ある時から
トイレの蓋が開きっぱなしだったり
食材が無くなってたり
不思議なことが引き続いた
霊感の強い友達に見てもらったら
友達
ぇえ、めっちゃイケメソな幽霊いるんだけどウケるー
とのこと。
主人公
ふざけないで下さる...?
友達
いや、まじまじ
友達
最近、肩重かったりしない?
そう思えば
主人公
外出た時とかは、ふと肩痛いってことはあるね
主人公
外出て、肩重くて、建物の中ずっと痛くて、でもまた外出たら痛くないの
そう言うと、友達は「はぇー、」と言いながらニヤニヤしていた
主人公
ぐっ、めっちゃ重い...
友達
いや、お幸せにね、w
主人公
はぁ?
そこで話は終わった
主人公
ねぇ、肩重いんだけど
「イケメソな幽霊がいる」って言われたから
一生懸命声をかけても見えないし声だって聴こえない
霊感が無さすぎたんだな、うん
でも、男性の方と話しているととてつもなく肩が重くなる
思わず顔を歪めてしまうほど
最初は嫉妬でもしてんのかなって、思ってたんだけど
んなわけねーよ!、と自分でツッコんでいた
自分で言って悲しくなんてなってないもん!
仕事が終わって、パチッと音とともに光が灯る
机の上に紙が置いてあったのだ
恐る恐る除く
___へ ずっと見てます 守護霊より
ひゅっと、喉の奥から嫌な音がした
それと共に、背中に何かがのしかかる
「僕が怖いの?」
耳元で声が聞こえた
知らない声が、ずっと耳に響く
過呼吸気味になり、落ち着かせようとゆっくり息を吸う
「なんで泣くの?」
主人公
りか、いが出来ない...
ぽろぽろ涙を零しながら答えると、ぐっと体重をかけられる
でも、体温は感じない
「それは僕も一緒だよ」
怖くて、辛くて、重くて。
主人公
お願い...夢なら目をッ、覚まして...
「何言ってんの?」
冷たい声が耳を刺した
ひゅー、かひゅ、なんて
頬を涙がつたいながら変な呼吸をする
「もう、やだなぁ...♡」
一 語 一 句 疑 わ ず ホ ン ト の 事 言 っ て ら ぁ
ぎゅぅと、締め付けられて
意識を失った
参考
作詞 作曲 野田洋次郎 様
「洗脳」より
ネタを曲にねじ込むの結構大変...(