菜々緒
私には“瑠樹”と言う名の彼氏がいた
そして私はその最愛の彼を
昨日なくしたばかりなのだ
まさしく人生のどん底
どうしてそんな事になってしまったのか
そこにたどり着くまでには
ちゃんとストーリーがある
その前に
私と瑠樹の関係をおさらいしよう
あれは、
去年の春の事
私たちがこの高校に入学してきた
翌日の事
菜々緒
(はぁ、新しい学校緊張するなぁ……)
菜々緒
(そう言えばまだ隣の人にあいさつしてなかったな)
菜々緒
(今のうちにあいさつしとこ)
菜々緒
あっ、あの
瑠樹
ん?
菜々緒
瑠樹君……だよね?
瑠樹
うん!そうだよ
瑠樹
えっと、君は……
菜々緒
菜々緒です
瑠樹
菜々緒ちゃんか!
瑠樹
よろしく(ニコ
菜々緒
(ゑ?なにこいつ天使かよ、は?)
主(o・ω・o)
(落ち着けよ)
菜々緒
(うるせぇ)
菜々緒
(お前は引っ込んでろ)
主(o・ω・o)
(スンマセン)
瑠樹
一時間目って何だっけ?
菜々緒
あっ、確か数学だったような……
瑠樹
……………
瑠樹
マジかよ………
菜々緒
?
菜々緒
もしかして数学苦手?
瑠樹
うっ…………
瑠樹
うん……得意ではない
菜々緒
じゃあ、私が教えてあげようか?
菜々緒
うまく教えられるかわかんないけど…
瑠樹
本当!!
瑠樹
ありがとう(*≧∀≦*)
菜々緒
(くっ、可愛い……)
菜々緒
(でもたえろ、たえるんだ)
主(o・ω・o)
中休みまで飛ばしまーす
中休み
菜々緒
はぁ、やっと終わった…(ボソ
瑠樹
菜々緒ちゃん!
瑠樹
数学のときはありがとう
瑠樹
助かったよぉ
菜々緒
いえいえ
菜々緒
お役に立てたなら良かったです
瑠樹
タメ口でいいよ
菜々緒
………
菜々緒
分かった
瑠樹
やったぁ
菜々緒
?
菜々緒
何が?
瑠樹
俺、極度の人見知りでだから
瑠樹
自分で話しかける勇気がでなくて……
瑠樹
だから
瑠樹
友達って言う友達はいなかったんだ
菜々緒
へぇ
菜々緒
以外
瑠樹
え?何で??
菜々緒
だって、瑠樹君ってイケメンだし
菜々緒
結構愛想いいし
瑠樹
本当?
菜々緒
うん
瑠樹
ねぇ、菜々緒ちゃん
菜々緒
ん?
菜々緒
何?
瑠樹
菜々緒ちゃんのことさ
瑠樹
友達って思ってもいい?
菜々緒
……………
瑠樹
やっぱだめ?
菜々緒
いいに決まってんじゃん(ボソ
瑠樹
え?
菜々緒
いいに決まってんじゃん!
瑠樹
本当?
菜々緒
うん!
菜々緒
今回はここまでです!
菜々緒
最後まで見てくれてありがとう
次回、友達
主(o・ω・o)
見てねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ







