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桃
はぁ…はぁ…
桃
黄は！？
紫
まだ、分からない…
桃
っ、くそっ…
橙
黄ちゃん、どないしたん…？
赤
まだ俺らも何も聞かされてないよ。
赤
でも、やばい状況だってことは分かる
橙
そんな…
ﾊﾟﾁｯ(手術終了のランプ消灯)
紫
…！
紫
先生！黄は！？
doctor
……
doctor
手術は成功ではあるのですが…
doctor
あと、1日もつかどうか……
紫
え、？
桃
そんな…！
桃
なんで！？
桃
なんでそんな…！
doctor
落ち着いてください
doctor
これでも長い方です
doctor
黄さんは頑張ってますよ
桃
…そうですね
赤
？
赤
どういうこと？
桃
あ、……
紫
先生
紫
黄は何か病気を持ってたんですか？
doctor
……
doctor
本人の口から、聞いていただけますか？
紫
…！
紫
……分かりました
doctor
205号室に運びます
doctor
皆さんはそちらへお願いします
紫
はい
紫
黄ちゃん…
紫
どうして…
黄
ん、ﾊﾟﾁｯ
紫
！？
紫
黄ちゃん！
桃
…！
黄
あれ、僕は…？
紫
倒れたんだよ
紫
血吐いて
橙
血吐いたん…((ﾎﾞｿｯ…
黄
そうでしたね…笑
赤
ねぇ、黄ちゃん
赤
みんなに隠してること、あるよね？
黄
っ…
赤
もう、隠すのは難しいよ
赤
白状して
黄
……
黄
それは、出来ません
赤
どうして…！
黄
どうしてもです！！！
赤
ﾋﾞｸｯ
黄
あ、すみません…
黄
ここで言ったら
黄
僕の今までの努力が台無しになるじゃないですか…
黄
どうせ今日か明日までですよね
紫
そう、言われたよ
黄
なら、言ったって何も変わらないじゃないですか笑
紫
変わらないって……
青
僕は知りたいよ
青
興味本位っていうのもあるけどさ
青
僕たち、隠し事しないんじゃなかったの…？
青
いつも黄くんだけ隠すのずるいよ…
黄
……
黄
そう言われても…
黄
しょうがないじゃないですか…ｳﾙｯ
黄
みんながこっちの立場だったら、絶対隠してますよ
桃
……
黄
一旦心の整理させてください
黄
1人になってもいいですか？
紫
…分かった
紫
また夜に来るね
黄
はい
黄
行ったかな
黄
最期になるんだったら
黄
色々やらないと、
少なくなった体力を絞り出しながら
僕はみんなへの手紙を書いた
日記帳、歌の入ったデータは
いつもの所に置いてある
黄
よし、
黄
いつでも準備は出来てますよ、笑
紫
黄ちゃーん
紫
来たよ
黄
あ、ありがとうございますﾆｺｯ
もう、かなりしんどい
このまま終わるっていうのが
なんとなくわかる
どんな最期を迎えるんだろう
苦しむのかな
それとも弱ってくのかな
最後に一言
感謝を伝えられたらいいな。
次回最終話
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作品ページ
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