コメント
1件
最高です
あの文化祭のあと、たくさんの人に祝福された。
体育館を出ると、翔くんが優しい笑顔で。
翔
って言ってくれた。
その後ろでも、相葉くんと莉子ちゃんが立っていた。
相葉くんは号泣してた。
優
雅紀
優
智
智
智
って大野くんは、深くお辞儀をした。
なにがなんだかわからなくて1人オドオドしてた。
智
そう言って私の手を取り
屋上に着いた。
優
智
優
智
優
智
なんて言いながら、私を優しく抱きしめた。
大野くん…智くんの背中に腕を回すと温かいキモチに包まれた。
智
優
智
って、真剣な顔で私に言った。
優
智
そう言うと、 智くんは私を優しく抱きしめたあと
放して、真剣な顔の智くんが見えた。
智
噂…。
女たらしとか…
不良とか…
ケンカっ早いとか…
智
優
智
優
智
優
智
優
智
初恋…?
が私?
智
智
優
智
入学式…
黒髪の人…
優
智
優
智
って耳まで真っ赤な智くんだけど、顔は真剣で
それに
私のキモチだって、もう決まっている。
優
優
なんて私らしくない言葉を言ってみたら
智くんはますます顔が真っ赤に染められていく。
智
なんて変なことを言い出す智くん。
智
甘いキスをした。
優
智
優
すっかり甘いムードで忘れてたけど
劇がまだあって、時間がもう少しで始まる。
智
そう言って
そう言って
お互い焦りはじめ教室までもうダッシュ。
智
智くんに手を引っ張られながら、走る。
智くんの手はゴツゴツしてるけど、キレイで温かい手。
握られてると
安心する。
そんなことを思ってたら、教室にあっという間に着いた。
優
…あれ?
教室に入ったけど、教室には誰ひとりいなかった。
智
そんなとき
教室のドアがバンって開いて、クラッカーが鳴った。
優
そこにはクラスのみんなが立っていた。
女子達
男子達
みんながみんな
おめでとうって言う。
そしたら嬉しくなって、涙が溢れてきた。
雅紀
優
雅紀
その一言で一斉に動きだす。
雅紀
って耳元で囁いたあと、顔の前にごめんねのポーズをしながら、テヘッて笑った。
優
そしたら
せっかく止まった涙がまた溢れてきた。
みんな黙々と準備をしているのを見て
私も涙を両手で拭い、一緒に準備をした。
それにしても…
台本変更って
結構大変なんじゃ…
準備を終えると
真っ先にみんな相葉くんのもとへと集合した。
女子達
男子達
雅紀
智
確かに、智くんの言う通り。
俳優じゃあるまいし、アドリブって…
雅紀
雅紀
なんて
相葉くんが意地悪な笑顔で智くんに言った。
智
優
智
智
智
って、唇を尖らせながら真っ赤な顔の智くん。
そんなこと言われたら、心臓止まっちゃうよ///
雅紀
あっさり決まり、練習もやらないで本番を迎えた。
お客さんは教室の外まで、いっぱいで
廊下にも人がたくさんいた。
そんな中
アドリブなんて…
私にとっては嬉しいけど
大丈夫かな…
Satoshi_side
ぜってぇ
成功してみせる。
優ちゃんは、ものすごい不安な顔してるけど。
大丈夫。
ぜってぇ最後の文化祭
最高のものにしてやっから。
雅紀
優
雅紀
劇の終盤。
キタ、俺のアドリブ出番。
大丈夫…。
今のキモチをまんまぶつければ。
智
雅紀
優
智
優
俺は優ちゃんの前で膝まつき、手をとった。
智
智
劇の話とは全く関係なく、完全に自分たちの世界だけど。
だけど。
俺の素直なキモチを今言わなきゃ、言えないような気がして。
智
もう台本なんて関係ない。
優
智
優
優ちゃんの顔は真っ赤で。
フレンチキスの予定だったけど。
俺は甘い甘い。
キスを交わした。
優
劇が無事終わったあと、さんざんに冷やかされた。
お客さんからも
クラスのみんなからも。
あんな大胆なキスをするとは思わなかった!
今思い出しただけで、ドキドキが止まらない//
智
上目遣い…。
こんなことされたら、何も言い返せないじゃない!(涙)//
智
優
智
どうしたらって…
てか智くんって、こんなに甘い人だったっけ?
優
智
優
黒髪の智くんもスキだけど。
やっぱり金髪の智くんのが、スキかも。
智
優
智
なんて言いながら、智くんは顔を両手で隠した。
耳…真っ赤(笑)
それにしても…
優
智
優
智
優
智
それって…
もしかして…
優
智
智くんの真っ赤な顔を見ると、こっちもつられて真っ赤になる。
私のために…
智
優
智
優
どうやら智くんは
甘い王子様だけではなく、時には狼に
なるみたいです…///